昨日ニュースで話題になっていた元素記号の名前。
皆さんも学生の時覚えるのに苦労した記憶があると思います。

物質を構成する基本単位である元素を性質が似たもの同士が
お隣さんになるように並べたものを「周期表」という
あの複雑なものになるのですが、原則左上から原子番号の順に
並ぶように作られています。

元素は自然にあるもの(Fe=鉄など)と人工的につくり出された
もの(Pu=プルトニウムなど)とありますが、113番目の元素は
第13族元素に属しており、人工的につくられた元素です。

現在は「Uut=ウンウントリウム」と呼ばれています。
最近作り出された元素です。名前だけ聞くと可愛いですね^^

2003年にロシアとアメリカの共同研究チームがこの元素
を作り出すもととなる「ウンウンペンチウム」の生成に成功した
のですが、ウンウントリウムの計測の立証ができず・・。
その約1年後に日本の理化学研究所が「亜鉛」と「ビスマス」を
光速加速で衝突させてウンウントリウムの合成に成功しています。

他にも違う方法でいくつかの国がUutの合成に成功している為
命名権について複数の候補があったのですが、昨年末に他の
118番までの元素についても認定した際に、ウンウントリウム
の命名権を理化学研究所が獲得したと発表したのです。

新元素の発見はアジアではじめての事となるので大騒ぎ!!
大きな理由としては、確実に何度も生成に成功したという事と
最初に生成に成功したというこの2つの事が大きいようです。

という事で名称案を「Nihonium(ニホニウム)(元素記号:Nh)」
(日本(ニホン)が名前の由来)とし現在意見(賛否?)を公募して
いるというのが昨日のニュースなのです。

ちなみに、実はこれまで名前の候補はいくつかありましたが、
命名の決め事などで採用できず今の案に至っています。
「ジャポニウム」「ワコニウム」「ヤマトニウム」「ニシナニウム」
などなど・・

Nature誌上でもこの話題が盛り上がっていたようで、
専門家による元素名の予想をオッズ付きで行なってました。
上記の候補の他に、日本のイメージとして天照大神から考えた
「Amaterasium」やゴジラにちなんで「Godzillium」なども^^

ちなみに元素の名前の語尾に「ウム-ium」を付けるという
決まりがあり、ウンウンには深い意味がないそうです。
(とりあえずラテン語で数字の読みをそのままつけた名前)

最終的にはニホニウムで落ち着きそうですが、私が習った頃と
比べるとずいぶん元素記号も増えましたね。

元素記号を丸暗記ではなく、名前の由来から覚えると少し
勉強も楽しくなるかもしれませんね^^
最終話を書くにあたり、今回この連載を書いた経緯なのですが
生きる限りは全員が平等な時間と共に同じ未来へいきますので
過去を知りながら今を見て、未来を考えていく為のヒントになれば
よいなという思いからなのでした。
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人間の脳は全体的に能力が高いですが、苦手?な面もあります。
過去の事を思い出そうとする時には、毎回都合の良いようにその
時々で記憶を書き換えてしまいます。あたかもそれが現実だったと
思ってしまう機能が備わっています。

その他、インプットとアウトプットも脳では同じ仕組みを使う為
未来のことも自分の都合のよいように解釈する傾向にあります。
それは脳の本来の機能であり、誰にでも共通することなのです。

これは自分の身を守るための「防衛本能」でもあるのです。
私は現実を直視し真正面から限界まで受け止めた結果、
体の内臓へ大きな影響がいかないように、脳が全ての情報の
受信拒否をしてしまったことを経験しています。

ただ、その経験があったからこそ人間の本来の能力や仕組みを
知り、考える機会をもらえたのだと思っています。

ヒトは、今この世界では一番知能が高い生き物です。
「知能」とは知識と知恵を創意工夫して生み出したもの。

本能のままに生きることは楽ですが、防衛機能を発揮させて
知識を取り込むことを避け、知恵を出すことをやめてしまっては
非常にもったいないものだと思います。

これからほんの10年の間に起こることは、今までの何百年に
相当する進化のスピードになります。もしかしたらその先は
何千年に相当する進化を見届けることになるはずです。

新しい概念で近年人工的に作られた知能は、これまでの知識
だけとは違い知恵を備えて将来的にはヒトよりも適切な
答えを導き出すでしょう。

人工知能の「知能」の定義はどこまでのことなのか?
”超える”とはどの部分のことなのか・・。
このスピードをもってしてもヒトを超える知能になるの
には、少なくともまだ30年近くかかると言われているのです。


私達は子孫を残すことで種の繁栄をしてきました。
それは、ただ生むだけではなく知能があるからこそ、ヒトから
ヒトへ知恵や知識を伝承し今ある文化へと発展しました。

それだけの能力が備わっているのに現代のヒトは本来備わっている
知恵を放棄しようとしているようにも思えます。
一方で、情報や機能を使いこなしてうまく共存したり、情報そのものを
生かして飛躍的な能力を発揮しようとしている若い世代も沢山存在します。

