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優れた美人になるために

32歳になってからはじめた(2008年4月スタート)歯列矯正の日記です

ここでなんだかんだ書いていてもやはりどういう歯並びなのか、きちんと画像で示さなくては読者にとってもおもしろくないだろうから、恥をしのんで私の歯の写真を公開する。


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治療前(正面)



ひどい歯並びだ。

向かって左(本人の右側)に八重歯、隣の歯は内側に入り込んでいる。

上の歯と下の歯の真ん中のラインが歯の一本分ほどずれている。



治療前(左から)


横から見ると受け口ぎみなのがわかる。

上下の歯の先がぴったりと合っているからだ。

本来なら上の歯が下の歯にかぶさるようにならなければならない。




治療前(右から)

こちらの角度から見ると、八重歯さえ見えなければ歯並びが悪いことがわかりづらい。

そのため、私は写真はいつもこの左側から撮られるのを好んでいる。


こんなにひどい歯並びなのに、毎日見ていると「そんなに悪くないかな」と思い込み、この状態で32歳まで放置していたのが恐ろしい。



検査の一週間後に矯正歯科に訪れる。

最初に歯のクリーニングをやることになる。歯石をとるときのあのキュイイィィーンっていう音が神経を触り思わず手を上げてしまいそうになるが、なんとか我慢。それから院長が歯の一本一本にフロスをかけてくれ、その後歯のクリーニング。こんなに丁寧に歯を磨いてくれるとはまるでエステのような感覚だ。


それが終わると矯正歯科医から治療方針の説明があった。

私の場合、歯を四本抜かなければならないらしい。左側上四番と下五番、右側上四番と下四番を抜いて、 全体的に右側にずれている上の歯を左に動かし、 やや左側にずれている下の歯を右に動かして 上下をそろえるそうだ。やや受け口気味になっているのは 上の歯がすこし内側に生えているためで あごの骨自体は普通らしい。

あごのラインも顔のゆがみも 歯並びを治したらだいぶ改善されるらしい。なんとすばらしい。

2年間は矯正器具をつけ、それが終わったら、次はリテーナー(2年間)。 リテーナーの2年目は寝るときと家にいるときつければいいらしい。 こうなったらだいぶ楽になりそうだなあ。 終わるのは2012年。私、36才だ・・・・・・。いやいや、まだ女ざかりでしょう。

院長は「今日帰ってみて本当にやるかどうかよく考えてください」 と言ったが(ここの歯科は押し付けがましくないところが本当にいいと思う)、 もともと半年前に診断して、それからずっと考えてきてやっと精密検査を受けたほどなので、さすがに先生もわかってる様子。「すぐに抜歯してくるので次回の予約をいれてください」と言い、院長に抜歯をするための紹介状を書いてもらい、 教えてもらった近くの歯医者で抜歯を二本(左側上下)すませてきた。 保険治療ではないので抜歯は一本5000円。 麻酔が効いていたので全然痛くなかったけど、 大量の血が口にみるみるたまってきてびっくりした・・・。

思っていたよりも抜歯に時間がかかったので、晩御飯は作る時間もなく、つれが帰ってきたら近所の中華料理屋に行く。右側でかむようにして食べたのだが、 まだ麻酔が残っていたこともあって食べ物がこぼれるし、 あまり噛まずに飲み込む。 スパイシーな物はさけようねと言ったのにもかかわらず、つれはカレーチャーハンを頼んでおり、ちょっとイラっとしてしまうが、これも食べる。

二ッって笑うと歯抜けがわかるので大きく笑わないようにしよう。。。

結婚式が終わり、半年振りにCオフィス(矯正歯科)に電話し、精密検査の予約を入れる。


この矯正歯科にはふたりの医師がおり、ひとりは矯正専門だが、もうひとりの院長は予防歯科の専門らしい。無料診断のときは院長から話を聞いたのだが、今日は矯正専門の医師が検査を行った。


