●別な角度から見る飲食店の営業戦略(丸亀製麺)


こんにちは、てくさ@地域活性目指しステップアップ中です。


今日も飲食店の話をしてみます。
しかも商業施設出店に成功した丸亀製麺の事例の続きです。
昨日、別な記事を書きましたので、まだの方はぜひこちらをご覧ください。



フードコートのなかでマクドナルドと並ぶくらい圧倒的な勢いを持つ丸亀製麺。
食材の鮮度、という視点で昨日は分析しました。


今回はお店の演出についてです。


フードコートというと注文を受けて、お金の授受があって調理です。
そして出来上がったらお客様を呼んで取りに来ていただく。
この流れが一般的ですね。


最近の大抵の店舗は呼び出しベルを渡して、出来上がったらそのベルが鳴ります。
そしてお客様が取りに行くパターンなのですが、この店は呼び出しベルを使いません。


丸亀さんが呼び出しベルを使わない理由、2つ。
1.お客様を待たせることがないため。
2.並んでいる様を他のお客様に見せることで繁盛店だと思わせるため。


既に茹でているうどんです。さっとお湯を通したり、再度水に湯がくだけで出来上がり。
わざわざお客様が席に戻ったほうが時間がかかるわけです。
これが1.の背景。


では、2は?


これは自分にあてはめれば納得します。
どこか友人とご飯を食べにいったとき、お客さんが誰もおらず、
店員さんも暇そうにしているお店に行きますか?


食べたいものがはっきり決まっていれば入るかもしれませんが、
商業施設に来てから、どこで食べようか、と考えるようなケースでは
選択肢からはずれませんか?暇な店って。


それと同じ。人だかりに人だかりができるように自然な集客を望んでいます。
店員さんが店舗前で呼び込みしている姿はとんと見ません。
お客様を店頭からいなくならないようにするのは、さらにお客様を呼び込むための仕掛けです。


しかしですね、これをやるにはひとつ注意があります。


それは何か?
お客様が並んでいる時間を暇にさせない工夫が必要になるんです。
でないと、クレームにつながります。


楽しい時間は1時間でも早いと思うように、ただ待つだけの時間はたとえ1分でも
長くてしょうがないのです。


その点、丸亀さんの店づくりを見ると全面オープンです。
麺を打っているところ、てんぷらをあげているところ、麺をゆでているところ、
麺を盛っているところ、見えますよね。


調理風景が全部丸見えなんです。
自分の料理が目の前で作っているのを見るのというのは楽しいものです。
しかも出来立てです。それをお客様は確かにこの目で見ているんです。

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もちろん提供までに時間がかかりすぎてはダメですが、
並んでお店を見てもらっている時間はまぎれもない丸亀製麺ブランドを
お客様に伝えることのできる重要で濃密な時間です。


食材だけではなく、お客様自体をも自店のブランディングにうまく活用する、
うまいものですよね。


「接触するチャネルをメディアに変える」、その貪欲さは学びたいところです。


次回もまた丸亀製麺シリーズ続けます。次は衛生面の角度からつつきますね。
●選ぶ食材で鮮度が変わるというマジック


こんにちは、てくさ@地域活性目指しステップアップ中です。


今日も行きます、飲食店がらみのネタ。
今月の残り、全てこれでチャレンジしてみようかな。(笑)


いろんな飲食店を見てきたなかで業種としてこれはやるな、と思った話について
今回はしてみますね。


目線は飲食店業者の視点です。
しかし、お客さまにとって関係のある話でもあるんです。


今回はさっそく答えでから行きます。讃岐うどんがあっぱれです。
しかもチェーンとして展開している丸亀製麺の戦略からのお話です。


丸亀製麺はセルフ型のうどん屋です。
しかも商業施設内飲食店でもトップクラスのキラーショップです。
私は勝手に「和のマクドナルド」と思っています。


そのくらいに気楽に食べれて、マクドナルドのようにコストパフォーマンスがよい。


この店がタイトルとどんな関係があるのか。
ポイントは「讃岐うどん」なんです。


”讃岐うどん”は鮮度という視点において
他の食材にはなかなか真似できないマジックを持っているんです。
稲庭うどんではダメでしょうね。


ひとつひとつ答えを明らかにしていきます。


さてここでクエスチョン。
あるお寿司屋さんカウンターであなたは食べていました。
板さんの握った寿司が目の前にあります。
でも実はこのお寿司、30分前に握った寿司なんです。


もうアウトですよね。鮮度が悪い食べ物としか思えません。
かぴかぴでしょうしね。


でも讃岐うどん(丸亀製麺)は違うんです。
丸亀さんは30分前に茹でたうどんを、提供する時にさっと湯がいて
「かけうどん」とかにして出していたりするんですよ、しかもお客様の目の前で。
全然気にしていません。逆に人気は高まるばかり。(笑)


食材によって新鮮の基準は違う、そこを突いたわけです。
その背景にある「お客様の先入観」と「食材の質」をうまく利用して。


製造者としては30分のバッファを見ながら、お客様の流れや混雑を見ながら
食材費のコントロールできるメリットがある。
お客様も特にそこは気にしない。


お客様が満足するレベルで、かつどれだけ店舗のオペレーションや経費の負担を
軽くできるのか、これをどの業種も考えています。
たいていは食材費を落としたり、人件費を軽くしたりして取り組む例が大抵です。


丸亀さんは食材を利用したのです。


勘ぐりすぎでしょうか。(笑)


次回はもう少し丸亀さんを突っついてみたいと思います。
このお店は本当に個性あっておもしろいので徹底して分析します。(笑)
●初めて自分の店を持つときに陥りやすい罠


こんにちは、てくさ@地域貢献目指しステップアップ中です。


商業施設の開業経験を振り返り、この記事を書いています。
今回は何十店舗もの飲食店のオープンを見てきて気付いたことをまとめています。


「初めて自分の店を持つときに陥りやすい罠。」


商業施設に新業態で出店するに伴い、新しい店舗デザインを行おうと
図面を持ってくるテナント出店者さんがいました。


初の業態のためいろんな構想が湧きます。
少し店内は薄暗くして、照明もかっこよくプライベート感あふれるように
個室になるよう意識してみたりして・・・。


プライベート感大事ですよね。
雰囲気いいところで食べるのはちょっと非日常感があっていいですよね。


でもよくこんなことが起こるんです。
店員さんが待機している場所から席が見えない。
プライベート感演出して、間仕切りで一席一席区切っているから見えない。


お客様のオーダーはテンポよく取れるの?タイミング良くバッシングはできるの?
外ではお客様が待っているんだよ?なんて問題、オープンしてからよく起こります。
そして人件費増。壁がなければ一人でよかったのに、
二人じゃないとサービスレベルを保てない。


作っている間は楽しいし、夢中になっているから見えないんですよね。
しかも建築家も自分の作品だからオープン後のオペレーションよりも
デザイン性だったりするんです。


ちょっとしたことでもそれが毎日続く不便ならば店員さんは疲弊し、
それはお客さまに還元されます。悪い意味で。


最終的には、飲食店はお客様からお金をいただいて、
お店を運営していかなければいけませんよね。


ささいな不便はいずれ大きな負担を強いることになります。ご注意を。