「ぐらぐらで噛めない。痛い。膿が出て臭いがする。」



原色虫歯図鑑

かなり進んだ歯槽膿漏です。白いものはポケットから溢れ出た膿です。横揺れは回復の可能性を秘めていますが、押して縦に沈み込む場合は、ほぼ間違いなく抜歯です。



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レントゲンでみると、骨の吸収が根っこの先まで及んでいます。


こうなると100%抜歯です。もはや体がこの歯自体を異物として認識し、排出しようとしているのです。残しておくと歯槽膿漏の菌に快適な住処を与え、自分の骨を溶かしていくのです。



西洋医学にはこのような状態になった歯を救う術はありません。前向きに受け入れて、次の段階を考えていきましょう。




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抜去された歯をみて下さい。根っこの真ん中程まで歯石が付いています。歯根の表面を覆う歯根膜という組織ももはや破壊され、このような歯は当然再稙や移植もできません。








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抜いた直後です。

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翌日には腫れもひき、傷の状態も非常にきれいですね。

歯垢(プラーク)や歯石は、それ自体が歯槽膿漏の菌の塊である。



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これは歯と歯ぐきの際の溝(歯肉溝)を図る器具である。健康な歯肉溝は1~2mmである。これより深い場合は病的に骨の吸収が起こっている事が多く、「ポケット」と呼ばれる。


では、歯槽膿漏の人のポケットはどうなっているのかみてみよう。



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器具が根元までズボッと入っている。






歯ぐきの中は…


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歯石が黒くこびりつき、骨が下がっているのがよくわかる。


歯槽膿漏の菌は、空気に触れない場所を好んで繁殖する。このように骨が溶かされ始めると、ポケットの中で菌は好き放題増殖し、気がつかないうちに骨は下がり続けるのである。


これにさらに咬み合わせの負担が加わると、一気に歯はグラグラになるのである。



歯槽膿漏の治療・予防で最も大切なのは、歯肉溝(ポケット)を磨く事であるのは言うまでもない。





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毛先をポケットにいれる為には、このように毛先がギザギザしたものが適している。


磨き方のコツは、目安としてポケットに対して斜め45°で2本ずつ20回磨いていって下さい。上の奥歯の頬側側面は、口を半分ぐらい閉じた状態が磨きやすいです。


出血する個所は普段磨けていない場所です。もし痛いようならブラシの硬さを軟らかくし、その分細かく時間をかけて磨いて下さい。



自分は歯槽膿漏なのだろうか…。


誰もが気になるところであろう。しかし歯医者さんに言わせれば、程度に差はあれど、ほぼ全ての人が歯槽膿漏である。


というのも、誰もがお口の中に歯槽膿漏の菌を保有しているからである。


歯肉炎、歯周炎、歯周病、歯槽膿漏。似たような名前がたくさんあり、ここで訳が分からなくなっている人も多いのではないか。まずはここを整理してみよう。



①歯肉炎:歯ぐき(歯肉)が炎症を起こした状態


②歯周炎(=歯周病、歯槽膿漏):歯ぐきの中にある歯を支える骨(歯周)が、炎症により溶かされた状態。

       


つまり、歯肉炎がひどくなったのが歯周炎(歯槽膿漏)である。


歯ブラシで歯と歯ぐきの際を磨いてみよう。必ず歯ぐきに毛先を当ててみて下さい。


これで出血する人はまず「歯肉炎」が確定です。