なでしこ、金より輝く銀！！

現在、欧州のチームに移籍して活躍する日本人プレーヤーが増えてきました。代表の半分が欧州リーグに移籍しているメンバーになりつつあります。それらの選手たちの活躍や話題を中心に毎日、このブログでお送りしています。一緒に日本代表を応援しましょう。あと、大リーグの日本人情報やフィギュア・スケートなどの話題も都度入れています。

＜なでしこ、金より輝く銀！！＞

なでしこジャパンがあと１歩で金メダルを逃した。昨年のＷ杯に続く米国との決勝で、試合終了間際まで攻め続けたが、あと１点が奪えず、１－２で敗れ、銀メダルに終わった。しかし、なでしこたちには、今、やれることを出し切ったという充実感があった。前半のハンドを審判が取らなかったのは大きかった。流れが変わっただけにとって欲しかった。しかし、なでしこはＷ杯の時よりも確実に進化していた。最初の１５分こそ、殆ど守勢だったが、その後は寧ろ試合をコントロールして決定機を多く作り出したのはなでしこの方だった。事実、米国など他の海外勢も日本のパスサッカーを参考にしてつなぎが良くなっていたが、それを上回るパスサッカーを展開した決勝はなでしこの集大成と言えるだろう。最後の決め手の差というよりも運が米国に向いたということで金メダルは米国に転がり込んだが、金メダル以上に輝いたなでしこたちであった。Ｗ杯に続く好勝負で、世界トップに君臨してきた米国と互角の勝負をできる実力を証明した。４年後の五輪へ、夢は引き継がれた。

＜海外組の試合情報＞

・ヨーロッパリーグ予選3回戦のセカンドレグ、長友のインテルはホームでハイデュク・スプリトと対戦した。アウェーでのファーストレグを３－０で先勝していたインテルは、スナイデルやミリートが先発出場。長友はベンチスタートとなった。インテルは、23分にPKから失点すると、1点ビハインドのまま前半を折り返した。同点を狙った後半に入ると、55分に長友を投入するが、直後に失点。58分にヴコヴィッチに追加点を許してしまった。２点リードを許したインテルは、ロンゴらを送り込み、反撃を目指したが無得点。ホームで０－２と完封負けを喫した。なお、2試合合計スコアでは３－２と上回り、ヨーロッパリーグ本大会の出場権を懸けたプレーオフに進出した。うーん、インテルはまだ、修正点が多いようだ。長友もスタメンが保障されている訳ではなさそうだ。頑張って、フルシーズンレギュラー確保だ。更には、サイドバック世界一への階段を登れ、長友！！

・ヨーロッパリーグ予選3回戦のセカンドレグ、ハーフナーと安田のフィテッセは、ホームでアンジ・マハチカラと対戦し、アンジのエトーに2ゴールを奪われ、０－２で敗れた。フィテッセは、２試合合計スコアでも０－４と下回り、敗退が決まった。なお、安田はフル出場、ハーフナーも74分から途中出場している。国内リーグがすぐに始まる。気持ちを切り替えて、来季は予選なしで出場できるよう頑張れ、ハーフナー、安田！！

・ 酒井宏樹のハノーファーは、ＥＬ予選でホームでセント・パトリックスと対戦して、２－０で快勝。２試合合計スコアでは、５－０と上回って本大会出場権を懸けたプレーオフ進出を決めた。酒井はロンドン・オリンピックに出場のため、欠場している。プレーオフの組み合わせは10日に決定する。

＜その他の話題＞

・五輪サッカー女子の3位決定戦が行われ、カナダのマースソンが後半のロスタイムにゴールを決め、１－０でフランスを下し、初のメダルを獲得した。シュート数はフランスの２５本に対し、カナダは４本。猛攻にさらされ続けたが、耐えに耐え、最後に悲願の銅メダルを手にした。

・オランダのエールディヴィジが１０日のウィレム２－ＮＡＣ戦で開幕する。１１日には吉田とカレンのＶＶＶフェンロがヘラクレスと対戦。１２日には高木善朗のユトレヒトが昨季２位フェイエノールト、ハーフナーと安田のフィテッセがデンハーグと激突する。昨季、日本人所属チームで最高の７位だったフィテッセにはさらなる上位進出が期待される。吉田は移籍するだろう。しかし、カレン、高木、ハーフナー、安田ともレギュラーは確約されていないだけに、しっかりアピールしてさらなるステップアップを狙え。