あなたは ただただ
撫でられることに 泡立つキレイな泡に
うっとり 身を任せていたね・・・・
生きてるって・・・・
素晴らしいね・・・・
サンクを支えてくれた人たちは
みんな 回復の早さに
驚きと 喜びの日々でした
まだ 寒さの厳しい
1月 この子は さまよい飢え
やせ細った体で 山を放浪し
ワイヤーのシシ罠にはまり 自力で脱出し
その後・・・畑にかけられた
ネットの罠の中で やっと息をしていました
酷い それは 酷い大裂傷
保護されてすぐ 保健所から連絡があり
私たちは 血にまみれて 異臭を放つ
黒い犬を タオルに包んで
たくみ先生に あわてて駆け込みました
不安と 痛みと 恐怖と 空腹と 寒さ
この子が 負った傷は あまりに広範囲で
即 洗浄処置と 止血 縫合手術の処置が始まりました
厳しい 厳しい 縫合
寒さは この子を救ってくれていました
ウジもわいておらず 感染も最小限のようで・・・・
傷口のすべてを 入念にチェックして
足周り付け根
首周り 胸・・・・・
ひとつ ひとつの傷を・・・・確かめて
60針以上におよぶ
大手術を行いました
その後・・・・
包帯と 傷を守るパット
皮膚の再生を促す パット・・・・
何度も 何度も 病院へ行き
処置を行っていただき・・・・
サンクは 多くのご支援
みなさんからの愛で・・・・
2か月で 回復し・・・・
食べて 歩いて 吠えて 甘えて・・・・
八代保健所犬舎収容犬
一番の元気さんになりました・・・・
サンク・・・・ 助かったね
良かったね・・・・
ではありません
サンクの居る場所は
サンクが ずっと居られる場所は
この檻の中ではありません
これから・・・・
奇跡的に救い出された 犬は・・・・
新しい あたたかい家族へ
迎えていただけなければ・・・・・
生きる場所がありません