【読書記録】

「夢幻花」

東野圭吾

PHP

2013年5月出版

第二十六回柴田錬三郎賞受賞作




 

引き続き東野圭吾作品ハマり中です📕


1月に読んだこちらは、

ちょっと歴史ミステリーぽくて面白かったですよ🤗

 

<あらすじ>

花を愛でながら余生を送っていた老人・秋山周治が殺された。

遺体の第一発見者である孫娘・梨乃は、祖父の庭から消えた黄色い花の鉢植えが気になり、ブログにアップする。
それを見て身分を隠して近づいてきたのが、警察庁に勤務するエリート・蒲生要介。

ふとしたことから、その弟で大学院生の蒼太と知り合いになった梨乃は、

二人で事件の真相解明に乗り出す。

一方、西荻窪署の刑事・早瀬も、別の思いを胸に事件を追っていた……。(Amazonより)

 

 

「祖父の庭から消えた黄色の花」というのが

この物語のキーワードです🟡

 

この黄色い鉢が黄色いアサガオに

似ていることから、

警察庁のエリート・西荻窪署の刑事ほか、

弟蒼太の初恋の彼女(に似ている人)などが

不穏な動きを次々と起こしていきます。

 

チャッピーに聞いたところ、

黄色のアサガオは、

江戸時代の図譜に記録あるも、

その後一度姿を消し、

絶滅したと考えられていたそうで、

その後近年の研究で復活したそうです。


そんな歴史に絡めて、

 

何故黄色のアサガオは絶滅したのか、

今なお危険視されて、

何故その幻の存在を追い続けなくてはならないのか、

 

このあたりのミステリー仕立てが、

めちゃめちゃ面白くて、

事件経過とともに

なるほど~!と唸ってしまいましたよ😊
 

宿命を背負った蒲生兄弟やその関係者、

それに巻き込まれた秋山老人や梨乃、

読み終わってみれば、そう来たか~!でした✨

 

バリバリの歴史ミステリーではなく、

基本はボーイミーツガールものの現代ミステリーなので、

若年層にも楽しめる作品かな〜。


そして、

グッドエンディングが好きな方にお勧めです😇


 #読書記録 #本好きな人と繋がりたい #東野圭吾 #夢幻花 #PHP #図書館好き 


 

 

 

 

ストーリー展開面白く、本の厚さもなんのその!

ほぼ一気読み!

 

【読書記録】

「空飛ぶタイヤ」

池井戸潤

実業之日本社



 

2008年8月10日初版

第136回(平成18年下期)直木賞候補作。

 

<あらすじ>

走行中のトレーラーから外れたタイヤが

凶器となり、

通りすがりの母子を襲い、

母は命を落とすこととなった…

タイヤが外れた原因は

運送会社の整備不良なのか、

それとも製造元のホープ自動車に

要因があるのか…。

容疑者と目された運送会社社長赤松は、

要因を徹底的に探し始める…。

 

実際に起きた企業の不祥事を題材とした経済小説です。

 

 

真実を追い求める赤松社長に、

「もうこれまでか…」と感じるほど

あまりに過酷な状況・対応が続き、

読んでいてキリキリ…

ついつい先走ってページをめくりたくなりました~📕

 

それほどまでの状況でも

赤松社長を支えたのは

 

創業者社長である亡くなった父の姿、

信頼厚い古参の従業員、

見た目はチャラくても仕事のできる新入り従業員、

妻や子供の存在。

 

今まで読んだ池井戸さんの小説全般にですが、

プロフェッショナルな丁寧な仕事をする

良質な中小企業を応援したいというスタンスを

この小説でも感じましたね。

 

赤松運送の人たちはもとより、

自動車会社、銀行、警察、記者、被害者の家族など事故に関わった人たちほか、

様々な人間模様のディティ―ルも

丁寧に描かれて、

時系列も分かりやすく、

読み応え十分でした。

 

私的には、

ホープグループそれぞれの特色を理解し、

これを現実の○○グループと

照らし合わせて読むのが

面白かったですね😇
 

そして、

リコールについてと、

企業・銀行等の組織についての知識と関心が

より深まった感じです。

 

既読の池井戸氏の小説の中では

「下町ロケット」がダントツ好きですが、

こちらもめちゃめちゃ読んで良かった1冊です😇

 

#読書記録 #図書館好き #空飛ぶタイヤ #池井戸潤 #実業之日本社 #本好きの人とつながりたい #経済小説 

 

 

笑えて、しかもわかりやすい〜!

