ジャスティンからのお手紙・・・・虹の橋へ・・・・はちボラ活動 | 高野由磨子(有美子)のブログ 

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  世田谷だってパリだって
大好きな人が暮らしていれば・・・
素敵に決まってる!   
強引で強欲な社長の私が
 この町 八代で巻き起こす
楽しくって笑える日々
走り回って怒ってお洒落して
一緒に悩む日々を毎日!
私らしくお伝えしちゃいます!

 
 
 
昨年の秋・・・・
 
 
神戸ガーディアン秋山さんご縁から
四国のヨンナナさん
素敵な奇跡で・・・ 
 
 
一匹の老犬
 
 
シニアの持病を持った犬が 救われた・・・・
 
 
頑丈な首輪をつけたまま
傾斜して歩く 震える犬
 
ウッチャンと名付けた犬は
脳の障害がみられ  
残された時間が見えている
 
 
私たちは 毎日 たくみ先生に通い
点滴をし 投薬をし なんとしても
自力で 立たせることだけを 抱きしめて
祈って 念じて 寄り添ってきた・・・・
 
 
 
保健所のルール 行政のルールでは
自力で歩行できない 治癒の見込みなし
 
 それは 安楽殺対象
 
安楽殺と言っても 殺処分です
 
この子を 回収車に乗せ
知らない初めての場所で知らない人たちの元で
たとえ 苦痛がないと言われても・・・・
 
この子が 自分の意志ではなく ルールで
殺されることになる運命を 
私はどうしても どうしても 受け入れられずに
必死に もがいていました
 
 
 
はちボラの奇跡・・・・
 

 

 

10月に 最後のチャンスを掴んだ

ウッチャンは ヨンナナさんの搬送で
北九州へと譲渡が決まり・・・・
里親さんの元で それは それは 幸せな日々を
最期の日々を 慈しんでもらった・・・・
 
そんな 悲しみを 感謝にかえる
素敵な ジャスティンになった ウッチャンからの
お手紙・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
みなさん ボクは今日 
空に行くことを決めました・・・
 
ボクは 捨てられて 見殺しにされた日々から
たくさんの人たちに いろんなことを
教えてもらいました
 
 
言葉も いろいろ覚えました
 
みなさんにも 教えてあげるね・・・
 
 
はじめての ボク専用の お水のみ場
 
おいしいお水 
お庭
 
ボクの 覚えた好きな言葉たちは
みんな はじめに お がつきます

 

 
 
これは たくさん連れて行ってもらった
病院の診察券
 
おうちの子だけが 持ってるんだよ
 
おうちの子 ボクのこと
 
 
おひさま
 
お庭には すべらないように
芝生や マットが敷いてある
 
ぼくの おうちの お庭・・・・
 
 
 
 
 
おりこうさん
 
 
ボクが なにかをすると
必ず 声をかけてもらうんだ
 
おりこうさん

 
 
 
美味しいもの・・・
 
 
食欲がなくなっても
美味しいものを いっぱい
用意してくれたよ
 
 
だから 昨日の晩は
ステーキを食べて
 
おなかいっぱい
幸せだったよ
 
 
 
おいしいって 素敵だね
 
 
それから・・・・
 
 
ボクが はじめて覚えた 素敵な言葉
 
おかあさん・・・・
 
 
ボクが 動けなくなるたびに
おかあさんは ずっとそばにいてくれ
撫でてくれるんだ
 
だから また 元気になれるよ
 
 
おかあさん
 
 
 
おかあさんと見た桜。。。。
 
誰もいない場所で・・・
おかあさんと 
ゆっくり見上げた 桜は
とっても とっても きれいだったね
 
 
 
そしてね・・・
 
 
おとうさん
 
 
いつも タカノさんに
お知らせしてくれてありがとう
 
 
ジャスティン がんばってますよ
ジャスティン いい子ですよ
 
ボクの おとうさんは
頼もしくて 優しい
 
 
 
お薬を飲んだり
病院へ 連れて行ってもらったり・・・
 
 
 
じっと 心配そうな顔で
ボクのそばに 座ってる
 
 
それだけで
ボクは とっても幸せな気持ちになったよ

 
 
 
震える体も ふらつく体も
おとうさんに 抱きしめてもらえると
 
とっても 落ち着くんだ・・・・
 
 
ボクが 覚えたことば
 
おとうさん 
 
 
 
 
 
 
おとうさんに抱っこしてもらって
今日 ボクは 自分で決めて
虹の橋へ向かいました
 
誰かに殺されるのではなく
知らない人に 痛めつけられるのではなく
 
 
大好きな おとうさんの腕の中で
 
ボクは おうちの子
おりこうな おいしいものが大好きな
 
ジャスティンの名札をつけて
 
行ってきます
 
夜が明けて
ボクの大好きな おひさまの
お庭で・・・・
おとうさんと おかあさんが
おりこうさんって ボクを 抱きしめてくれたから
 
 
ボクは ちゃんと 空に向かうよ・・・・
おとうさん おかあさん
お別れではなく ありがとう・・・
ボクは ちゃんと自分で決められたよ・・・
 
おとうさんとおかあさんの
おうちの子だからね・・・・
 
 
ジャスティンより
 
 
 
 
どうにもできない現実の壁・・・・
 
 
シニア 老犬 
回復の見込みのない疾患を持った犬・・・・
 
譲渡不適とされる犬・・・・処分される枠の犬・・・・
 
 
八代保健所の 檻の中で・・・・
奇跡を起こした はちボラの保健所犬・・・・
 
 
シニアだって 病気を持っていたって
治らなくたって 看取りとなっても・・・
 
この子を 選んでくれる正しい家族が 
この子が 選ぶ優しい場所がある
 
あきらめない あきらめられない
 
何度も 何度も 引き伸ばしを願い
走り回り 泣きながら 抱きしめ続けた
 
ウッチャン・・・・
 
あなたは 私たちの奇跡です・・・
 
 
ジャスティン
 
あなたは 素晴らしい家族の元から
たくさんの幸せを感じて 旅立ったね・・・・
行ってらっしゃい
 
また 会おうね・・・・
 
その時の目印は
すぐわかる 固く汚れた首輪じゃない
柔らかい 可愛い首輪に
ジャスティンって かっこいいメダルをして
ニコニコ笑ってるもんね
 
 
また 会いましょう・・・ジャスティン
 
 
 
 
八代保健所 はちボラ譲渡
ウッチャンからの ジャスティン
闘病生活の中で たくさんの幸せを
与えていただき  慈しんでいただきました
 
 
応援してくださったみなさん
ありがとうございました
ほんとうに 素晴らしい ご縁でした
 
八代保健所卒業犬
 
 
ジャスティン・・・・永眠
 
享年不明
 
愛されて 守られた ジャスティンでした・・・