あれから5年。
アメリカで起こった同時多発テロ。僕は当時17歳だった。
テレビを見てすごく驚いたのを覚えてる。
世界貿易センタービルの崩壊。
被害者は3000人にも及ぶそうだ。
しかも、そのうち約100名は身投げ、つまり自殺・・・。
今日、テレビの番組で言ってた言葉が印象的だ。
「5年前のあの日、あの時自分が何をしていたかを、
これほどはっきりと覚えている日は他にはない」
僕はあの日、友達の家から帰ってきたとこだった。
誰と会っていたかもよく覚えてる。
あの瞬間、遠い空の下で、多くの人が亡くなった。
脱出できた人、逃げ遅れた人、奇跡的に助かった人。
それぞれに、それぞれの物語がある。
ちっぽけな僕に出来ることと言ったら、
犠牲になった多くの人たちに想いを馳せ、
そしてずっと心の中に、
忘れずにしまっておくことなのかなって思う。
以前読んだ本に、こんな言葉があった。
『人が本当に死ぬのは、全ての人から忘れ去られた時なんだよ』
世界が平和でありますように。