雲界への誘い激しい雨が降った翌日。 カメラを構えたところに、小さな雲の切れ間から太陽が覗く。 幾重にも重なった雲、茫漠と光を放つ太陽。 一瞬、自分が雲の中にいるような錯覚を覚える。 が、すぐに太陽は雲の彼方へ去り、重苦しい世界に引き戻される。 心に焼き付けられた、あの世界が忘れられない。