ユダヤ人とか | Dream Box

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今週末の『世界ふしぎ発見!』のテーマは『杉原千畝』だそうです

第2次大戦中の東欧でユダヤ人6000人に命のビザを発給した美談で語られる外交官ですが、実のところそれだけで語りきってしまうには惜しい人物なのです

しかしその前に、そのユダヤ人の問題を

ユダヤ人と言えばキリストを迫害したとしてヨーロッパ世界で歴史的に迫害されてきた過去を持ちます

ここに疑問を持つ人はいないでしょうか

元々ユダヤ教というのは現在のパレスチナ辺りに発生した極々一地方の宗教に過ぎず、それを信仰した人々がユダヤ人です

つまりは本来のユダヤ人とは中近東のアラブ人やペルシャ人に近い人種の筈ですが、イスラエルのユダヤ人や世界中にいるユダヤ人を見ても、とてもそうは見えません

更にはそんな極一地方の少数民族だった筈のユダヤ人が、彼らを嫌うキリスト教の価値観が蔓延するヨーロッパにおいて迫害されるほど増えて拡がっていったのは何故でしょうか


その答えは実に簡単で、かつユダヤ人の社会ではタブーとされている事なのです

簡単に言ってしまうと、彼らは『オリジナルのユダヤ民族』ではないのです



この位置にかつて存在したハザール王国でしたが東南のペルシャと西の東ローマ帝国に挟まれて両者から圧力を受ける存在でした

キリスト教圏とイスラム教圏との間でどちらかを国教とすれば反対の勢力から攻められるのは必定であり、そこで彼らが選んだのがユダヤ教だったのです

つまりはインドで生まれた仏教を日本人が信仰するような物で、仏教徒であるからと言って日本人がインド人でないのと同じです

これが大体8世紀から9世紀初頭の事で、それから100年ほどでハザール王国は滅亡しました

その後にもロシア人やらモンゴル人やらに攻め込まれ、15世紀後半のロシアに興る反ユダヤ主義によって現在に至るまでの数百年間に何度も追放令が繰り返されて、この地域の元ハザールのユダヤ人が流浪していきます

彼らはロシアからの排斥圧力によって西へと移っていきますが、ド田舎のロシア人もまた文明の先進地域である西欧へと拡大主義を採っていくのでユダヤ人の拡散は止まる事が無かったのです

エカテリーナ2世(18世紀後半)の時代にはポーランド分割で手に入れた東欧地域(ポーランド・ベラルーシ・ウクライナ)のロシア・ペールと呼ばれる地域に500万人のユダヤ人定住地を定めてそこに『追放』します

しかし19世紀に入るとウクライナに民族主義が台頭し、ユダヤ人排斥圧力が激化します(ポグロム)

特に1881年にロシア皇帝アレクサンドル2世が暗殺され、犯人グループの中にユダヤ人がいた事がトドメとなり多くのユダヤ人がこの土地の住んでいられなくなり世界中に離散していきました

世界中のユダヤ人の多くはこの時の“ディアスポラ”で東欧から逃れた人々で、その多くがアメリカへと移住していきました

しかし東欧、特にロシアに残ったユダヤ人の中には根本的にユダヤ問題を解決するには国や社会を変えなければいけないと行動する者も多かったのです

彼らが第1次世界大戦期に起こしたのがロシア革命でした(革命期の中心人物はレーニン以外は殆どがユダヤ人だった。そしてレーニンの妻もユダヤ人)

第1次大戦期の米大統領ウィルソンはロシア革命を共産革命ではなくユダヤ人革命だという趣旨の発言をしていたそうです

そしてユダヤ人が国を持たないから迫害されるのだと、民族の故郷であるパレスチナにユダヤ人の国を作ろうというシオニズム運動も発生していくのでした

(; ・ω・) 「え!?あんたらの祖国ってハザーr・・・」(これを認めるとイスラエル建国の正当性も吹っ飛ぶので、現ユダヤ人にとっては最大のタブーになるんだそうです)

もっとも8世紀以前の西欧にもユダヤ人を称する人々がおり、迫害されてきた歴史もあるのでこれらアシュケナジ系ユダヤ人を全てハザール起源とするのも無理があるのですが、言語の違いのみを根拠としてアシュケナジ=ハザール説を否定するのも乱暴な話です


そしてレーニンの死後、スターリンがソ連の実権を握るようになると再びユダヤ排斥が始まります

ロシア(ユダヤ)革命によってユダヤ人は政治・経済の重職に就くようになりましたが、これが却って“伝統的な”反ユダヤ主義を再燃させてしまうのでした

さらにスターリンが権力を把握するにあたって共産党内の一大勢力であったユダヤ人を追放・粛清しなければならず、ユダヤ人排斥を声高に叫んだ方が民衆の支持を得やすかった、という事らしいのです(ちなみにスターリン自身もユダヤ人だったと言われる)


こうやってみると19世紀から20世紀にかけての東欧を中心とする政変の中心にいたのがユダヤ人だった事が分かります

戦前の日本でも「ユダヤの陰謀論」的な事が大真面目に研究され、河豚計画(1934年~)や猶太人対策要綱(1938年)が策定されるまでになっていました

これらがなければ後に杉原千畝がビザを濫発してユダヤ人たちを送り出したとしても、極東で受け入られる態勢が整う事はなかったでしょう


さらに言うと、去年起きたウクライナとクリミア独立問題

これに先立ってウクライナでは親ロシア政権が樹立していたのですが、英米の『民間の』援助があったといわれるクーデターによって反ロシア政権が成立しました

これによってロシアのテコ入れによるクリミア独立やウクライナ東部のロシア編入といった政変が起きて行くのです

さてこの2014年2月のクーデターを援助した民間の勢力とは誰でしょう

まあ英米のユダヤ資本でしょう

現在のウクライナは数百年に及ぶ反ユダヤ主義により、ほぼユダヤ人はいなくなっているそうです

そこにロシアと西欧の軋轢を引き起こしてまでウクライナをロシアから切り離したいユダヤ人の思惑とは何でしょうか

現ユダヤ人にとって本来の故地であるハザール王国の復活を望む、21世紀のシオニズム運動の端緒ではないのかと考えるのが普通じゃないんでしょうか


こういう事を見ていると世界を裏から操ってるのがユダヤ人だと信じそうになります






( ・ω・) 「この辺の事が『世界ふしぎ~』で語られる事は絶対ないでしょう」