Commerzbank Arena、収容52,000人(スタンディング9,000人)。
アイントラハト・フランクフルトの本拠地。
フランクフルト中央駅から空港へ向かって2駅目という場所にある。しかも、森の中。ネーミングライツ前は『ワルト・シュタディオン(森のスタジアム)』と呼ばれていた。
このスタジアムは実に美しい。等々力改修のモデルとなる(トラック有る無しは違うが)素晴らしいスタジアムである。元々は陸上競技場だったようである。それをサッカー専用に改修したスタジアム。とてもそのようには見えなかったが。
メインスタンド1Fからの眺め。当然、見やすい。
中央に電光掲示板が吊下げられている。そして、屋根の収容も兼ねている。
ホームゴール裏からの眺め。
向こうに見えるのはアウェーエリア。あれっぽっち。2000人分程度でしょうか?ドイツはみんなこんなもんでした。アウェーエリアは本当に狭い。
ホームゴール裏。7,000人分くらいでしょうか?我々には十二分のスペース。ゴール裏にはネットがありました。でも、あまり気になりません。ゴール裏立ち見席でさえ、しっかりと屋根に覆われています。すごいです。
ここに立ちます。段差も細かく分かれていて、観客のことを考えてくれています。NACK5はどうしてあんな大きな段にしたのでしょうか?不思議でたまりません。
スタンドが全体的に丸くレイアウトされています。イングランド形式(ヤマハや日本平)はまっすぐのスタンドが4面ある形ですが、この形だと手前全体が死角になるし、手前コーナーは乗り出さないと見えません。スタンドが丸い方がどの角度からもピッチが見やすくなるようです。フクアリや埼玉スタジアムがやや丸みを帯びていますが、2F席まで含めるとここまで丸くはありません。
座席もばっちり屋根に覆われています。
2F席を見ると、丸さがよくわかりますね。
2F席コーナー最上段からの眺め。十分な視界でしょ。
そのまた上。席ではありません。
写真に撮りたかったのはこのパイプ。このスタジアムも屋根がピッチ側に傾斜しています。当然、雨水がピッチに向かって流れます。その雨水をポンプでかき出しているようです。ドルトムントのSignal Iduna Parkで聞きましたが、かなり強力な排水システムを備えているようです。金がかかってます。
縦写真で恐縮です。外からコンコースを見た感じ。
ご覧のように、コンコースは3層です。1F(建物の外)の広いスペースには、ハンブルグで見たような売店が立ち並ぶのでしょうか?3Fのコンコースも味スタくらいあり、十分なスペースでした。
スタジアムの外には何面もサッカーピッチがありました。
画面奥にフランクフルトの街並みが。
なお、画面に向かって左手にフランクフルトの練習施設がありました。何もかもが充実しています。
以上、Commerzbank-Arenaについて日記を書きましたが、等々力を改修するにあたり、こんなスタジアムにトラックがついた状態だと本当に最高だと思いました。サッカー専用に比べれば、ピッチからは多少遠くなりますが、こうした丸い形状のスタンドで選手を取り囲み、屋根で覆い、大歓声で応援したら。。。
考えるだけで鳥肌ものです。
一日も早い着工を期待しましょう。