古事記シリーズ、第1回がけっこう好評でした
よかった~。
やっぱり古事記って
「難しい!!神様の名前、長くてわからない!!」というイメージがありますからねえ。
そこを何とかするのが僕の役割と思って、毎年龍神の教え手帳を作ってます。
前回までのお話はこちら
なぜ「あんな事件」が起きたのか?
そして、その原因を作ったのはなんと、有名なあの神様だった・・・
さて。
イザナギは、貴い三柱の神様にそれぞれ役目を与えました。
アマテラスには、高天原(天上の世界)を治めよと。
ツクヨミには、夜の世界を治めよと。
スサノオには、海原を治めよと。
アマテラスとツクヨミは、「わかりました」と父の命に従い、仕事をします。
ところがスサノオだけは、「おかあさ~ん、おかあさ~ん」と、死んだ母が恋しいと、仕事を放棄し泣いてばかり。
それには父イザナギも手に負えず、
「もう、どこにでも行ってしまえ!」
と、匙を投げられしまいます。
すると、それをいいことに恋しい母のいる黄泉の国へ行こうとするスサノオ。
しかし、その前にちゃんと伝えようと思ったのでしょう。
姉アマテラスに別れの挨拶へ出かけたのです。
ところがです、なんと姉は弟を
「スサノオのやつ、もしやここを襲いに来たんじゃないのかしら」
と疑い、そうはさせるかと完全武装で迎え撃ってしまうのです。
誤解されたスサノオはなんとか身の潔白を証明したものの、やはりおもしろくなかったのでしょう。
「それ見た事か」
と、アマテラスの御殿で、やれ、うん○をばらまいたり、やれ田んぼのあぜ道をぶっ壊したりと、疑われた腹いせなのか、そりゃもうやりたい放題
そんな弟の不良ぶりに耐えかねたアマテラスは、
「あたし、もう嫌!」
と、天岩屋戸に閉じ籠ってしまったのです。
これが有名な「天岩屋戸事件」の発端だったわけ。
太陽の神様が引きこもったから、さあ大変。
世界は真っ暗な闇に包まれ、あらゆる災いが起き始めます。
困った神々はみんなで集まり、ワイワイガヤガヤ、どうしたもんかと相談を始めます。
そして一計を講じることにしたのです。
それは、天岩屋戸の外で楽しい祭りを始めて関心を引く作戦でした。
外で楽しそうにしていれば、気になったアマテラスが顔を出すのではないかと、神々は考えたのです。
そして、宴が始まります。
飲めや歌えやと酒盛りをして楽しく騒ぐ数多の神々。
それは、コメディさながらに躍る女神のあまりの面白さに、皆がどっと笑い出した時のことでした。
外の様子が気になったアマテラスが小さく岩戸を開け、そっと顔を出したのです。
やった!!
その隙に力自慢のタヂカラオがアマテラスの手を引き、外へ引き出すことに成功。
ついに世界に光が戻った瞬間でした。
ちなみにその時に、一計を考えた知恵の神様オモイカネや、岩屋戸の前で舞を舞ったアメノウズメ。
戸を開け放ったタヂカラオをお祀りしているのが、
「やっぱり龍と暮らします。」の第5章で登場する戸隠神社というわけです。
こんなふうにわかりやすく書いた古事記のお話は、龍神の教え手帳【令和2年版】にも載っています。お持ちの方はぜひもう一度開いてみてください
書き込むことで、神様に思いが通じやすくなる作りになっていて大変好評を得ています。
「やっぱり龍と暮らします。」と合わせて読んで頂くと、より古事記への理解を深められると思います(*^-^*)
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今日もご愛読ありがとうございました!