2024年6月2日(日)
【曇り 一時 雨 時々 晴れ】
今日は、Tがお仕事で平日と変わらない時間に出掛けて行ったので、
私は、何もしないと決めて、出掛けもしないことに。
Amazonプライムで、
映画「水曜日が消えた」を観た。
中村倫也、主演。
曜日ごとに入れ替わる、7つの人格。
多重人格者、のことなのかな?
お互いを、それぞれの曜日で呼び合う、7人の「僕」たち。
中でも、一番地味で真面目で、新入り?
・・・の火曜日が、割と主人公の目線。
毎週、同じ曜日だけを生きる、それぞれの「僕」。
火曜日は、いつも図書館は休館日で、
事情を知っていて、ほぼ毎回訪れる一ノ瀬に、
「本なら、借りて来てあげるよ?」と言われて、
「そういうことじゃないんだよ・・・」と、寂しい目をする。
解かる。たしかに「そういうことじゃない」。
そうやって、不満はありつつも、
毎週、自分の曜日を淡々と生きている、それぞれの「僕」。
だけど、ある日、
火曜日が目覚めた朝は、水曜日だった。
初めて図書館に入ることができた火曜日は、
自分が火曜日だということを、別な曜日に目覚めてしまったことを、咄嗟に隠す。
だけど、そこから少しずつ歪んでいき・・・。
いちばん強く「一人になりたい」と願って、
攻撃的に他の曜日を消して来た月曜日との一騎打ち。
そこで、たぶん、負けた?
だけど、その月曜日が下した決断に、泣けた。
嫌な奴だったけれど、でも、いい奴だった。
タイトルだけ見てた時は、
サスペンスなのかな、と思ってたけど。
いや、ある意味サスペンスなのかもだけど、
最後は、ほっこり。
温かいヒューマンドラマを感じた。
◆散文「きっと解からない」
たぶん
五体満足でも
何不自由なくても
天に二物を与えられていても
きっと寂しさや辛さはあると思う
だとすれば やっぱり
他人を憐れむのは間違っている
幸せの形なんて
しょせん他人には解からないのだから