とりやまだもの -22ページ目

腸美人

旅公演をしていると 便秘はよくある。人は環境がかわった時、消化系をおかしくするのはよく知られたことだ。口内炎ができ、ご飯が食べたくなくなり、きがつけば何日も排便していない なんてことはザラだ。唐さんの言葉…「役者は腸美人じゃなくちゃ やってゆけない…」 若いころは 面白いこというなあ くらいだったが、確かに 消化系を患うと 気分が盛り上がらない。俳優にとって 気分がいかに大事か ということは この年齢になって、いままでよりも 強くなってきた。唐組で 飯を食えないと ほっとかれて いつまでも食えない結果となる。旅公演では 芝居を完成させてゆくと同時に、偶然にも強い しなる体を作ることになる。気分だけでやる芝居はいやだが、気分を操作出来ている俳優の演技は とても 気持ちに入って来る。
とりやまだもの-101028_191916.jpgテレビのはりねずみに集中してます
とりやまだもの-101029_001731.jpg転がっているとき、よく片手を前に出します

エックスやま

きんじょに そんなのがあります。
とりやまだもの-101026_153252.jpg昼なお暗い、武蔵野の面影を残した緑地です。こういうのがあるから国立から離れられない…
とりやまだもの-101026_153136.jpg道が交差しているので エックス とのこと。 台風は少しだけ南の進路をとりそうだが、本番は その影響を免れないかも…ここからラストまで五日間、厳しいことになりそうだ。掘っても掘っても決壊してしまう鬼子母神の溝田との十年越の真剣勝負ビックリマーク冷や汗ながらにやついてしまう淏あせる
とりやまだもの-101027_180840.jpgま、今日のところは 電気カーペットから動かないムギとともに 体を温めよう…「じゃま~」という目つきのムギでした。

菅田俊さんのこと

唐組の最初の頃 劇団員に菅田さんはいました。今の私のような立場で、唐組の事務所取り決めや 稽古場のプロデュースを、俳優をやりながら担当していました。菅原ぶんたさんの御弟子さんで、菅田の 一文字目はぶんたさんに分けてもらったものでした。見た目と違い、とても繊細な人で 後輩の面倒見が良く、ご飯のごちそうは 私だけでも百万は使わせてるでしょうか…これといった恩返しも出来ないまま 当時の菅田さんの年齢を超えてしまいました。唐さんも信頼を置いていたので「渋谷!(菅田さんの本名).タバコ買ってきて…」「わかりやした、おやじさん!」などと やけに任侠がかったやりとりなどあったのを覚えてる。私が入団するとき、その試験を特別に計らってもらったのも菅田さんだし、新人補充の裏方要員で特別に入った私を人一倍可愛がってくれたのも、やはり菅田さんであった。二三年芝居を鍛えてもらった。初めての唐組の芝居「さすらいのジェ二ー」では、一人だけ台詞のなかった私に 菅田さんの台詞を削って 言わせてもらった。(唐さんも 菅田さんだから ニヤニヤ観てたのかな?)かくして、私の滑り出しにはいつも菅田さんがいた。「役の大小は無い…己の大小があるだけじゃ!」という菅田さんの言葉は大好きで、絶えず肝に銘じてるつもりだ。教わったのは、唐の向こう側を志すこと…本と演出を超えて 想像を超えた演技を目指すこと。おさまらないこと。笑うこと、笑われること。何より創造が、深い孤独の上に成立するものだということ。…諸々の事情で菅田さんは唐組を去ったが菅田さんはそのときも、私にはなにも言わずその後も、芝居という共通言語だけで いまでもお付き合いさせてもらってる。多分、菅田さんは 去るとき 何か私に言いたかったに違いない…私も言いたいことがあったと思う。…しかし今では 言わなくてよかったのだと思う。こうしていまでも、本音で芝居の話の出来る 数少ない先輩が居てくれるのであるから…こういう世界であるから 力無い者 弱い立場の人間を 虐めることで成立している集団、ムーブをよくみかける…菅田さんはそれを一番嫌がった。それをこそ私は引き受けていきたいし…私と菅田さんの「特権的肉体論」は…まだまだ滅ぼさない! そういえば、菅田さんに呼ばれてぶんたさんの引越しを手伝ったことがある…六本木のぶんたさんの家へ行くと、奥から現れた菅原ぶんたさんが「ご苦労だな…トイレの掃除はサンポールを使え。やり方は 解説をよく読んで…やれビックリマーク」と、仁義なき…の 広野の声で言われたときには 吹き出しそうになった、菅田さん許して下さいね。ただし 引越しがおわったあと 終了の報告に行ったら、「ここにある服からすきなのを持って…帰れビックリマーク」と、壁一面のシャツを見せられたときには、さすがはスタービックリマークと納得させられたのだった。私が24歳の頃のことだ。

