彼は私がいってしまったので
はいったままでしばし動きをとめてくれた。
「…ここまでこんなこと続けるとは思わなかった…」
「そうだね、ここまでになるとはね。だってさ、僕たち相性がいいんだもん。それに僕、tefeさんのそういう顔が好きなんだもん。」
「どんな?汗だくの顔?」
「感じてる顔。たくさん感じて気持ち良くなった顔だよ。ほら、こういうのどう?」
「いやっ…気持ちいい…!さっきいっちゃったばっかりなんだから少し休ませて…」
「ふふっそういう顔が好きなんだ」
「ばか…私…セックスがこんなに気持ちいいって知らなかった」
「年取ってから知るとタチが悪いよね 20代でやりまくってたらこうはならなかったんじゃない?」
「…わかんない…知らない。わたしお勉強が忙しかったから、そういう時間なかったし…」
「知ってる。きっとtefeさんは本当のセックスをしたことなかったんだよ。だからtefeさんは僕にこんなに仕込まれちゃったんだ。これが本当のセックスだよ?子作りセックスとは違うでしょ?僕らまぐわってるんだ。」
彼の楽しそうな軽やかな動きに伴って、ぴっちゃぴっちゃ、ぴっちゃぴっちゃと音がする
「ううっ…気持ちいい…女の身体で良かった…」
あっあっあっあっ…という喘ぎ声と
ぴっちゃぴっちゃぴっちゃぴっちゃという水音が
連動しながら部屋を満たした。
「僕も気持ちいいけど、tefeさんの乱れ具合が好きなんだ。こんなに真面目な人ががこんなに滅茶苦茶になっちゃうなんてさ。可愛いよ。
tefeさんの顔を見てると、よっぽど気持ちいいんだろうなって思って僕ますます興奮するよ」
私にはいったまま、彼は私の首筋から肩にかけて
熱い唇を這わせてきた。
これまでのセックスで、私の首まわりから子宮を繋ぐ性感帯のルートがしっかりできてしまっていた。
「いやん…そこからなんか出ちゃう…ベロがいやらしい…あそこと繋がってる感じがする…やめて…だめ…犯さないで…ああ…いいっ…やめて…気持ちいい ああぁぁ…あそこが熱い…あっあっあっ…!」
「あ〜 潮吹いちゃったね」
「わたしの身体に変な回路つけないで…」
「僕に回線しなおされちゃったね」
「いまあそこがいっぱいになって気持ち良くなっちゃった…」
すかさず彼の指がお尻の方に伸びた。
「変なことしないで…?やめて…触らないで…!
エッチやめてやめてやめて…ああっ…!」
おしりをいじられて、どこまで広がるのか得体が知れない、甘く深い快感が湧きあがる。声のトーンが上がった。
「可愛いなぁtefeは。◯◯◯◯に僕のこれをつっこまれて、おしりに指いれられるのがそんなに気持ちいいんだね。すごくいいよ、身体に正直になってもっと感じて?」
「きもちいい…どこ触られてるかよくわからないのに、たまらなくきもちいいの…もう死ぬ…しんじゃいそう…なんか私金魚みたい…息が苦しくてパクパクしちゃう…」
「大丈夫?」
「だめ…!大丈夫じゃない…ばか…!
…でも、ばかっていっても本当に馬鹿って思ってるわけじゃないですよ…私をこんな風にしてひどい人…ってこと…」
また彼がディープキスをしてきた。私の口を塞ぐように、とても長いあいだ続いた。
「んん〜ッ!んっ!んっ!」
彼のものと指が私のあそことおしりに入った状態で
身体をよじると、知らなかった快感が二重三重に私を苛めた。
ぼーっとしていく頭の中、“あぁ、あれはこの感覚を
表現してたんだな、、”と浮かんだ絵のイメージがあった。
官能的に描かれた、囚われの身の女性が、ほんの少しでも動いたり逃げようとするほど快感が高まっていってしまう様子を描いた絵だ。
ヨーロッパの昔の細密画や版画にある、裸の女性が棘のある蔓草にグルグル巻きにされて少しずつ肌に食い込んでくるモチーフ。日本の妖艶な雰囲気の絵の、蜘蛛の糸や紐などで性器や胸の先端を刺激するように縛られていて、少しでも身動きしようものなら快感に苛められるモチーフ。苦痛と快感に顔を歪めた表現が印象的なところが共通している。
私はまるで、
ああいう絵に描かれた女性に描かれた気分だった。
身悶えている私の肩を、彼はまたいやらしく舐めはじめた。
「あっ…なんで?…そこがすごく感じちゃう…ああっ…!」
「うわっ またビクビクしてる。今日は何回目?」
「…」
私は彼にいれられたまま、おしりもいじられながら、肩を舐められる刺激でいってしまった。
肩を舐められることが引き金になるなんて、
本当に不思議だ。
※この前後にも、そういう現象がたびたびあって、
そのうちアナル刺激と連動するオーガズムでも引き金をひくようになってしまいました。
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