「食べる落語」江戸の食文化がわかる | 本の話がメインのつもり

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気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。


食べる落語―いろはうまいもんづくし/稲田 和浩

笑える:424242 /5
勉強になる:GOODGOODGOODGOODGOOD /5


稲田和浩さんの
「食べる落語」を読みました。


こちらは食べ物が出てくる落語に
着目した本です。

有名なのは
「饅頭こわい」とか「時そば」とか
ですかね。

他にも安い食材を高級料理に見立てて
お花見をする「長屋の花見」や
季節はずれのみかんを
千両で買い求めるという「千両みかん」、
グリコのキャラメルが登場する
新作落語の「グリコ少年」などが紹介されています。

いろは順に48の食べ物が
登場するんですよ。

以前3分間ビジュアル図解シリーズの
落語」を読んで、初めて知った噺も
いくつか出てきていて、
知識が補強された気がします。

落語だけではなく
この本では江戸の食生活に
ついても書かれていて、興味深いですね。

ただストーリーのオチまで
解説が入っている本ではなく、
あくまで食べ物が主役なのです。

オチが気になる内容も
ちらほら……。
もっと落語知りたいですねー。