明け方、日の出前。

様々な色が空を彩り、めまぐるしく変わっていく。

薄闇に沈んだ地上が、すこしずつ色を取り戻していく。

Una

一日の始まり。そこに暮らす人々が、動き始める頃。

この時間の街を、ぼうっと眺めるのが好きだ。

目を覚ましてもぞもぞと起きだすような、大きな生き物にも見える街は

たまに、少し具合が悪い日もあるけれど。

それでも、決して沈んだままではいない。

頑張れ。

頑張ろう。

久しぶりの景色は、やっぱり、なにも変わってなく。

ただ、日の高さが、季節の進みを語っている。

Una

強すぎる感情や、つらすぎる出来事に、心が押し潰されそうになっても

息ができないほど重いプレッシャーで、暗闇から抜け出せそうにないときでも

朝は、また来る。

いつもと変わらず。

そうやって、季節は巡っていくのだ。

Una

ひとりぼっちは、けっして悲しいことじゃない。

いっそ消えてしまおう、と考えるほどのことじゃない。

みんな、心の中に寂しさを抱えているけれど

その先を信じて、両足で立って、歩き出すのだ。

みんな、ひとり。

でも、ひとりじゃないのだ。

春の日。

雲はまだ、多いけれど。

空の広がりは、変わらない。

昇る太陽も、変わらない。

Una

まだまだ、安心は、できないけれど。

みんなの思いは、変わらない。

みんなの願いも、変わらない。