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考える道具を考える

The instrument which I think

スマートフォンを持ち歩いていて、
その利便性にちょっぴり感動している中で、
ついにiPadが発売されたのでしたね。

まぁ、行列がどうだとかはいいとして、
画期的なことではあります。

スマートフォンは、やはりなんだかんだ言っても
携帯電話の発展形ですが、
iPadはパソコンの発展形ですから、
機能性はどやらスマートフォンとあまり変わらないまでも、
その基本的ポジションは違うといったほうがいいのでしょう。

これで、今度は、
電車の中では、このA4サイズのボードを動かす乗客の姿が、
あちこちで展開されるのでしょう。

でも満員電車では、ちと、厳しいかな?

私の友人に文章家がいる。

彼に文章を依頼すると、
人物評やインタビュー記事において
抜群の力量を発揮することが多い。

どんなメモのとり方をしているのか聞いたことがある。
彼のノウハウはこうだ。

‥‥

つまり、語尾に注目してメモるんだよね。
発言の中心は、考え方やエピソードのような
事実としての出来事であることは変わらない。
しかし、その事実を語る時の、
その人の語り、口調、特に語尾を注意深く書きこむんだね。

例えば、
生まれ故郷のことを聞いているとき、
‥‥だよね‥。
‥‥だったかな‥。
‥‥というわけさ‥。

こんな語尾が続くとする。
彼は、記憶の世界の中で、
いろいろな道筋をたどり、
大切なシーンを今に引っ張りだそうとする。

曖昧な語尾が続くときは、
それは過去の演出‥。
断定的な語尾が続くときは、
それは過去の改ざん‥。

語尾は、その人の心の在り処を垣間見せてくれる。

その引き出しの合図が、
語尾にあるというわけだ。

語尾ね‥。

そういえば、
最近の会話の特徴は、
曖昧にして断定しない最近の語尾が多い。

‥‥と思うんですけど‥。

自分と過去との距離感が、
その人物を描くときのコツだとは‥
面白い技術だと思いましたね。

いかがですか?


道端でいきなり、
こんにちは!と声を掛けられた。

  えっ? 知り合い?

にっこり笑顔が清々しい。
中年の女性だ!

表情に記憶があるけど、
名前が出てこない。

きっとどこかで
名刺交換ぐらいはしたのでしょう!
こういう時は、
分らなくても、
「あぁ、どうも! こんにちわ‥」
くらいは言っておく。

後で考えればいいのだ。

山歩きしていれば、
出会う人とは皆一様に大きな声で挨拶する。
都会だって山と同じさ。
知らない人でも、挨拶くらいはしなければね。

‥‥

少し時間が過ぎて、思い出す。
先ほどの女性は、
随分会っていなかった姪だった。

えっ? 大丈夫?

どうも最近、思考の持久力が衰えてきたように感じる。

これは感じることなのか?
‥‥そう、感じることなのです。

思考は、文字通り、思い考えること。
思いは直感で、考えるは論理的な検証でしょうね。

そして、思いのところで、
「思い込み」というマジックに悩まされている。

単純に言えば、「〇〇は何である。」
という結論に一気に進んでしまう癖が頻発する。

日常的には、例えば、人の評価。
あの人間は、あんな特徴がある。
性格はこうだ、ああだ。
一度決め付けると、そこから抜けられない。

これが「老化」なのだろうか?
思考は柔軟でなければならない。
あの人間は、あんな特徴があれば、こんな特徴もある。
人間は場面によって変わるのだ。

そう思えなくなる。
そう考えることが、だんだん面倒くさくなる。
思考の持続力が衰えるということは、
面倒なことに取り組む意欲が衰えることでもあるのでしょう。

もう一度基礎訓練からやり直し。
思考は、深く深く、留まらず。
朝、喫茶店などに集まって、
朝食をとりながら情報交換する会‥
朝活という言葉の意味はこんなところらしい。

夜の勉強会や異業種交流会などは、
時間も合いにくく、運営がばらばらになるが、
朝にはそれがないという。

それにしても、何でも「活」なんですね。
こういう朝食会は、別に今始まったことでもありませんね。

1980年代から、
テーマに対応して朝食会を何度も開催した経験があります。

仕事であったり、個人的な趣味であったり。
朝は頭が冴えているし、
費用も掛からないし、時間を区切って、内容が濃い研究会や勉強会ができる。

但し、どうせやるならと、一流のホテルの部屋を借り切って開催していました。
朝食は、どんなに頑張っても、一人2000円前後。
夜の飲み会になれば、この頭割りでは無理ですからね。
経済的にもいい。

そんな朝の活動が、
今改めて「朝活」と呼ばれてブームになっている。
これは、当然のことなのでしょうね!

朝の3時間は、1日の大半の仕事がこなせる中身の濃い時間であることは確かですよ!
早起きは三文の得。徳。説く。解く。