#時習館サッカー部創部100周年に向けて


平成10年度の総体予選は東三河から県へと県大会に出場するチーム紹介が新聞に掲載されました。


サッカーでは時習館サッカー部が掲載されました。


時習51、52、53回生の50人が揃った

時習館サッカー部


東三河地区大会では予選リーグを1位で突破して、決勝トーナメントに進出しました。


決勝トーナメントの結果です。

1回戦 5−0豊橋西

準決勝 3−0国府

決勝 4−1豊橋工業


7試合で23得点、1失点と攻撃力を見せつけて優勝しました。


県大会1回戦では東三河地区決勝戦と同じカードの豊橋工業と対戦して5−0と勝ち、2回戦に進出しました。


2回戦の相手は7年度の選手権予選で対戦して延長戦で負けた刈谷工業でした。


前半は時習館のペースで試合は進みましたが、刈谷工業8番の鋭いミドルシュートがGKのグラブを弾いてゴールに突き刺さりました。


こんな距離から決められるんだと思ったことを思い出します。


この1点が決勝点となり2回戦敗退となりました。


時習館サッカー部10番の思い


「5月10日、対刈谷工業戦。0−1で惜しくも破れ、僕たち3年生の高校サッカーは幕を閉じた。そして10番のユニホームを脱ごうとした時、もうこのユニホームを着て大好きなサッカーをすることはないんだ、と思ったらまた涙が溢れて来た。一体いつから涙を流してないだろうか。そんなことを思いながらユニホームを脱ぎ、汚れて穴があいたソックスを脱ぎ、まだ十分はけるスパイクを脱いだ。サッカー、本当にありがとう」




女子サッカー新人戦の準決勝が行われました。




シード校が登場した準々決勝の結果です。

豊川13−0愛知啓成・清林館
至学館6−0安城学園
同朋13−1旭丘
松蔭1−2聖カピタニオ

シード校以外にも点差がついた試合が多かったこの大会ですが、準々決勝も豊川、同朋は13得点、至学館は6得点と差がついています。

準決勝結果
豊川(第1シード)3−0至学館(ベスト8シード)
同朋(第3シード)0−2聖カピタニオ(第2シード)


決勝進出を決めた聖カピタニオ

(監督のインスタより)


