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◆前日終値

日経平均19499、米ドル108.4、長期金利-0.005、原油23、

騰落レシオ91、25日平均乖離5.27、空売り比率46.9

 

◆寄り前動向
ダウ+1.22%
◆イベントリスク

<上昇リスク>

アベノミクス-数年に一度

<下降リスク>
イギリスのEU離脱-数か月~数年

FOMC出口戦略-数ヶ月~数年

トランプリスク-数ヶ月~数年

コロナ・ショック―数ヶ月~数年

◆現況
下落

次の目標14673

◆歳時記

3/20 春分の日

 

 

昨日のNYダウは休場

Date Open High Low Close    
Apr 09, 2020 23,690.66 24,008.99 23,504.09 23,719.37    
Apr 08, 2020 22,893.47 23,513.40 22,682.99 23,433.57

欧米はイースターで休場。アジアは総じて軟調でした。

 

 

昨日の日経平均は反騰。

日付 始値 高値 安値 終値
2020年4月10日 19,500.07 19,500.07 19,235.96 19,498.5
2020年4月9日 19,376 19,406.96 19,158.55 19,345.77

10日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比152円73銭(0.79%)高の1万9498円50銭で終えた。米連邦準備理事会(FRB)が9日に大規模な金融支援策を決定し、前日の米株式相場が上昇して投資家心理の支えになった。半面、東京都を中心に新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、経済活動が長期間停滞するとの警戒感が上値を抑えた。

 

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

 

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前日日中陰線

週間上昇

月間上昇

揉み合い

 

昨夜のNY市場は休場でしたが為替が下落しており、、今日の日経平均は軟調なスタート。

前場は揉み合いでしたが、後場は右肩下がりとなり、安値圏で終了しました。

 

リズム的に押しが入るのは仕方がないところですが、やはり値動きがおかしいです。

VIXも高止まりしており、2月以降の下落と同じ。急速な下落と急速な反騰。

同じ波動の中にいる可能性があります。

 

下落率の高さから見て、これ以上の暴落継続はありえないと感じるのですが、想像力が足りないだけかもしれません。

今日から大暴落リスタートになる可能性は、頭の隅に入れておいたほうがいいかもしれません。

 

 


 

「世界は大恐慌以来の景気悪化」IMF専務理事が警鐘

 

【ワシントン=河浪武史】国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ専務理事は9日の講演で「新型コロナウイルスで、2020年の世界経済は大恐慌以来のマイナス成長になる」と指摘した。世界は金融危機だった09年も0.1%のマイナス成長になったが、さらに上回る落ち込みを予測した。世界各国は8兆ドル(約870兆円)の財政出動を用意しているとし、21年には「部分的に持ち直す」と主張した。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57868210Z00C20A4MM8000/

 

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ここまでの動き

S&P500は3/23を底としてリバウンドしました

 

大恐慌との比較です。

大恐慌通りなぞるなら、3/25でリバウンドのはずですが、2日ほどずれました。

波形は似ており、下落率もほぼ同じです。

 

しかしその後の値動きは違います。

S&P500は3/23の底から13営業日で半値戻しを達成しました。

大恐慌のときは半値戻しまで54営業日かかっていますので、今回の方が急速な戻しとなっています。

 

急すぎる戻しは良くありません。

VIXもコールのIVも高すぎ、長続きしません。

むしろこの状況は、下落の途中に出るパターンです。

 

想定の範囲

<想定の下限>

先日の3/23で下げ止まり。これが妥当なところだと思います。

 

今回の波形は大恐慌と同じく、下落の初動に出ていますが、実はリーマン・ショックの日経平均と大恐慌のNYダウもほとんど同じ波形です。

 

リーマンのときは下落の初動ではなく、終盤で出ました。

下落率はほぼ同じ。

相関係数は90を超えます。

 

状況に関わらず類似の波形が出ることから、人間が感じる最大の恐怖がこの波形なのではないかと、個人的には思っています。

 

大恐慌と同水準の下げを演じたのですから。これ以上はちょっと想像しにくいです。

 

<想定の上限>

コロナは疫病です。

人の動きが止まっているだけで、インフラが破壊されたわけではありません。

戦争のようにインフラが破壊されたわけではなく、人さえ動けば前と全く同じ状況に戻ってもおかしくありません。

 

コロナが終息すれば全戻し。

マーケットはそれを期待して、ここまで半値戻したんだと思います。

 

想定外の範囲

しかし大恐慌以来の大暴落を演じたわけですから、想定外の値動きもありえます。

想像を膨らませておいたほうがいいと思います。

 

<大バブル>

まず、想定外の上昇ですが、全戻しにとどまらず、大バブルになってしまうことです。

全世界の中央銀行が力加減もわからずとんでもない額の資金を市場に注入しようとしているので。

これを期待してる買い方さんも多いと思います。

 

しかしコロナ前から日本についてはリーマン級の景気後退が鮮明となっており、大バブルはちょっと想像しにくいなと考えています。

 

<大恐慌超え>

今回のリバウンドには、いくつか疑問点があります。

まず下落日数が少なすぎること。

 

米株は大天井からわずか1ヶ月強で底打ちとなっています。

この日数で底打ちというのは、通常はありえません。

 

そして値動きが全く落ち着かず、急激に半値を戻してしまったこと。

これはむしろ下落の途中で出るパターンです。

 

 

教科書に出てくるような下落5波-戻り3波のようにも見えます。

通常はここからまた下落が始まります。

 

先にコロナを封じ込めた上海が最も戻りが鈍く、25日線で押し戻されているのも気になります。

 

 

武漢の封鎖も解除され、中国には普段の生活が戻ってきています。

初の連休となる4/4-4/6の人出はすごかったようです。

中国の観光地に押し寄せる人波、リスクは依然大きいと専門家が警告

https://www.cnn.co.jp/travel/35151967.html

 

このパワーを目の当たりにしてるはずの上海の値動きが冴えないのは、どうも腑に落ちません。

 

しかし、もしここから下落第二弾ということになれば、大恐慌を超えることになります。

これはどう考えたらいいのか?

