イメージ 1
 全国2位です!!大阪千里メディカルラリーでTEAM TECCMCが2位になりました!全国の名だたる救命救急センターのチームを押さえ,準優勝です.但馬の救命救急医療にかける意気込み,実力が発揮された結果です.

TEAM TECCMC
 岡先生
 岡本先生
 濱看護師
 福本看護師
 吉本救急救命士
 谷垣救急救命士

 本当にお疲れ様でした.大健闘です.胸を張って帰ってきてください.この成果を明日からの医療にしっかりと役立てていきましょう!ホント,うれしいですね (^_^)

本日のドクターヘリ(小林,幸部先生,林看護師)
 出動後,軽症キャンセル1件のみでした.救急覚知同時要請で,ミッションとしては適切な要請とキャンセル判断でした.

 風が心地よくなりました.但馬の秋はどんな気節になるのでしょうか?
イメージ 1
 明日は「大阪千里メディカルラリー」です.2002年秋,日本で初めてのメディカルラリーを千里救命横の公園で開催したことを思い出します.今年で第9回.今まで8年間,運営サイドとして関わってきましたが,今年は小生はお留守番.その代わりに「TEAM TECCMC」が競技参加です!2日ごとに集まり,チームとして勉強,訓練を積み重ねていました.ここまでくれば結果は気にせず(←タテマエ),優勝目指して(←本音かつプレッシャー)頑張ってください!!皆,応援してますよ~.

 TEAM TECCMCの6名とスタッフ参加の番匠谷先生,三浦先生,米田看護師,毛戸看護師,森田看護師,森元看護師が午後から出発して行きました.

本日のドクターヘリ(小林,林田看護師)
1件目 目撃あり心肺停止
 救急覚知同時要請です.救急隊現着まで10分かかる地域ですが,ランデブーポイントから支援車に乗ってヘリ医療チームが現場に到着したのは,覚知から20分以内.同時要請の効果です.患者さんのご自宅におじゃまして救急隊と共に現場活動.気管挿管,骨髄針挿入,オートパルス装着.病院前からのALSを施行します.ご家族から病歴聴取,説明をさせていただきながら,我々も救急車同乗しかかりつけの近隣病院へ搬送です.
 いつも快く応需していただきありがとうございます.

 本日は朝から初療がにぎわっていました.多発外傷の初療室穿頭(脳外科チーム),緊急開頭術,骨盤骨折に対する創外固定・・・そして,夜間に腹腔内出血が出現し緊急開腹止血術となりました.その合間に番匠谷先生とアッペの緊急手術.さて,今宵はICU勤務です.皆さん,早く良くなってください.
 本日は朝から大雨です.前線通過に伴う影響でヘリも運休.16時にやっと運航再開になりましたが,出動は0件となりました.

本日のドクターヘリ
天候不良にて出動0件でした.

 ヘリの運航が停止中にopen abdominal managementを施行している患者さんの閉腹術を行いました.適切な術後管理が著効し,無事閉腹できました.

 急に風が冷たくなってきました.夜は半袖では肌寒さを感じます.皆様,どうぞ御自愛ください.
イメージ 1
 今日はドクターヘリの報告だけです. 宿題がたまってまして・・・

本日のドクターヘリ(小林,岡先生,福本看護師)
1件目 胸痛,呼吸困難
 「突然の胸痛,呼吸困難」にてドクターヘリ要請です.救急隊現着時,血圧低下あり.心大血管疾患を考え,現場に向かいます.ランデブーポイント着陸,診療開始.気道開通,呼吸はやや頻呼吸,橈骨動脈の触知は確かに弱い!左右差はなし.意識清明.低血糖なし.12誘導心電図で有意所見なし.心エコー心嚢液貯留なし.家族,本人に聞いても高血圧の既往のみ.やはり心大血管疾患を疑い,直近の救命救急センターへ搬送です.機内に入る直前,「今,何時?早く○○病院に行かないと・・・胃カメラの予約が・・・」 もしかして消化管出血,貧血に伴う2次性の冠動脈攣縮か??
 結果,搬送先の先生からいただいたお返事はやはり「出血性十二指腸潰瘍」でした.心不全と出血,現場からの治療方法は大きく違います.病歴の重要性と病院前救急診療の難しさをあらためて痛感した事案です.

