子供の頃みたベクシンスキィという画家の樹の絵を久し振りに観た。病気っぽい絵なのだが そのバランスの悪さに安心観を覚える…なにより 広いマッスと 誰も居ない状態が 自分を包みこむ温かな世界を観せてくれる。私は、舞台セットの絵を描くことが一つの仕事だが、赤テントのちっちゃなフレームの中に 無理に入り込む遠近が好きで、かつて 七十五着の吊り下げられたズボンが、どこまでも繋がっていくセットを考えたことがあるが、一番遠くのズボンは、確か五センチくらいだったなあ…
絵に人が 或いは命あるものがない方がいいのは、唐の描く登場人格が いつも凄いエネルギーを持っているから…