決勝組合せ
豊川−聖カピタニオ

全国選手権愛知県大会の決勝戦と同じカードになりました。

豊川がPK戦で勝って全国大会へと進出しました。

聖カピタニオがリベンジするか、豊川が連勝で優勝を勝ち取るか愛知県NO.1のチームの実力を見せて欲しいです。


1993年に時習館高校創立100周年を迎えました。




この時期にサッカー部はOB総会でドイツ合宿が承認され、各方面の協力を得て具体的な計画を進めていき1993年の8月12日〜23日にドイツに飛び立ちました。


参加者は時習47、48回生の1、2年生24人とOB4人の28人で合宿がスタートしました。


まず最初の訪問都市はフランクフルトです。初日はペントハウス、ゲーテの生家など市内観光をして午後からトレーニングが始まりました。


次の日から親善試合が行われました。素晴らしい施設で地元チームと対戦しました。


初戦で時習館イレブンもかなり緊張していましたが、終わってみれば6−0と嬉しい結果でした。


試合が終わるとブンデスリーガの「フランクフルトvsブレーメン」の試合を観戦しました。巨大なスタジアムはサポーターで埋め尽くされ、その熱気に圧倒されました。


観客もマナーを守って、選手と一体となってサッカーを楽しんでいました。


次の都市はケルンです。まずは観光船に乗ってライン下りに古城やブドウ畑の景色を堪能しました。


FCケルンのクラブハウスを訪問してトレーニングを見学しました。ミニゲームでも選手たちの真剣さが伝わってくる迫力がありました。


二度目の親善試合は接戦ながらも2−1と勝つことが出来ました。


終了後相手チームの父母の方々の手料理による交流会での夕食会が行われました。


親切なもてなしに感謝です。


最後の都市はデュッセルドルフです。高校選抜チームが試合を行っている会場で施設の規模の大きさには驚かされました。


最終戦は前半こそ苦戦しましたが、後半に入ると時習館のペースとなり、最後にロングシュートを決めて2−2の引分けで終わりました。


初のドイツ合宿が果たしてできるかどうか心配でしたが、生徒の意欲とOBの方々の援助によって成功裡に終わりました。


ドイツでものびのびと行動し、意欲的に文化に触れ、地元チームとの試合に全力を尽くした選手たちと一緒に過ごした時間はかけがいのない経験となりました。




全国選手権の県大会予選では平成5年度は6回戦で松蔭に、6年度は4回戦で愛産大三河に敗れていずれも強豪チームとの対戦で悔しい思い出になりますが、平成7年度の選手権も悔しい結果となりました。

時習48回生 キャプテンの思い

「1995年9月23日は僕にとって一生忘れることの出来ない一日となるだろう。僕たち3年生にとって最後の試合となった刈谷工業戦が始まった。試合は1点を争う激しい展開となった。この試合課題とされたのは、立ち上がりとラスト5分の集中力を切らさないことであった。何度かチャンスはあったが決定力に欠け、得点することが出来なかった。その後一進一退のゲーム展開となり0−0のまま前半を折り返した。後半に入り先取点を奪われたものの、すぐ追いつき逆転した。残り5分。勝てる、恐らく皆そう思っただろう。しかし、最後の最後で追いつかれてしまった。そして延長に入り、1点を奪われ僕たちの高校サッカーは終わった」

良く頑張ったが、どこかに勝利への執念、集中力を切らさない為のトレーニングが不足していたのではなかったかと思ったことです。

ハーフラインからドリブルで持ち込まれてスーパーロングシュートを決められたのには驚かされました。

延長になってシュートがGKの前でボールが跳ねてコースが変わり決勝点を決められたのは何故グランドがと思ったものでしたが、何の慰めにもなりません。

逆転された時に思わず椅子を蹴り飛ばしてしまった自分の行為が恥ずかしいです。

最後の試合となったキャプテンから

「あっという間の3年間だったが、金田先生のもと時習館高校サッカー部で活動できたことを一生の宝として心にしまっておきたい。ありがとうございました」

2030年に時習館サッカー部は創部100周年を迎えます。


記念誌から過去の思い出の試合などを連載しています。


第⑩話は平成5年度の総体予選です。


平成3年度の県新人戦で3位となった時の1年生が3年生となり、総体予選が始まりました。


東三河大会は予選リーグ3試合を得点19、失点1の1位で突破して決勝トーナメンは決勝までの3試合を得点19、失点1の圧勝で優勝して県大会に進出しました。


愛知県予選は1回戦の半田高校に苦しみながらも自分たちのサッカーをして、1−0と勝利していい感じで2回戦の松蔭高校と対戦しました。


松蔭高校監督は大学時代の同期で一緒にボールを蹴っていた仲間です。教員チームでも全国大会に出場していて練習試合も良く行なっていました。


当時は優勝候補で難しい試合になると思っていました。


選手たちはウォーミングアップの時から気合いが入っており、皆素晴らしい顔つきをしていてフォーメーションも松蔭3人の大型プレーヤーに対応するために5:4:1にしました。


46回生 FW選手の思い出


「そしていよいよ試合が始まった。前半、個人技の差はやはりあったが気合い、集中力では負けておらず、決定的なチャンスもあった。後半になるとさすがに松蔭の攻撃が続き、全員守備となってきた。しかし、集中力は依然衰えず、金田先生の作戦はずばり的中し、時習館の思惑通りに進んでいき延長戦となったが、両者決めてを欠きPK戦となった。PKで負ける程悔しいものはない。しかし、全員頑張ったのだから仕方がない。この辺のやり切れない気持ちが涙を誘った」


結果は時習館0−0 3PK4で松蔭に負けました。


土のグランドは雨で状態が悪く、脛当てが落ちて2回目で一人退場となりましたが、集中力は切れずに無得点に押さえました。


全員が一丸となり今までで最高の試合でした


試合が終わって松蔭の監督と握手した時にはお互いに涙が見られました。


選手も青春なら自分たちも青春を感じた思い出の一戦でした。


この後、松蔭はこの年の全国総体に出場しました。