2件目 意識障害
 救急隊現着後の要請です.「意識障害.糖尿病の既往あり.現場に訪問看護師がおり,血糖は300以上」との情報です.低血糖発作ではなさそうです.今はまだ車のないスキー場の駐車場に着陸,救急車内での診療を開始します.患者さんの意識レベルはIII桁.口腔内分泌物が多く,気道の問題がありそうです.全身冷汗著明.岡先生は気管挿管の準備にとりかかります.型どおりに診療をすすめることはいつ何時も大切なことです.意識障害があれば必ず血糖チェック.たとえ前情報で血糖値がわかっていても再確認.すると・・・「Low」の文字が.「低血糖!」福本看護師はブドウ糖を速やかに投与してくれます.その直後,患者さんの意識レベルは回復です.経過観察と今後の糖尿病治療方針修正目的にTECCMCへ搬送です.
 しかし,なぜ現場での血糖値が300以上だったのでしょうか.いまだに不思議ですが,基本は自分自身で全てを確認,納得です.

3・4件目 交通外傷
 高速道路での乗用車単独事故.救急覚知同時要請です.現場はヘリで10分強のところ.飛行中には傷病者の数,損傷程度などわかりません.現場上空に到着,事故現場を観察します(写真).どうやら患者さんは2名いるようです.かなりの事故状況のようです.救急車内に1人目を収容,ランデブーポイントであるラーキングエリアに向かう旨の連絡を受け,ドクターヘリも移動,着陸です.程なく1台目の救急車到着.外傷初期診療開始.ABCDE OKですが,FASTで・・・「少量ですが,心嚢液貯留が疑われます!」と岡先生.続いて2台目の救急車も到着,岡先生と福本看護師が乗り移ります.小生は1台目の患者さんのsecondary survey.やはり胸部外傷が疑われます.トリアージは「赤」.岡先生の患者さんは?「胸部打撲がありますが,ABCDは安定です.」ならば得意のピストン搬送です.1台目の患者さんをまずヘリ搬送,2台目の患者さんは搬送先へ出来るだけ向かい,途中でヘリとドッキングです.搬送先は患者さん達の地元に近い救命救急センターです.現場から15分強でまず1人目を搬入,5分後に離陸,10分後に2人目とランデブー,搬送です.ご協力いただいた消防本部の関係者の皆様,本当にありがとうございました.患者さんにとって,BESTなミッションであったと思います.

 全てのミッション終了後,前線通過に伴う雨と雲が急激におそってきました・・・JA822Hは神戸のヒラタ学園AIR CENTERに外泊となりました.秋の天候,恐るべし.

 ドクターヘリの有効活用は,原則救急覚知同時要請です.ランデブーポイントに支援隊が間に合わなくても,上空待機します.また,ランデブーポイント上空であっても,救急隊現着後に軽症を確認,キャンセルも大歓迎です.要請をためらって,医療介入が遅れることが一番不幸なことです.遠慮無く,同時要請してください.今後ともよろしくお願い申し上げます.
 朝,霧がかかり始めました.但馬特有の気候です.TECCMCの視界良好でも,但馬空港から朝出られない日もあります.自然が相手とわかっていても,フライトスタッフのストレスは相当なものがあります.雨,霧を味方に出来れば最高なのですが・・・

本日のドクターヘリ(小林,番匠谷先生,米田看護師)
1件目 アナフィラキシーショック
 救急覚知同時要請です.消防本部が適切に早期医療介入が必要と判断します.「蜂に刺され意識無し」との情報.アナフィラキシーショックです.離陸後数分で現場直近に着陸,救急車内で冷汗著名,意識障害,橈骨動脈触知不可の患者さんと接触します.エピネフリン投与,H1,H2 blocker,ステロイドも投与します.程なく全身状態が改善,意識レベルも上がってきます.ヘリでTECCMC搬入時には意識清明,呼吸,循環も安定していました.搬入中に患者さん曰く,「蜂アレルギーがあって,刺されるとやばいと医者に言われてます.」
 心肺停止1歩手前の状態でした.消防本部の適切な判断によって,救命出来た患者さんです.