ヒトは体感したことから創意工夫できる唯一の存在です。
人工知能も作り出すのは一部のヒトですが、その知識(データ)
の基となるものは、私達全員の行動を分析したものなのです。


私達は幸いにもそのIT革命とも言える時代の丁度狭間に生きていて
全く新しい世界が開こうとしている時期に生きています。
その一方で誰かに導かれるという時代も終わろうとしているのも
強く感じています。その両方を見届ける貴重な時代です。

明るい未来になるのも、破滅に導くのもヒト次第・・
だれも破滅なんか望んでいませんし、今よりも便利で楽しい
未来になる為にもこれからも一緒に考えていきましょうね。

長い記事にお付き合いくださり、ありがとうございました^^
昨日はTVニュースで日本の企業がついに経営判断を
行うサポートとして2019年に人工知能を導入すると発表
していました。それを発表し取り上げるということに
意義があると思います。

ばかげた話だと思う方もいるでしょうが、判断や評価に
導入を予定している企業は今後もっと増えていきます。
本当に今までにないスピードで進んでいるのです。

現在は幼稚な程度の知能かもしれませんが、学習能力があるので
AIは飛躍的な進化を遂げていくのだと思います。
ただ、今はまだ未熟なものですので頼りきりになり、魂まで
渡してしまわないよう、信念を持った経営陣である事を願いたいと思います。
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さて、前回②では答えを考えて導き出す力が必要だという
お話までをしました。

ところで、今の子供たちは生まれたときからネットやスマホが
ある環境で育ち「ITリテラシー」が自然と備わっています。
*=情報を使いこなす能力。大量の情報の中から必要なものを
 探し出し、課題に即して組み合わせ意思決定や結果を表現する
 ための基礎的な知識や技能のこと)

今統計を見ても50代以上で高齢の方になるほどPCの所持率は
低くなる傾向が見受けられます。数値だけでは一概に言えませんが
情報格差がかなりあるということが分かります。

また、今は身の回りのありとあらゆるものが便利になり様々な
使い方ができるようになった代わりに、複雑な機能をどう使うかを
自主自立で選択する生き方が求められています。
それは、個人だけではなく企業もまた同じなのです。

この流れは更に加速します。今後ますます増える情報のシャワー
をうまく活用するために、個人がITリテラシーを磨かなければ
情報に操られる人 - 操る(活用できる)人の二極に分かれる
ことになり、格差が埋められなくなっていきます。


近い未来には単調なものや今ある仕事が機械化されるだけではなく
人工知能を搭載し桁違いの沢山の情報から新しい答えを見つけ出す
新しい仕事の分野へも進出するのです。
例えば、犯罪の予兆が分かる、病気になる前の体の変化など・・
ヒトががんばっても解決できない事も明るい兆しが出るでしょう。

これからの時代に、ヒトはどう生きてゆくのでしょうか。

~~次回は最終話に進みます。
まだ連載は続きますが、今日は小休止の長~い記事で^^

九州で地震があり、以前からここが動くと東南海プレートが
近々動き出すのではないかといわれています。
私が住んでいる場所も最大震度6以上の予想がされています。
命をつなぐ最優先は食料と水です。

できることは今すぐにやったほうが良いでしょうね。
私も少し前に「地震会議」をし、5~7年長期保存ができる
食料品や簡易的な防災グッズを購入したり連絡が取れない場合の
集合場所などを確認したりしました。

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そして、もう1つ私が行っているのはこのタイトルのこと。
「ローリングストック法」とも言うそうで、普段から日持ち
する食料を適度に消費して鮮度を保ちながら保管する工夫です。
賞味期限間近に慌ててまとめて食べるよりも現実的です。
食料だけでなくペットボトルの水も同じ考え方ですね。

意識してやっているというより私は昔からの習慣なのですが
一人暮らしの時期が長かったので病気で寝込んでしまう事が
あると買い出しにいけなくなります。インフルエンザやノロ
だったりしたら数日は動けません^^;

その経験から、日常の食事とは別に大体1年程度もつ食料を
ストックするようにしています。おかゆ類のレトルトも少量
ありますが、私が多く持っているのは「缶詰」と「乾物」。

日々生鮮食品を食べる際に適度にストック食材も消費します。
腐らせたりするほどの量は買わず、いまあるものが無くなりそう
になったら1袋を買い足す程度なので買う時も重くない。
バラバラに買うので期限も一斉にきませんしね^ ^
捜索しないと分からない程の大量ストックはお勧めしません。

乾麺も便利です。うどんやそうめん、パスタ。クスクスも。
乾物はドライフルーツに豆類、穀物、干し大根や高野豆腐など。
あとは缶ジュース類。トマトジュースは色々使えますね。

