急かされる梅雨の明けた朝。 なんとも攻撃的で直線的な太陽がやってきた。 いよいよ、夏がやってきたのだ。 真東に開いた窓から、容赦ない光線が送り込まれる。 早く起きろと、急かされる。 東向きの仲間たちも、そろそろ動き始めた頃だろうか。 今日も暑くなるだろう。
待ち焦がれた日重い梅雨空が続いていたが、珍しく晴れた日。 太陽が、久しぶりにその姿を垣間見せる。 地平の雲は幾層にも重なり、朝日の輝きはぼやけたものになる。 が、それは地平の彼方だけだ。 やがて太陽が強烈な自己主張を始めるだろう。 今日は、雨の間にたまっていたことを全部済ませてしまおう。
雲界への誘い激しい雨が降った翌日。 カメラを構えたところに、小さな雲の切れ間から太陽が覗く。 幾重にも重なった雲、茫漠と光を放つ太陽。 一瞬、自分が雲の中にいるような錯覚を覚える。 が、すぐに太陽は雲の彼方へ去り、重苦しい世界に引き戻される。 心に焼き付けられた、あの世界が忘れられない。