ガガさんが僕たちの前にあらわれたのが4年前の3月。

そして、すぐに導かれるように訪れた青森の十和田神社。


この時のお話は、デビュー作「妻に龍が付きまして…」に詳しく書いてあるんですが


実はその年の7月に、

同じようにガガさんに促されて訪れた地があったんです。



JR高尾駅から30分ほど歩き、

到着したのは昭和天皇の眠る武蔵野御陵。




ガガさんの話では、


昭和天皇は崩御(天皇陛下がお亡くなりになること)されてからも、この世に留まり。

 

自分の御代に戦争で死なせてしまった日本人の魂がすべて成仏するまで。

 

自らも向こうの世界には行かないでお守りくださっていると。


それでも神様と同じように、その力も人間たちの祈りに支えられているから。

おまえたちの祈りを捧げてきて欲しいと言われた。


そんなわけがあって訪れた武蔵野御陵。



緑の濃い森に囲まれた参道を歩き、昭和天皇の御前に。



そこでワカと共に祈りを捧げてきたのです。


ガガさんによれば、昭和天皇には大きな青龍が付いていたと。



そう言われて調べてみると、ちゃんと記録にも、


「雲間に去りゆく龍を視た日の翌日に昭和天皇が崩御された」

という文書がいくつも残されていたんです。


そこには、

「その龍は全体が掴めないほど巨大なものであった」

とまで記されていた。



僕たちもそれを肌で感じた瞬間でした。

そして僕たちが、龍神の教えを本という形で世にしたのはその翌年の春。

この教えを門外に出そう、そしてこの道で堂々と決めたからこそ、できた選択でした。


思えばこの地を訪れた時に、その覚悟は固まったのかもしれません。


昭和の日の今日。

4年前のあの出来事を、ふと思い出しました・・・。


今日も遠く仙台の地から、武蔵野御陵のある東京へ向かって手を合わせ、祈りを捧げます。


どうか日本がこの危機を乗り越え、明るい未来を切り拓きますよう。

僕たちも精一杯頑張りますので、どうぞお守りください。





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