考える道具を考える -70ページ目

考える道具を考える

The instrument which I think

最近、しみじみ思います。
有難うございました!という言葉に出会うことが少なくなったと思っていたのですが、日本人は様々な場面で「有難う」をたくさん使っていることを発見したのです。

企業のお客様満足度を向上させる活動をお手伝いしていて、改めてお客様からどの程度「有難う」という言葉を頂くのかカウントしようという運動を提案しました。

窓口で直接お客様と接する人を中心に、「有難う」と言われた時、ポイント1と加算していったのです。
すると驚くことに、1日500人程度のお客様対応をする人は、280人のお客様から「有難う」という言葉を頂いていたのです。これはやっている本人もびっくり。

つまりは、毎日の仕事の中で、言葉に注意を向けない限り、言葉は聞こえていないのだということでした。人間の視覚も、見ているようで見ていない。見えてはいるが見ていない。他人の言葉もまた聞こえているが聞いていない。

自分の意識の持ち方一つで、こんなに多くの人から感謝されているのだという事実は、とても魅力的なことでした。

そして、日本語表記では、最近は「ありがとう」とひらがなで表すのが正しいとされていますが、これは漢字で「有難う」、すなわち「有り難し」という意味をしっかり受け止めることが大切なのだと思い、漢字で書くことをお勧めしました。

いかがでしょうか?






サイレントコメディー・デュオ「が~まるちょば」の二人が、
人気急上昇だ!

関西ではテレビ番組を持っているそうですね。

ケッチとヒロポンという二人の怪しいオジサン? 若者? 中年? が1999年のコンビ結成以来、特に海外で高い評価を得て日本に凱旋帰国? している。 「が~まるちょば」とは、グルジア語で「こんにちは」の意味らしい。

見えない壁がそこにあるように見える!
人間がロボットのように動く!
平坦な舞台に、ボード一枚を挟んで階段に降りていくように見える!

パントマイム。
それは「らしさ」の表現ですね。
誰もが「ない」と分かっている空間に描き出す空想の現実を見る。
人の演技によって表現された「嘘を共感」する。
実に素晴らしい芸術ですね。

この「が~まるちょば」の二人の動きが、
言葉の壁を越え、生活習慣の壁を越え世界に認められているのは良くわかります。

これからも彼らの活躍が楽しみですね!


年末年始に集中して開催される駅伝大会の季節も、
本日の都道府県対抗男子駅伝で終了しましたね。

優勝は長野。準優勝が兵庫、三位が宮崎。
この大会は全体7区間のうち3区間が高校生の担当となります。
従って、優秀な高校生を持つ都道府県が圧倒的に有利ですね。
長野は今年の高校駅伝で優勝した佐久長聖のメンバーが選ばれ、
その実力を余すところなく発揮しました。

高校生のスポーツでの奨学生制度は、
一時期野球で問題視されたことがありましたが、
駅伝ではほとんど問題になりません。

野球でも、駅伝でも、やはり優れた指導者のいる学校に入りたいと思う気持ちは大切で、そういう機会に接するチャンスがある選手は、積極的に門を叩くのはいいことだと思いますね。

世界に通用する選手の育成は、
やはりコーチや監督などの指導者の力が大きい。
優秀な指導者を育成することに、国はもっと力を注ぐべきだと思いますね。

どう思いますか?

本日1月17日、阪神淡路大震災から14年。
大地を揺るがした災害の怖さを忘れてはならないでしょうね。

犠牲になった方の数、6434人。
私達は、この数の魔法に注意したい。

先日、ニューヨークの川に不時着した旅客機の乗客は155人。
幸い全員が救助された。

7年前のアメリカ9.11同時多発テロの犠牲者は、2793人。
もし貿易センターの北棟が満員だったら7500人の犠牲者が出ただろうという予測が出た。

第二次世界大戦の兵士の犠牲者数は、
アメリカが約40万人。イギリスが35万人。
日本は210万人、ドイツが230人。
但し一般市民の犠牲者は日本が最大で50万人。


かつて戦後詩の詩人達、荒地派の詩人たちは、
死者が数で数えられることの意味の置き換えについて警告していたのを記憶している。
死者は一人ひとりなのだ。
しかし、大きな災害、戦争は、死者を纏りの数として数えようとする。
そこには、災害や戦争の本質を覆い隠してしまう数字のマジックがある。

6434人の犠牲者という言い方は、
私はしたくない。阪神淡路の犠牲者は、一人ひとりなのだ!

ご冥福をお祈りいたします。


デジタル家電という言葉が浸透して、家電量販店の店頭には、その象徴として液晶系大型テレビが並んでいます。この高精細な映像機器は、2008年の前半は家電メーカーの利益の大半を占めていました。まぁ、オリンピックが開催されたとかのイベントがあったことも要因の一つですが‥。

ところが、年が明けて1月の売上高シェアを見ると、この商品群では、シャープとSONYの二大メーカーで国内市場の8割を占めてしまっていることが明らかになってきました。勝負がついてしまったように見えます。

iPotの登場によって様相が激変した携帯型音楽プレーヤーは、MACとSONYの二社で全体の7割のシェアを獲得しています。そして‥。

今、市場は、こうしたトップの二大ブランドによる寡占化が急速に進んでいます。

寡占化の背景には、消費者の安全意識が働いています。多様化の時代にこうした寡占化が進むのは不思議ではありませんね。いわば商品選択のキャパシティが広がりすぎれば供給過剰となって、安全で安心して品質の高いブランドに逆に意識が集中しますからね。競争の目標は、上位に食い込めるかどうかにかかってきます。

この寡占化は、第三位以下の企業にとって決して悪いことではありません。
つまり、負けた商品から、さっさと撤退すればいいのですから、その資源を新らしい商品開発に集中すればいいのです。寡占化は、その決断を早めることに繋がります。

こうした寡占化は、しかし、長くは続きません。
消費者は、同じブランドだけで最終的に満足することはないからです。何か新しい仕掛けを持った商品の登場を、今度は期待するのです。

この「新規性」に期待する潜在意識が芽生えるのに、それほどの時間は掛かりません。

その意味で寡占化は、市場への新規参入の最大のチャンスでもあるといえるのです。