精密検査はレントゲンと歯型とりと噛み合わせのチェックだった。私の顔の周りをぐるりと一周しながらレントゲンの機械が奏でるのは「It's a small world」のメロディ。ディズニーランドの超がら空きスポット、疲れたときに休みがてら船に乗って民族衣装を着た電動人形を眺めるスモールワールドのあの曲である。なぜこの曲が・・・、とおそらくここでレントゲン撮影をした人はみな思うことであろうことを私もふと思い、終わると先生が「何の曲が流れましたか~?」と笑顔で聞いてくるので、おずおずと「イッツアスモールワールドが・・・」と答える。なぜかなんとなく恥ずかしい。


それから診療台に座って歯型を取る。先生はペーストを練りながら「歯型を取ったことはありますか?」と聞くので「ホワイトニングをしたときにマウスピースを作りました」と正直に答えると「ホワイトニングは歯を溶かしているんです。虫歯をみずから作っているようなものです。やめたほうがいいですよ」と淡々と、でも表情は笑顔のまま言い、なんてことを私はしていたんだと、ものすごい恐怖心を抱くが「結婚式のためにやっていて・・・」と言うと先生は「まあそういう時ぐらいだったらいいですけどね」と言ってくれた。先生がもったりもったりとペーストを練っている横で、帰宅したら冷蔵庫に残っているホワイトニング薬剤をすべて破棄することを考える。


銀色の枠につめられたやわらかく冷たいペーストをまずは下の歯に当てて数分間そのままの状態で待つ。そして、先生がはずしますよーと言い、口に手を入れるとペーストはすでに固まっており、かぱっときれいに外れる。同様の手順で上の歯の歯型もとる。歯型を取った後は、かみ合わせのチェックのためなのか、ピンク色の硬いゴムのようなものを噛んでくださいというので、しばらく噛んで歯形をつける。


検査はこれで終了し、あとは院長によるフロス歯磨きの指導だった。私は一度も虫歯を作ったことがない。自分の歯の磨き方について自信があるわけではないが、おそらく歯そのものが丈夫で虫歯ができにくいのであろう。そのため歯磨きについて特別私は関心を持ったことがなく、いつもドラッグストアで安売りしている歯ブラシと歯磨き粉でしゃかしゃかと磨くだけである。フロスなんて面倒な歯磨きの方法は一度もやったことがない。


ここの矯正歯科の特徴としてはフロスの歯磨き指導があるのだが、まず最初に糸の取り出し方、指の巻き付け方、磨くときの指の構え方など先生が隣に座って丁寧に教えてくださる。しかし、はじめてなのでまったく勝手がわからず、おまけに不器用なので先生が動かすように指がまったく動かない。「左の中指をもっとこういう角度で」などと先生が教えてくれるが、その角度を私がするとかなり不自然な手の動きになり、こうなると口の中に入れるのもかなり難しい。指だけでなく手首の角度もかなり重要で、思っていたように体(手首、指先)は動かず私も中年(30代)になったなと思い知らさせる。


またその場でフロスを使って自分の歯を磨くことになるのだが、鏡もなく自分の歯がどこにあるのかわからないままこのあたりに歯があるだろうかという感じで勘でフロスをあて、こするとなにやら汚れがでてきているらしく、先生が「あっ、いま出てきましたよ」などと言うがさっぱりわからない。口全体によだれもたまってきて、フロスの糸も血で赤く染まっているし、汚いうえに恥ずかしい。はやくフロス指導が終わって欲しいと思ったが、私の技術習得が低いため先生もすぐには終わらせてくれず、しばらくそのようなやりとりが続き、まるで個人指導の塾でわからないのに先生がずっと隣に座って算数が解けるまで帰らせてくれない小学生の気分になる。


体は中年なのに、心は何もできない頭の悪い小学生。

この日の精密検査の結果は一週間後に教えてもらうことになる。