そのストックがあるおかげで料理のネタに困らず助かっています。
また、平日は仕事が遅いので買物や調理する時間がありません。

そこで、週末に約1週間分の生鮮食品を買込み平日のおかずを
作りおきしています。その他野菜もへたを取って一口大に切ったり、
下ゆでした状態で冷蔵や冷凍。ご飯も1週間分を炊き1食づつ冷凍。

平日は副菜とご飯があるので、あとは下味をつけて冷凍して
おいた魚やお肉、野菜は凍ったまま調理するだけで包丁いらず。
味噌汁も日々具を足していく方法で2~3日分作ります。
週後半は作りおきを保存食とアレンジしたり。

こうすることで約1週間分の食料も冷蔵庫にあるわけです。
停電してしまうと少し困りますが、1晩位なら大丈夫でしょう。

週末の半日位を費やす事になりますが、その方が助かるのです。
平日の時間が少し生み出せるし、ゴミも翌朝の週一度でOK。


緊急時、万が一水がなくてもドライフルーツ、炒り豆やクスクスは
ヨーグルト、トマトジュースなど乾物の約三倍の分量で一晩漬けておけば
火を入れなくても他食材とアレンジして食べられます。

全て実践できなくても乾麺とレトルトや缶詰だけでも少しづつ
置いておく事で通常の防災と併用できて役立つでしょう。
フリーズドライも便利ですね。
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何故勧めるかですが、緊急時に通常と違う生活になる為、
全てが未経験だと気力も続かなくなります。せめて食事だけでも
普通の状態に近づけられるように、普段から習慣化しておく事なのです。
(避難訓練のような特別なこと以外でも普段から慣れておく)

祖母宅は自給自足で自然に委ねていたので、日ごろから食材の
保存(干す、漬ける、埋める?)は万全でした。冬場は作物も
少ないけれど保存食が活躍していました。

今「ベランダキャンプ」も流行っていますが(ご存知ですか?)
楽しいし、緊急時の備えの訓練にもなり良いかもしれませんね^^


飲まず食わずでのデッドラインは1週間と言われています。
緊急用は3日分あれば良いでしょうし(最悪1日おきで1週間!)
その後も1ヶ月程度は食料が手に入りにくい時期が続きますので
是非日ごろからのストックローテーションをおすすめします。


ちなみにネコのえさも日持ちするので3か月分常時置いています。
システムトイレも約2か月分をストック。
ネコも私に命を預けています^^

まずは自分の身の安全。そして我が命あるからこそ大切な人や
周りの人を守れるのです^^ 生き延びましょう!
前回、個々の脳の特性を生かした教育や生き方が大切だという
ことをお話していましたが、なぜそうなのか・・
それは近代産業の動きを知る必要があります。

手順化された作業はロボットが主で行う企業が増加しています。
実際に工場のラインでは大量生産する機械のメンテナンスや
最終検査など。少人数で大きな製造工程を動かしています。

ほんの30年程前迄は沢山の人が手作業で行っていましたが、1980年代
頃からの大量生産、大量消費の時代に入るとそれでは追いつかない。
その分人件費もかさむなどの理由から機械化へと方向転換しました。

費用だけではなく人体にとっては危険な作業も機械ならできるし
労働時間も気にしなくて良い。色々な理由もあいまって低コストで
安全に、安定的に品質を保つことができ、かつ大量に生産を行う
ことができるようになりました。

私達は既にロボット達に生活をどっぷり委ねているのです。

それも要因の1つとして徐々にヒトの仕事が減ってきています。
単に景気の問題だけではないのです。
ヒトが必要とされる仕事はふた昔から大きく変化しています。

その結果、見かけ上余暇時間は増えたように見えますが基本的には
収入がなければ余暇は過ごせない。
働く人は一人当たりの仕事の役割負担が大きく余暇時間を生み出し
にくい状況・・。仕事量・内容の格差も広がっています。

そして経験や技を生かした職人も後継人がいなくなりつつあります。
それなりの品質の製品がある為100%手作りの製品は減っています。
ただ、伝統工芸などは機械化しても心を打つものはできません。
機械化できない技を継承するヒトの力までも薄れつつあるのです。

楽に身をゆだねれば自分で汗を流す必要がなくなり、便利なものを
手にすればそれに頼るのは仕方の無いことですが、結果ヒト本来の力
(経験に基づく勘やアイディア等)を発揮する機会もなくなっています。

そしてヒトの考える力(気持ち?ww)の限界が見えてきた現代では
人工知能の加速化が進んできている要因のひとつ。

未来に向け人口の減少や高齢率化により必要とされるのは少数精鋭化。
言う事を聞く従順さでも、受身の生き方でもなく、
自身で考えて創造する知恵・力を持つことなのです。


~~もう少し続きます^^