ホエールです。
今日はロッドホルダーパーツを使った自作振動子アームについて取り上げたいと思います。
先日のyoutube動画でバイキングカヤックの忍、プロフィッシュ45へのホンデックス魚探の振動子のスカッパーホール引き上げ固定をご紹介させていただきました。
ただ、忍やプロフィッシュ45でガーミンやロランス、ハミンバードなどの大型振動子を持つ魚探を使いたい場合はステーでの外出しの固定が必要となります。(忍proはコンソールボックス設置が可能)
そのステーはスコッティーやレイルブレイザから専用品が出ていますが、自作する方も多いです。
もっとも簡単なレイルブレイザアタッチメントアダプター+アルミフラットバーを使った自作振動子ステーは以前のブログでご紹介しています。
コストがとても安く、水の抵抗も少なく、シンプルでかなり良いのですが、この方法のひとつのウィークポイントは「出艇・着岸時にはスターポートからアームを取り外さなければならない」点でした。
正直、個人的にはぜんぜん苦にならないのですが、いちいち取り外さずにアームを上下に上げ下げしたいという方もいらっしゃると思います。
上げ下げもできる自作ステー
として、今回はこのパーツを使った振動子アームをご紹介します。
レイルブレイザ
ロッドホルダージョイント・ノブパーツ
これ、なにかというと・・・
レイルブレイザのロッドホルダーRやロッドホルダーII、ロッドチューブの根本のパーツです。
この根本のパーツが単体で売っているんですね。
このパーツを使うことで、出艇・着岸時に上げ下げできるステーが作れます。
ただ、このパーツを振動子アームのベースとして使おうとすると、最初の板の向きが縦になるため向きを90度変えてあげないといけません。
そこで、こういったパーツを使います。
ひねりの入ったステンレスプレート
ホームセンターでも売っているかもしれませんが、kayak55の近所のホームセンターではなかったのでモノタロウで買いました。
これを使って90度角度を変えてあげるのが必須という感じです。
そこからはアルミの板を曲げてもいいですし、ステンレスのプレートを組み合わせてもいいのですが、今回はステンレスプレートを組み合わせてみました。
90度曲がっているステンレスプレート1枚
真っ直ぐなステンレスプレート2枚
※ちなみに、今回用意したステンレスプレートはすべて穴が6mmのものになります。
まずはひねりの入ったステンレスプレートをロッドホルダージョイント・ノブパーツに入れます。6mm穴なので未加工で入ります。(ワッシャーで挟んであります)
ここに90度曲がっているステンレスプレートをM6×10のステンレスネジ+ワッシャーとナット2点で取り付け。
さらに真っ直ぐなステンレスプレートをM6×10のステンレスネジ+ワッシャーとナット2点で取り付け。
これでもいけそうなのですが、微妙に長さが足りなそうだったので・・・
真っ直ぐなステンレスプレートをもう一枚追加でM6×10のステンレスネジ+ワッシャーとナット2点で取り付け。
今回使うのはハミンバード・ヘリックス7の振動子です。
僕は忍proで今ハミンバード・ヘリックス5を使っているのですが、ヘリックス5とヘリックス7では振動子が違うんですよね。ヘリックス7もフィールドで使ってみたいので取り合えすステーでいろいろなカヤックで使えるようにしてみます。この振動子のネジ穴がちょうど6mmが使えます。
ステンレスプレートの最後の穴にヘリックス7の振動子のネジ穴に合いそうな長い6mmネジを入れて(たぶんM6・40か45)
反対側からワッシャーとナットで固定
タイラップをいっぱい用意して
ケーブルをステンレスプレートにタイラップで固定していきます
上げ下げできる自作アームが完成です!
所要時間は15分ぐらい
忍に合わせてみます
(忍の場合はあと5cm短くても良かった・・・・)
出艇・着岸時はこのネジを緩めて
ステーを上げられます
ということで、レイルブレイザのスターポート等のベースが足元の先にマウントされていることが必須となりますが、ロッドホルダージョイント・ノブパーツを使うことで簡単に上げ下げできる振動子アームが作れます。
これでヘリックス7が使えるようになりました。どうもヘリックス5とは周波数域が違うようなので、緊急事態宣言明けにはヘリックス7をいろいろなフィールドに投入してまた使用感をインプレしていきたいと思います!