今日も元気に参りましょう
第4回は、ついにあの神様が登場します!!
前回までのお話はこちら
古事記シリーズ①~イザナギの国生み・神生み~
古事記シリーズ②~天岩屋戸神話~
時はダーっと流れまして、スサノオから6代孫にあたるオオクニヌシが登場します。
彼はたくさんの兄弟の末っ子で、兄たちからいいように使われる、気の弱い神様でした。
ですが、兄たちに騙されてボロボロになった兎を助けた優しい神様。
出雲大社に兎がたくさんいるのは、そんな曰くがあるんですね。
しかし、あまりにも兄たちのイジメが酷く、なんと2度も殺されてしまいます。
(母サシクニワカヒメの尽力で、その都度生き返らせてもらうほど)
そしてついに、こう思うのです。
「このままではまた殺されてしまうぞ。こいつはヤバい」と、助けを求めに行ったのが、先祖神でもあったスサノオでした。
ところがです。
スサノオ邸に着くなり、その娘スセリビメに出会い、一目惚れ💕
そして、当然のように即結婚‼️
いやはや、古事記は本当に一目惚れラプソディーが多いですね。
しかし、その後がそう簡単にいきません。
可愛い娘を取られた悔しさからか、義父スサノオから数々の試練を課せられるオオクニヌシ。
それでも賢い妻の助けでどーにかこーにか乗り切ると、ついに
「こうなったら地上世界の主となりやがれ! こいつめ!」
と義父スサノオからも認められ、再び地上へ。
しかし地上は大変荒れており、国を造るのも一苦労。
ある時、「ああ、私はどうやって国を造ればよいのか」と、海を見ながら途方に暮れていると、ガガ芋の船に乗った小さな神様が現れ、手伝ってくれることになりました。
これが、一寸法師のモデルとされるスクナビコナと言う神様です。
神田明神でもお会いできますね。
ところが、国造りがまた途中の段階で、スクナビコナは去ってしまいます。
またまた困ったオオクニヌシが、例によって海を見ながら途方に暮れていると、海面を光り輝いて近づいてくる神様が。
しかも、
「私を祀るならば国造りを手伝ってやろう」
と言うではありませんか。
この神様こそ
後に三輪山に祀られるオオモノヌシです。
大神神社で僕もご挨拶しました。
こうして次々と現れる神様に助けられ、地上を統治することができたのです。
この時点で、
高天原(天上の世界)は、アマテラス。
葦原中国(地上世界)は、オオクニヌシ。
という構図ができあがったのです。
ちなみに、
高天原の神様を天津神(あまつかみ)。
葦原中国の神様を国津神(くにつかみ)。
と言うのですが、
どこかで聞いたことあるかな?
(つづく)
こんなふうにわかりやすく書いた古事記のお話は、龍神の教え手帳【令和2年版】にも載っています。お持ちの方はぜひもう一度開いてみてください
書き込むことで、神様に思いが通じやすくなる作りになっていて大変好評を得ています。
「やっぱり龍と暮らします。」と合わせて読んで頂くと、より古事記への理解を深められると思います(*^-^*)
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今日もご愛読ありがとうございました!