今日の首都圏は最高気温が10℃にいかない肌寒い陽気でしたここ何日かでは暖かく、春も近いような気温の日もありましたが寒さが戻ってきた感じです。
暖かい日がある反面、今日のような真冬の寒さの陽気の日もあり案の定桜の開花も遅れ気味だそうです。
平均すると例年通りか、まだまだ暖冬傾向なのでしょうが寒暖の差は後で体にダメージがあることが多いですよね。
やはり週末は暖かい日差しに迎えられたい気分ですが、雨の降る日はインドアで音楽に触れて、音の感覚を研ぎ澄ましてみるのも良いかもしれません・・・。
「そんな暇はない!」と怒られるかもしれませんが、最近ある打合せの中で日本人の睡眠時間と体の健康について聞く機会がありました。
その中でバッハの「ゴールドベルク変奏曲」がテーマとして出ていました。言わずと知れた名曲の一つですが、これはカイザーリンクという伯爵が睡眠障害に陥っていて、その解消のためにバッハが作曲したと言われているそうです。
チェンバロのためのアリアと30の変奏曲。何か一定の型を持っていて、その形式美できれいな音が続いていきその美しいメロディが何とも言えない安心感を生むのでしょうか??
曲には後付けでしょうが、詩のような解釈があるようで次の通りと言われているそうです
アリア:夢の国の風景を見る自分と母親
第1変奏:夢の中で駆け回る風景
第6変奏:いたずらっぽく遊びまわる自分
第8変奏:気を引こうと母親や友人を取り込もうとする自分
第12変奏:積み木を積み上げて夢の国へ届くように願う気持ち
第15変奏:外は雨。家の中で過ごす様子
第18変奏:やっと晴れて外へ向かう気分
第20変奏:てくてく外を歩いている様子
第25変奏:いたずらを母親に怒られて泣いている様子
第28変奏:踊りながら楽しそうにしている様子
アリア:今日も楽しく遊んだ解放感に包まれている様子
曲の持つ透明感や純粋な気持ちが伝わってくるような解釈をされているように思いました。♬
バッハ特有の「無味を味わう」感覚の代表的な曲のように思います。睡眠導入曲?としては最適かもしれませんね🎼
因みに伯爵は無事に眠られて、バッハはチェンバロ奏者として伯爵のお抱え音楽家となったそうです。