後一時間で… | いーくんのテキトーブログ

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神戸市西区で土建屋やってるオタクなオッサンがホンマにど~でもえ~話を書いてるテキトーなブログですがたま~にマジメな話も書いたりしております(^-^)v

おはよーございます。

今日は忘れてはならない

阪神淡路大震災のあった日ですね。

後一時間くらいしたら震災のあった時間になります。
毎年この時期になるとあの時を思いだします。って言うのも俺の知り合いが震災で死んだ日でもありますから。

その震災で死んだ友人は俺が当日付き合っていた彼女の友人(高校1年生)でした。

俺と付き合っていた彼女とで俺の友達にその彼女を紹介したりして4人でよく遊んだりしたもんです。

で、俺の友達が彼女と2人でデートして夜に家まで送って行ってバイバイした次の日の朝、震災で死んでしまいました。

地震があった時から連絡は取れなくなり


(当時は携帯なんか高くて持てなかった)


友達と『大丈夫かなぁ』って言ってたら何日かして

俺の付き合っていた彼女から連絡があり


『H子、死んだ…、今、須磨の公民館が遺体安置所になっててそこにいるみたい。親から連絡があった』


って家に連絡が入りました。

死んだ友人は板宿駅近くに住んでいて、家は全壊し、両親たちは2階でいて全員無事でその彼女だけ1階で即死だったみたい。


親はすぐ友達に連絡して俺の彼女と3人で地下鉄伊川谷駅から板宿までぎゅうぎゅう詰めの電車でなんとか板宿まで行って雨の中歩いて須磨の公民館まで行きました。途中、自衛隊や警察の方々が誘導する道を通ってグルグル周り道して、やっと着いたのを憶えています。

公民館は炊き出ししてあったり、仮設電話が引いてあったり、トイレ、水道など全て長蛇の列でした。

で、その公民館…遺体安置所になってたんやけど

もの凄い数の遺体があり、置ききれないくらいで、始めの方に持ってきた遺体は体育館にちゃんと棺桶に入って並べてあったけど、後の方にきたやつは階段の踊り場とかにブルーシートでくるんで並べてました。

幸い俺の友人はちゃんと棺桶に入ってました。探し出す間は憂鬱で憂鬱で。棺桶を見つけて蓋を開けて確認したら顔は綺麗なままでよかった。女の子やから死ぬ時は綺麗なほうがえーもんね。

俺の友達が超ショックをうけてヘタリ込んでました。そりゃ、そうやな。

前の日のほんの5時間くらい前にバイバイした次の日の朝、死んだんやから。

3人で花を置いて後にしました。




あれからもう十何年かたちますね。


街は綺麗になり、神戸の街も様変わりしてあの時の面影も全くと言っていいほどありませんが

神戸市民は絶対忘れてはいけない事だと思います。

俺は『自分に出来る事は何か?』

と思い、土建屋やってた事もあって地震の復旧工事で寝ないで働きました。

今まではチャラチャラと仕事してましたがあの日を境に遊び半分で仕事するのをやめて真剣にやる事にしたのを憶えています。

もうすぐ地震の時間ですね。

真摯に受け止めて

地震で亡くなった全ての方々にご冥福お祈りいたします。