ようやくビデオを見ました。モンテの試合は柏戦以来ですから久しぶりです。
試合を見た感想は、「ガス欠」です。
戦力的に残留争いの力しかなく、低予算で実質的に少ない人数でやりくりしてきたクラブは、この時期、いや、もっと早い時期に「ガス欠」となって失速します。年間を通じて最悪のパフォーマンスとなる時期です。それに加えて、モンテはJ1初年度、フィジカルだけでなく、メンタルでも「ガス欠」となっても何ら不思議ではありません。
しかし、そんな状況での終盤戦の千葉、大分、神戸、柏の4連戦を、今シーズンの最後の力を振り絞って試合に臨み、見事に勝ち点10をゲットしました。31節戦って勝ち点37のチーム(平均1.2点)が、わずか4試合で勝ち点10を獲得したんです。見事というほかないでしょう。
そして、フィナーレはホーム大宮戦。この試合に残ったエネルギーをすべてぶつける。
その間にやってくる試合、つまり、天皇杯と鹿島戦は流して当然です。もちろん、有料試合をやっているわけですから、手を抜くわけにはいきません。しかし、120%の力で戦った4連戦に比べれば、80%程度の力しか出なかったのだと思います。鹿島が良かったという解説が多いですが、どうみても山形が弱すぎた試合です。
ただ、残念なのは小林選手のケガ。やや気を抜いていたのかもしれません。あるいは、もともと限界で、出てはいけない状態だったのかもしれません。残留を決める試合でピッチに立てないのは悔しいでしょう。
幸い2週間空きますが、これもスケジュールで最初からわかっていたこと。小林監督の思惑通りでしょう。大宮戦に勝って勝ち点40、目標達成と同時に残留決定となります。残り2試合は負けても仕方なしです。
満員のスタンドで精一杯の応援をし、絶対に残留を決めねばなりません。なぜなら、もう、エネルギーは残っていない可能性が高いからです。
第32節にモンテが負け、柏が勝った場合。勝ち点差は4。
相当やばくなります。
次節で絶対に決めないといけないのです。
結果 鹿島 2 - 0 山形
観衆 20,433人
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