週1ペースですと、ゆっくりとビデオを見ることができます。やれやれです。でも、見るだけでこれなんだから、プレーする選手は大変ですねえ。
山崎選手をいきなり投入してきましたが、なかなか良い選手です。活躍の場があるでしょう。とはいえ、この試合のシュートはゼロ。彼の使い方を慎重に定めておく必要があると思いました。
さて、試合ですが、モンテは失点が増えていたために、守備の見直しをしてきたようです。しかし、いつぞらの「引き過ぎ」ディフェンスになってしまい、守備組織としては成功したとは言えません。
一方、大久保に当てて前進していく攻撃手法ですが、この試合ではさっぱりダメでした。理由は、上述した守備組織が下がり過ぎていたことと、もう一つとして、山崎選手の存在が邪魔をしたと思います。
この辺りを中心に振り返ってみましょう。
次のイメージ図はこの日のモンテの守備位置です。
下がり過ぎを強調して作ってみました。4-4-2のDFとMF全員がピッチ1/3の自陣にすっぽり入っていました。この守備組織ですと、シュートを打たれても誰かに当たりますし、相手の狙いはループシュートくらいしかありません(とはいえ、クロスバーに当てられましたが、、、)。
なかなか失点するような守備形態ではありませんでしたが、サイドラインをえぐって、ぎりぎりのニアで田中に決められるという、何とも情けない失点を喫しました。この守備であのような失点をすると厳しいです。
次のイメージ図は、この引き過ぎディフェンスでボールを奪った後の切り替えを見た図です。
ボールを奪ったことは良いのですが、かなり多くの人数がピッチ1/3の自陣にいますし、中間ゾーンにボールを運びたいのですが、相手の人数も多くて上手くいきません。
このように、自陣深くでボールを奪っても、相手は自分のゴールにはかなり遠いために、リスクを負って積極的にプレスをかけてきます。このプレスが邪魔でなかなか前進できず、速い攻撃ができません。
この試合でも、CB(32)→ボランチ(17)とボールが繋がり、できれば前線(18、19)に入れたいのですが、プレスが邪魔でSB(13)に下げるシーンのオンパレードでした。
このような守り方では攻めにくいと思います。
次のイメージ図は、守備組織がちょっと高い時のシーンです。
あくまでイメージですが、今までのケースよりもちょっとだけ(10mくらい)前で守ることができたシーンです。この辺でボールを奪えると、ボランチにつなぎ、前線にもボールが入ります。なんで繋がりやすいかと言えば、相手からしてみれば、モンテのポジションが十分に低くないために、リスクを負ってプレスをかけるより、帰陣することを優先するからです。
しかし、ここで大きな問題が起こっていました。解説の越智さんも盛んにコメントしていましたが、本来はジャンボに入れたいクサビのパスが山崎に入ってしまうのです。
なぜでしょう?私が見た感じでは、ジャンボの動きはのっそのっそとフランケンシュタインばりのスローな動きだったの対し、山崎の動きは非常にシャープだったので、パサーの瞬間的な判断として山崎にパスを出してしまうのだと思いました。ちょうど田代が動いていたような感じですね。
しかし、山崎にパスが入っちゃうと、ちょっとその先が詰まってしまうんです。彼はその後の受け手になるべき選手だからです。
理想的な狙いはどういう形かというと、
何としてでもジャンボ(ハセでも良い)にクサビのパスを入れ、ジャンボはボランチ(5とか)にリターンパスを残し、ボランチはちょっと持ち上がって、ピッチ1/3の相手陣にボールを送りたいのです。
ちょうどセンターサークル程度の位置で前を向いてボールをもらえれば、サイドハーフ2人とCFW山崎の3人がターゲットとなり、どこかにはパスを出せます。これが通ると大チャンスで、この試合でも何度かはあったように記憶しています。
とはいえ、このボランチのポジションの役割はとても難しく、最初にCBから受けて前線に繋ぐことは容易ではありません。この試合も、サトケンと下村は合格点には程遠い出来であったと思います。この役割をこなせる最も可能性が高い選手は船山ですが、彼はケガのようです。
でも、太田ならばこの役割が十分にできるんじゃないかなあと思います。山崎を使ったことで太田がベンチスタートとなったわけですが、思い切ってボランチで起用すれば、ボールも上手く繋がるような気がします。
大事なことは、守備組織は下がり過ぎない、ジャンボ(あるいはハセ)はターゲットとしての役割を果たす、ボランチは勇気を持って前を向く、これらができれば、最後の仕事人として山崎が活躍できるように思います。
次節に期待して見てみましょう。
結果 山形 0 - 1 新潟
観客 10,461人
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