スーパームーンをきれいに撮る方法 | プロ・カメラマンが教える集客できる写真の撮り方

プロ・カメラマンが教える集客できる写真の撮り方

写真で集客するためには、きれいな写真であるのは当たり前。それ以上に大事なものがあります。


こんちは。

きのうは中秋の名月。

で、きょうはスーパームーンの日だよ。


スーパームーンって、
月が地球に最も近い満月のことで、

地球との距離は約35万7000キロ。

通常の満月に比べ、

大きさが14%、明るさが30%増しで
見えるらしいよ。


今夜は西日本は天気も良さそうだし、

スーパームーンを撮ってみよう。



月の写真はむずかしく思えるけど、

デジイチと望遠レンズがあれば、
超簡単に撮れるよ。


レンズは高価な
明るいレンズでなくても大丈夫。

運動会の撮影で使っているような、

レンズキットに付いている
普通の望遠レンズでOK。


できるだけ望遠の方がいいよ。

月を大きく撮りたいからね。

いつでも無条件に被写体をグリッドに


カメラは、撮影モードに
マニュアルモードがある
デジイチかミラーレスがいいな。

(マニュアルモード:
 絞りとシャッター速度を自分で決めれるモード)


スマホとか普通のコンデジでは
むずかしいな。

スマホだと月を大きく撮れないし、

それに、月面が白くなりすぎて、

クレーターなんて見えないでしょ。

あれは、通常に比べて、
かなり暗く写るようにように
設定しないと表現できないんだ。


だから、コンデジで
露出補正機能を使ったとしても、

補正域を超えてしまっているから、
なかなかキレイには撮れないよ。


では、実際に撮影してみよう。


マニュアル撮影の場合は、

被写体の明るさを測って、

その値をカメラに設定するよね。


でも、
月の明るさは測る必要はないよ。


実は、
月の形(月齢)さえ同じであれば、

月の明るさは、
いつでもどこから見てもほぼ同じ。

ハワイでもオスロでも、
大体同じなんだ。



ということで、
撮影モードをマニュアルにしたら、

ISO感度を400に絞り値(F値)をf8、

シャッタースピードを1/800に
設定しよう。


ホワイトバランスはとりあえずオート。

これで、テスト撮影してみよう。


シャッタースピードが1/800なので、

200mm程度の望遠レンズなら、
手ブレに気をつけていれば
三脚もいらないよ。



実際に撮ってみると、
思ったより月が小さく写るでしょ。

例え300mmの望遠レンズを使っても、

画面いっぱいに月を撮ることは
できない。

大きく月を表現するには、

カメラの記録画素数を最大に設定し、

撮影後に画像処理ソフトで
トリミングをしよう。

(トリミング:画面の不要な部分を切り落とすこと。

 そうすることで、画質は悪くなるが、
 被写体を大きく表現できる)


PCで見る分にはそれで充分だよ。



次に、背面モニターで見て
明るさの調整をするよ。

大気の状態によって、
多少明るかったり暗かったりするはず。

暗い時は、
ISOを大きな数字にするか、
F値を小さく。

明るい場合は、
ISOを小さくするか、
シャッタースピードを早めよう。



月の色を変えたいときは、
ホワイトバランスを変えてみよう。

曇りに設定して赤っぽくしたり、
電球で青っぽくしたり、

好みの色調を出してみよう。


(f8.0 1/800 ISO400 AWB トリミングあり)

この程度の写真なら、
だれでも簡単に撮れるよ。

だけど正直なところ、

月って単体で撮っても、
さほど面白くない。

何かがいっしょに写ってると、

大きさを対比できたり、
ストーリーを感じたり、

劇的に良くなるんだけどね。


でも、その写真を撮るのは
ひじょーにむずかしい。

撮影場所や時間、天候条件、
使用レンズを選ぶし、

極端に撮影難易度が上がるよ。


実は、一番上の写真は合成です。

昼間に井の頭公園で撮った写真に、
月を合成してます。

騙して、ごめんね。



では、今晩のみんなの健闘を祈る。

じゃ、まったねー!



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Yuji Tabuchi


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