リアル民明書房 | Dream Box

Dream Box

このブログの内容は5割の誤解と4割の勘違い、2割の嘘で成り立っています

という架空の出版社があります




当にこれじゃないのか、と言われてるのが『央端社』


2012年3月の日付で質問サイトに投稿されて回答の一つです


興味があったので、暇つぶしに調べてみました。

(1)「央端社」について
・「国立国会図書館サーチ」で他の公共図書館蔵書を含めて検索しても該当なし
・「古本通販カタログ」サイトで主要な古書検索で該当なし

http://iss.ndl.go.jp/
http://book.cata-log.com/old/

(2)「央端社」の出版物について
ウィキペディアの参考文献としては以下のようなものがあるようです。
『謎の絶滅犬種を追え』高橋庄平著 1996年
『世界の愛犬』
『アメリカ二重純血種の是非』
『ブル・テリアの歴史』中嶋倫子著
『戦禍に散った忠犬たちのまなざし』 山元毅著 1999年
『珍犬種100選』1998年
『アメリカにおける新品種』
『犬食文化と7つ犬種』 田中沙耶著 1995年

以上について複数のオークション及びアマゾンを検索できるサイトで調べましたが該当はありませんでした。
http://auction.ritlweb.com/

(3)「央端社」の出版物の著者について
「央端社」の出版物の著者について「国立国会図書館サーチ」で調べましたが、該当するような「犬」に関する著書は他社の出版物・論文にもありませんでした。
ただし全然関係ない(医学等)論文などがヒットしました。

(4)ウィキペディアの参考文献について
参考文献としているウィキペディアの記事は特定の人物により書かれているようです。
その方は「央端社」の出版物を「近所の中古本屋で購入」したとしています。
これほど「珍しい」本が「「近所の中古本屋」でそろうと思いますか?

なお参考文献の真実性に疑問を向けられた際に、本のISBN/ISSNナンバーや、出版社の正確な所在などを明らかにしていません。

http://www.jp.finansenaauto.info/link-%E5%88%A9%E7%94%A8%E8%80%85%E2%80%90%E4%BC%9A%E8%A9%B1:Kyube/%E9%81%8E%E5%8E%BB%E3%83%AD%E3%82%B003#.E5.A4.AE.E7.AB.AF.E7.A4.BE.E3.81.AA.E3.81.A9.E3.81.AE.E3.81.93.E3.81.A8.E3.81.AB.E3.81.A4.E3.81.84.E3.81.A6



この央端社なる存在不明な会社の出版物をソースにして、犬関連を中心にwikiに700件あまりの記述を行っているらしいのが『黒狗皐羅』(くろいぬさら)なる人物です


で検索してみるとhttp://ameblo.jp/kuro-inu-kennel/“黒狗の犬小舎”なるブログがヒットして、他の記述と合わせるとこのブログ主が本人だと思われます


黒狗皐羅で検索して行くと、本人の書き込みと見られるものに“2002年ごろからwikiへの書き込みを始めている”などとあり、確信犯でやってる様です

他にも本人が自分のブログの記述をソースにして他所に書き込んでるような物も見受けられました

ネットの闇的なものを期待して調べてみようかと思ったんですが、限りなく底が浅そうだったのでここでヤメです









( ・ω・) 「意外に簡単に突き止められました」