2件目 施設間搬送(心不全)
 かかりつけの地元病院へ施設間搬送です.心カテ含め,引き続きの加療をお願いいたします.

 今週末はいよいよ大阪千里メディカルラリーが開催されます.

 http://www.senri.saiseikai.or.jp/life_support/rally/index.html

 TECCMCからもチームが出場します.皆,日々修練して本番に備えています.見学などに行かれる方は是非応援してやってください. 
イメージ 1
 3連休の最終日,皆様はいかがお過ごしでしょうか?但馬の日差しも日に日に柔らかくなっています.今日は夕方から昨日の患者さんのplaned re-operationを行いました.術前の全身管理(PMX-DHPなど)が著効,術後から全身状態は改善です.

本日のドクターヘリ(小林,岡本先生,林田看護師)
1件目 溺水
 救急覚知同時要請です.救急隊も現着に時間のかかる地域.「お風呂場での溺水」との情報です.ヘリで現場上空へ.救急車を発見!現場直近の休耕田に着陸可能と機長判断.しかし,まだ支援隊が到着していません.すると現場活動中の救急隊を介して,現場に来ていた駐在さんが安全確保に出てきてくれます!!命の現場に医療,消防,警察など職種の垣根はありません.機長の巧みな操縦で患者さん宅直近に着陸です(写真).ヘリから患者さん宅まではダッシュで数十秒.ドクターカーでは患者さん宅によくお邪魔していましたが,ドクターヘリでも時々お邪魔しています.それだけヘリ要請が早く,現場投入が多いという証しなのでしょうね.玄関で安全靴をぬぎ患者さんのもとへ.岡本先生は頭もとでコマンダーと気道確保,小生はルート確保を担当します.ところが,部屋の中は薄暗く電気もつきません.そんな中,ドクターカーで現場活動を多く経験してきた岡本先生は落ち着いて気管挿管完了.小生は血管が見えないなら得意のBone Injection Gunで骨髄輸液路を一瞬で確保です.薬剤投与,心肺蘇生.厳しい状況が続きますが,ヘリは目の前です.蘇生治療を行いつつ,皆でヘリへ搬入.そのまま直近(といってもかなり遠い)の2次病院へヘリ→ランデブーポイントから救急車に乗せかえ搬送です.
 結果は厳しい状況でしたが,ミッション内容はいろいろ勉強になりました.今後の活動に活かして,さらに上を目指した活動を心掛けます.ご協力いただいた皆様,ありがとうございました.

 今宵は24時間勤務.ICUの患者さん達を良くしていきましょう.
イメージ 1
 3連休の中日.朝に夜に緊急手術です.1例目は絞扼性イレウス.小生はフライトがあったので,岡先生,幸部先生,藤澤先生(初期研修医)に頑張ってもらいました.2例目は直腸穿孔,敗血症性ショック.小生,岡先生,幸部先生で頑張りました.2例目の患者さんは全身状態を改善させて,本日夕方からplaned re-operationです.acute care surgeryの修練も十分につめるだけの症例を経験しています.

本日のドクターヘリ(小林,三浦先生,林看護師)
1件目 意識障害
 救急隊現着後の要請です.「意識障害あり,血圧高め」との情報です.数分でランデブーポイントに到着.意識レベルはII桁.低血糖なし.発熱あり.呼吸,循環は安定です.鑑別診断を頭に浮かべながらTECCMCへ搬送です.

