雲
私は、ハレよりも 暗い曇り空のほうが好きだ。六歳まで育った函館では、 いつもドンヨリと雲が垂れこめていたので、そのほうが、落ち着くのかもしれない。微かな記憶だが、捕まえたネズミとりの2匹を 父親と二人で函館郊外のダムに沈めにいったことがある。 形が判るエビやカニが食べられない程優しい、 それなのに船乗りの親父は、凄く いやそうに、彼等を沈めてた。泣いていた気さえする。また、マツダのキャロルという小さな車に乗り家族で室蘭へ行った時、恐ろしい崖路で立ち往生した。ヒグマと目が合いそうな細い路で、それでもなんとか抜け出したのだが、過ぎた峠からふと振り返ると、虹が出ていたその風景が、忘れられない。夢のような私の原風景を孕んで 函館辺りの記憶が、ほんとうにわずかに残っている…虹は出ていたが室蘭もまた 曇り空だったなあ…雲があって、心にのしかかる位なほうが フィットしてるのかも…
人によって 好きな、あるいは落ち着ける温度 色 圧力等 あるような…実は 唐さんの 台本を読むと、いつもその差を感じる。唐さんの戯曲世界は、大抵熱い熱と圧力を持っている、色だと アンバー、 夕焼け色。自分の方はブル~タッチの冷たい色だ。ただ、唐世界は 熱いのだが、孤立感が普遍的なので、私でも 入って行ける。さらに言えば、モノが命を持とうとして、存在するということ。…これは、実存 という感覚だと 私は決めている。 夕焼け色と 冷たい心象風景色があって、芝居は出来上がる…とも決めている。
先月の DVD完成記念パーティで、飯山さんが もってきてくれた、《ふっと煙のたつ厚焼きの卵に ワンが真っ白なはんぺんの葛かけ》
人によって 好きな、あるいは落ち着ける温度 色 圧力等 あるような…実は 唐さんの 台本を読むと、いつもその差を感じる。唐さんの戯曲世界は、大抵熱い熱と圧力を持っている、色だと アンバー、 夕焼け色。自分の方はブル~タッチの冷たい色だ。ただ、唐世界は 熱いのだが、孤立感が普遍的なので、私でも 入って行ける。さらに言えば、モノが命を持とうとして、存在するということ。…これは、実存 という感覚だと 私は決めている。 夕焼け色と 冷たい心象風景色があって、芝居は出来上がる…とも決めている。

先月の DVD完成記念パーティで、飯山さんが もってきてくれた、《ふっと煙のたつ厚焼きの卵に ワンが真っ白なはんぺんの葛かけ》




テレビ 好きですからねえ…