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隠れてるつもり…
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お迎え

とりやまだもの-101026_164645.jpg…こんなふうにいつも「おかいり~」と…

奈良井宿

昨夜の公演 土砂降りとなり、芝居以上に 雨が客席に入らないか心配で心配で なかなか集中出来ず…終演あと 疲れきった宴会の席に 岩波書店の樋口さんが…奥さんで詩人の新井高子さんとともにいらしてました。今週お仕事で 長野県の奈良井へ行かれたとのこと。「眉かくしの霊」の舞台となる場所だ。お二人も 作品のもとになった徳利屋や、山王神社を訪ねたらしいのだが、ひとつ面白い話を伺いました。樋口夫妻が奈良井宿のどこで尋ねても、眉かくしの話をしたがらない…或は「あ~、そんな話もあるみたいですね」とはぐらかす様子…樋口さんにしてみれば 鏡花を売りにして 宿を営んでいると思っていたので変であったが すぐに「ははぁ、お化けの話はやはり よろしくないようだ」と思い当たり、高子さんと目を合わせて笑ったとのこと。私も思った。バカな宿などと思ってはならない。宿は、眉かくしの登場人物 料理人の伊作と同じように振る舞ったのだ。宿を訪れた人達を楽しませるために、わざと 眉かくし をひた隠しにしたのだ…冴えてるなぁ、奈良井宿ビックリマークあなどれん、キソカイドウビックリマークビックリマーク
こんな話を夫妻にききながら 公演の疲れは少しずつ去ってゆき、同時に激しい雨も 段々と弱まる…本番中だけやないか、土砂降りはあせる
PS、樋口夫妻が帰ろうとして振り向くと、何気ない額の書のなかにひっそりと、眉かくしの霊のツグミの一節が書かれてあるのを、夫妻は見逃さなかった。が、お二人も気づかぬふりで 微笑みながら宿を後にしたのでしたチョキ
とりやまだもの-101020_121027.jpg芸術的カットを要求されたので撮ってみました…遠くを見る土屋まいさん…

またたび

とりやまだもの を観たお客様より うれしい差し入れ
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ムギさんへのおみやげだよ~
とりやまだもの-101024_011939.jpg狂喜乱舞ビックリマーク
ありがとうございまちゅ珵
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岩戸くん

今日の二本立ても大変だったが、えらく盛り上がった。鬼子母神と唐十郎の台詞の相性のよさを感じる…お祭りぽい花園神社とはまた違って しっとりと濡れた言葉が心地好く響き、いつも客と一体になれる。今回客演出の小林くんと、もうひとり、岩戸くん。第一印象のモデルさんのようなかっこよさをなかり覆すようなかわいい笑顔がステキで、そのギャップに、自分がおんなならほれるななんて…
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登場寸前の彼。緊張感がみなぎっている。外部出演するとわかるが、多分彼は唐組のだれよりも大変だ。助っ人には必要以上に結果が求められるからだ。彼のアーチキュレーションは完璧である。必死に台詞を伝えようといつも頑張っている。見習わなければならないものを彼は出しつづけている。まけてはいられないだろう。
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鬼子母神の夜はふける…

一日仕込み2

朝6時前に起きて 普段は体験しない満員電車に揺られ8時からテント建てました…いつもより早いペースだったが 終わってみたら九時半でした…久しぶりにしんどかった。
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途中 鬼子母神でははじめてのかわいい猫を発見
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やっぱりムギはデブだなぁ…
明日はお客様の数のデータが一番多いので 客席広げも今日半分済ませたのだが、写真の養生は 面白すぎる…
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自分で遊ぶ…

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よっ 唐っ獷

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