2件目 脳内出血(呂律がまわらない)
 救急覚知同時要請です.「舟の上で突然呂律が回らなくなり,左半身麻痺」との情報.救急車の現着とドクターヘリ現場上空到着がほぼ同時です.ヘリを現場直近に降ろそうとしますが砂塵の影響が強すぎて断念・・・予定通りのランデブーポイントへ着陸し救急車とドッキングです.意識レベルII桁,気道開通,呼吸問題なし,循環安定.CPSSは3項目とも陽性.脳血管障害を疑いTECCMCへ搬送です.とその時,機長の携帯に別事案の要請連絡が!「意識障害,除脳硬直あり.場所は・・・」 本事案からTECCMC搬送経路の途中です.ならば,搬送途中に小生と林看護師を次事案のランデブーポイントに降ろし,本事案の患者さんは三浦先生が搬送を担当,TECCMCヘリポートでの患者さん引き継ぎを行った後のピストン搬送を決断です.「次事案も要請応需します!!」 フライトドクター2名体制だからこその対応です.

3件目 脳内出血(突然の意識障害)
 救急覚知同時要請です.2件目の搬送途中に小生,林看護師がランデブーポイントに降り治療開始.ヘリはそのまま2件目の患者さんを三浦先生が担当しTECCMCへ.その後,再び本事案のピストン搬送決行!!小生と林看護師は目の前の意識レベルIII桁の患者さんに全力投球です.救急車をTECCMCへ向かって走らせながら,鎮静,降圧,エアウエイスコープを使用した気管挿管.1分1秒でも早くセンターへ.根治的治療までの時間が予後を決めるのです.救急車を走らせること10分,センターへ少し近づいたランデブーポイントへ到着.と同時にJA822Hが着陸してきます.この絶妙なタイミング.ヘリ要請が多い消防ほど運用の要領を心得ておられます.救急車から患者さんをヘリ内へ速やかに移動させTECCMCへ.現場で気道,呼吸,循環は安定化させてます.もちろん,ヘリポートからのdirect brain CTで早期診断,早期治療へ!

4件目 施設間搬送(被殻出血)
 手術適応のある被殻出血の患者さんを居住地の病院へ施設間搬送です.手術だけではなく,その後のリハビリなどを含めて考えると,BESTな選択です.陸送なら2時間以上かかりますが,ヘリであれば25分程度.これなら十分,手術に間に合います.日没が迫る中,運航管理室,初療対応医の松井先生の調整で何とか飛行可能と判断されます.TECCMC 17時05分離陸,17時28分ランデブーポイント着陸,5分で引き継ぎ・申し送りを行って離陸,18時前に但馬空港到着.本日のミッション全て終了となりました.
 本日の写真は夕陽に照らされる三浦先生のシルエットです.現場写真,ランデブーポイントの写真がなかったもので・・・(^_^;

 こうして3連休の中日は終わっていきます.

 
イメージ 1
 本日は「医師が救急現場に出向く意義~ドクターヘリの効果は地方にこそあり~」というタイトルで講演をさせていただきました.小児科の先生方が中心の会ですが,皆様非常に興味を持っていただけました.ありがとうございました.

 京都の往復はJRを使いました.片道2時間20分.スライド作成,読書,爆睡にはちょうど良い時間でした.もう少し本数があれば便利なのですが.

本日のドクターヘリ(記録より抜粋.岡先生,山邊先生,米田看護師)
1件目 交通外傷
 小生が京都に出発する直前に出動しました.乗用車の単独事故.現場滞在時間10分以内でTECCMCへヘリ搬送となっています.ミッション内容は申し分ないものでした.

 本日は上記1件のみの出動でした.今日から世間は3連休.皆様,体調管理には十分お気を付け下さい.
イメージ 1
 4月17日に運航を開始したドクターヘリ,今日で5ヶ月です.
 ☆要請件数 500件
  ・出動前キャンセル 84件
 ☆実出動件数 416件
  ・現場出動 376件
  (出動後キャンセル 61件)
  ・施設間搬送 40件
 現場出動,かつ救急覚知同時要請による早期医療介入がドクターヘリの一番の目的です.もっともっともっと沢山の方々のお役に立ちたいと,我々救急医は思っています.引き続きよろしくお願い申し上げます.