 

【読書記録】

「自分とか、ないから 教養としての東洋哲学 」

しんめいP

サンクチュアリ出版

 

2024年4月初版




去年読んだ本の中で、ベスト3に入る1冊✨

 

宗教ってデリケートで、

あまり触れないように、と

無意識に思っている所がありますが、

 

こちらは「教養としての東洋哲学」として、

非常にくだけた文体で

理解しやすく、

 

東洋哲学初心者に

めちゃオススメです🙌

 

勧めてくださったぬつさん、

(@nutsumama)

ありがとうございます🙇‍♀️

 

 

東大卒で、

離婚して、

失業して、

実家の布団に潜り込んでいた

引きこもりニートだった作者さん😇

新しい事に何度かチャレンジはするけれど、

思う通りにはいかない…

 

そんな作者さんによる

東洋哲学伝達者のそれぞれ(インドのブッダ、龍樹、中国の老子、荘子、達磨、日本の親鸞、空海)の主義主張について、

独自の解釈による解説をしてくれています🙌

 

これが面白いんですよね❤️

 

ブッダの

「自分とはただの妄想」

「この世界は全て繋がっている」(超意訳)

という説明が、

丁寧でわかりやすくて、

しかもその例えが面白おかしくて、

笑いながらもじんわり沁みました〜😎

 

天才龍樹の「空(くう)」の境地も、

なるほどなぁとしみじみ🙌

 

インドで発祥した仏教が中国に渡り、

やがて日本!

 

日本って凄い!

親鸞って凄い!

平安末期の京都という最悪の時代だからこそ、

浄土真宗は生まれたのか?

 

「空(くう)」の境地に到達する方法は

徒歩か?電車か?飛行機か?と悩むところが、

いやいや「空(くう)」の方からやってきてくれるんですよ〜という発想は、

柔軟な思考の転換力と思いましたよ😊

法然先輩と親鸞様、さすがです🙌

 

個人的には、

陽キャで天才の空海に惚れ惚れしました。

 

Amazonベストセラー1位ですね!

納得です😇

 

#読書記録#本好き#自分とかないから#サンクチュアリ出版#しんめいP#図書館好き

 

 

 

 

 

 

 

小さな奇蹟に泣きます🥺


【読書記録】

「クスノキの女神」

東野圭吾

実業之日本社

2024年6月初版第一刷発行



 

不思議な力を持つクスノキと、

その番人の元を訪れる人々が織りなす

ヒューマンミステリー✨

シリーズ2作目。


(ぜひシリーズ1作目の「クスノキの番人」を

先にお読みくださいね🤗

その方がスムーズにストーリーに

入っていけると思います🙌)

 

 

手作りの詩集を売って欲しいと

クスノキが有名である月郷(つきさと)神社の

管理責任者である玲斗の元へやってきた女子高校生。

 

お金に困ったこの女子高校生との繋がりから始まり、

記憶障害の少年と、

ぐうたらな甘えた人生を送っていた中年男性と、

そして玲斗の伯母と、

他にも様々な登場人物との

心あたたまるふれあいの物語です。

 

ミステリー的な事件は起こりますが、

それがメインとなる物語ではなく、

人と人とのふれあいや繋がりが、

基軸となっています✨

 

そして物語の中心となるのがクスノキだからか、

ファンタジーの要素に溢れていて、

それがとても自然で、

じわじわと心に響く作品です✨

 


「あと2年の命と知っている少年は

自分の未来を知りたいのか?

自分の身体が

病気が

どうなっていくのか知りたいのか?

 

この先何が起こるのかなんてどうでもいい

知らなくていい

大事なのは今なんだ」

 

少年や少女の静かな叫びが

胸を打ちます。

 

長編ではありますが、

あっという間に読めて、

終盤にかけて、もううるうる🥺

 

それにしても、東野さん、

めちゃめちゃ残酷なミステリーも

お書きになるけど、

こういった心が温まる&泣かせるヒューマンドラマも!

ホント、凄い作家さんですね🙌

 

#読書記録 #図書館好き #クスノキの女神 #東野圭吾 #実業之日本社 #本好き 

 

 

 

 

骨太企業小説を堪能~♬

 

【読書記録】

「トヨトミの野望」

「トヨトミの逆襲」

「トヨトミの世襲」

梶山三郎

小学館、講談社







(写真には2冊ですが🙇‍♀️3冊のご紹介です)

 

世界に名だたる某巨大自動車企業を舞台に、

あの本家の血筋を引く御曹司が

まだペーペーだった頃から

社長となり、その後会長に退くまでを描いた

3部作✨

 

「本書の内容のどこまでが事実でどこまでがフィクションなのか」

 

出版された時には、名古屋界隈の書店から本書はすべて消えた、とか

さまざまな噂が駆け巡るほどの注目を集めた作品だそう。

新聞が書けない内容のビジネス小説とはよく言ったもので、

これ全て事実だったら凄すぎ!

 

真実を知るものは本書の登場人物のモデルとされた方々だけなんでしょうね💡

 

特に①「トヨトミの野望」面白かったなぁ~🤗

3代続いたサラリーマン社長の、特に奥田社長…じゃなくて武田剛平さんの剛腕ぶりが

お見事過ぎて、

ビジネスの裏側も面白く描かれているし、

どんどん読めるスピード感が何より魅力でした🙌

 

自動車産業、全然知らなかったけど、

売り上げや利益など日本最大の企業となるためのあれこれ、

検索しながらも(私のようなド素人でも)

サクサク夢中で読めてめちゃ面白かった✨

 

骨太企業小説お読みになりたい方、ぜひぜひ!

 


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