大恐慌より上なんてことがあるんだろうか?

 

大恐慌は最大の下落のように思いがちですが、実はそれを超える暴落が、そのわずか10年前に起こっています。

 

 

上記は日本株の150年チャートですが、これまでで最も大きな下落は1919年から1930年にかけて起こっています。

前半は大正恐慌。後半は大恐慌。

実は大恐慌と呼ばれているのは、一連の下落の後半。下げ3波動のC波であり、前後半合わせると実に80%を超える下落に見舞われたそうです。

 

この部分を取り出してみると以下のようになります。

 

いかに前半の大正恐慌が凄まじかったかがわかります。

 

本当に今回、こんな事が起こりえるのかどうか。

自分でこうやって書いていても、とても実際に起こるとは思えません。

 

今回のコロナは戦争とは違います。

インフラが破壊されたわけではありません。

世界中の中央銀行が爆発的な資金供給を行っています。

日銀はプリンティングマネーで買い支えています。

とてもこんな下落になるとは思えません。

 

しかしチャートの形は、下落第二弾に向かってもおかしくない形をしています。

実際に起こるかどうかはともかく、頭の隅には置いておいたほうがいいかもしれません。

 

 

PY1344497

◆前日終値

日経平均19499、米ドル108.4、長期金利+0.010、原油23、

騰落レシオ88、25日平均乖離4.04、空売り比率45.7

 

◆寄り前動向
ダウ+1.22%
◆イベントリスク

<上昇リスク>

アベノミクス-数年に一度

<下降リスク>
イギリスのEU離脱-数か月~数年

FOMC出口戦略-数ヶ月~数年

トランプリスク-数ヶ月~数年

コロナ・ショック―数ヶ月~数年

◆現況
下落

次の目標14673

◆歳時記

3/20 春分の日

 

 

昨日のNYダウは大幅上昇

Date Open High Low Close    
Apr 09, 2020 23,690.66 24,008.99 23,504.09 23,719.37    
Apr 08, 2020 22,893.47 23,513.40 22,682.99 23,433.57

米国株式相場は続伸。ダウ平均は285.80ドル高の23719.37ドル、ナスダックは62.67ポイント高の8153.57ポイントで取引を終了した。米連邦準備制度理事会(FRB)が追加支援策を導入し、中小企業、州・地方自治体支援などで最大2.3兆ドルの融資を提供すると発表したほか、パウエル議長が融資可能な規模は「無制限」としたことで寄り付きから上昇。石油輸出国機構(OPEC)加盟国・非加盟国の臨時会合で、サウジアラビアとロシアが減産で合意したものの規模が予想を下回ったことで原油価格が下落したほか、連休を前にポジションを手仕舞う動きも広がり、引けにかけて上げ幅を縮小した。

 

 

昨日の日経平均は小幅下落。

日付 始値 高値 安値 終値
2020年4月9日 19,376 19,406.96 19,158.55 19,345.77
2020年4月8日 19,047.76 19,454.34 18,730.8 19,353.24

9日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比7円47銭(0.04%)安の1万9345円77銭で終えた。国内で新型コロナウイルスの感染者数増加が続き、経済活動停滞の長期化が懸念された。日経平均は今週に入り前日終値時点で1500円超上げていたこともあり、戻り待ちの売りが優勢となった。明日は聖金曜日で海外の主要市場が休場ということもあり積極的な売買は手控えられるなか、日銀の株価指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ期待もあり下値は限られた。

 

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

 

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前日日中陰線

週間上昇

月間上昇

揉み合い

 

昨夜のNYダウが上昇となり、、今日の日経平均はギャップアップのスタート。

しかし寄付き高値となり、窓を埋めて下落。再上昇してほぼ寄付きと同水準で終了しました。

 

日米とも2/25以来の日中変動の小ささとなり、平時の落ち着きを取り戻してきました。

その意味でも今日の値動きは重要だったのですが、総じて芳しくはありませんでした。

 

前夜の米株市場は、コロナ・ショックの半値戻しを達成。

日経平均は激しすぎる上昇のあと、20000円に届かず停滞。

日米とも戻りC波をやりきったようにも見えます。

 

上海は25日線から押し戻されており、週明けの米株市場が下落するようなら、かなり危険です。

 

 

 

 

※多忙のためメモ書きのみ
米雇用統計は悪化。
新規失業保険申請件数からみても、10%超えは確実の様相です。
今日の日経平均は大きな陽線となっています。
明日緊急事態宣言発令が濃厚となっているとの報道が材料となっています。
日本の場合、外出者への罰則規定などがなく、欧米より長引く可能性がありそうです。
このまま上昇となった場合でも、20700円の窓埋めくらいまでかなという印象です。