本日のドクターヘリ(小林 幸部先生 福本看護師)
1件目 乗用車転落
 救急覚知同時要請です.「川へ乗用車転落.傷病者2名.」 複数傷病者事案,フライトドクター2名体制のTECCMC's ドクターヘリは何ら苦にしません.福本看護師は2名分の輸液などを準備します.飛行時間約10分.現場上空です.まだ救急車は現場に到着していないようです.上空から事故現場を探します.すると,「救急隊現場到着.傷病者2名とも車外で歩行可能.ドクターヘリキャンセル.」との無線.機内に安堵の空気が流れます.このようなキャンセルを厭わない要請が,この地域の救命率を確実にあげているのです.今後ともよろしくお願いします.

 本日は上記の1件のみの出動でしたが,初療はそれなりにバタバタしていたようです.お疲れ様でした.
 
 今日の写真はヘリポートから飛び立つドクターヘリJA822Hです.こんな写真もたまには良いもんです.

 明日(18日)は,「第30回京滋小児心臓病懇話会」の特別講演に呼んでいただきました.地方における救急医療体制,ドクターヘリのことなど話しをさせていただく予定です.よろしくお願い申し上げます.
イメージ 1
 日没時間が日々早くなっていきます.それに伴ってドクターヘリの要請終了時刻も早まってしまいます.本日から最終要請時刻が17時・・・

本日のドクターヘリ(小林,松井先生,濱看護師)
1件目 施設間搬送(急性冠症候群)
 本日の日勤責任者・山邊先生から施設間搬送の連絡です.他院で急性心筋梗塞疑いの患者さんがおられるようです.TECCMCまで救急車で1時間弱.ならばヘリで迎えに行く方が患者さんにとっては有益です.いつものランデブーポイントに着陸,救急車の到着を待ちます.救急車到着.患者さんの状態を速やかに判断し,ヘリで機内へ.機内では12誘導心電図,薬剤投与などを行いつつTECCMCへ.搬入後は待ち構えていた循環器チームに引き継ぎます.

2件目 呼吸苦,胸痛
 1件目の搬入直後に要請です.救急覚知同時要請.飛行時間は5分程度.「胸痛,呼吸苦.」との情報.1件目の患者さんが心カテになりそうだし,もし急性心筋梗塞なら搬送先を考慮しなくては・・・ドクターヘリはランデブーポイントの小学校校庭に着陸.小学生達が見守る中,救急車とドッキングです.救急車内での診療が始まります.呼吸,循環のチェック,12誘導心電図・・・どうやら上室性頻拍発作のようです.ならば速やかに薬剤投与.すると頻拍も消失し患者さんの自覚症状も消失です!急性心筋梗塞ではありませんでした.良かったあ.安心してTECCMCへヘリ搬送です.

3件目 意識障害,墜落?
 救急覚知同時要請事案.「年齢,性別不明.路上で人が倒れている.」 ドクターヘリは3分程度で現場上空に到着.上空から救急隊の動きを見つけます.どうやらまだ患者さんに接触出来ていない様子.ドクターヘリも上空から患者さんの現場を探します.「現場発見,今から救急隊移動します.」と無線連絡が入ります.上空から場所を確認.現場直近に着陸可能な空き地も発見!地上支援隊に安全確認をしてもらい,ドクターヘリ着陸(写真).そこから松井先生,濱看護師とともにいつものようにダッシュ!!救急覚知から20分,現場からの医療が開始されます.低血糖なし,気道,呼吸,循環は大丈夫.しかし意識障害あり.頭蓋内病変?外傷?熱中症?いろいろ考えながらヘリ着陸地点までストレッチャーで搬送です.その途中,「2階の窓から転落した可能性もあり!」との情報.やはり外傷か?現場医療の難しさをあらためて感じさせる場面です.TECCMCへ向かう機内であらためて診察,FAST negative.primary surveyは機内でclear.であればこのままヘリポートからdirect trauma CTです.やはり・・・外傷性くも膜下出血.幸い意識レベルも改善し始めました.受傷機転はもう少ししてからあらためて本人さんに確認しましょう.

 今宵も夜間の緊急手術です.幸部先生,番匠谷先生と頑張ります.大変な症例で時間かかりそう・・・初療対応で呼び出した松井先生もよろしくです.