高松宮賜杯 全国制覇への道⑥ ~全国の頂点へ
http://ameblo.jp/tbbt21/day-20111104.html
■高松宮賜杯 全国制覇への道② ~いよいよ初戦
http://ameblo.jp/tbbt21/day-20111106.html
■高松宮賜杯 全国制覇への道③ ~決起大会
http://ameblo.jp/tbbt21/entry-11070938244.html
■高松宮賜杯 全国制覇への道④ ~大ヤマ
http://ameblo.jp/tbbt21/day-20111109.html
■高松宮賜杯 全国優勝への道⑤ ~準決勝
http://ameblo.jp/tbbt21/day-20111122.html
準決勝が終わると、車で5分の「久留米市野球場」へ移動。
ここが今大会メインの球場。
いよいよ、残り2チーム。
勝てば、東京代表としては22年ぶりの高松宮賜杯となります。
到着して、すぐにスタンドのメンバーも合わせて、円陣で気合注入!
スタンドには対戦したチームの応援もありました。
さあ、いよいよ決勝戦。
相手は、沖縄県代表・丸石ラジエーターカプス
先発は、ここまで4試合すべてに勝ち星の付いた、5連投の豊太。
2回表のバンバータの攻撃。
バンバータの怒涛の攻撃が始まった。
なんと、この回打者9人の猛攻で一挙に5点を奪う。
さらに3回には4番廣島のレフト場外に消えるホームラン。
予想外の展開にスタンドのボルテージも最高潮!
さすがに、5連投のトヨタの疲れも見えたがよく踏ん張った。
2失点を許すも9回完投!
8-2で勝利し、見事優勝!!
チーム設立3年、そして東京代表として22年ぶりに高松宮賜杯を獲った。
スタンドでは、一緒にいれなかった梅田のユニフォームも
廣島のホームランと優勝のシーン
しかし、みんなJSBBのサイトのイニング速報を見てたようで、勝った瞬間に恐ろしいほどの祝福メールが届いてた。勿論、facebookにも!
そして、最後に閉会式。
まるで甲子園のような、見事な閉会式。
高松宮賜杯は、今大会全試合勝ち投手、5勝の藤本豊太が受け取る
そして、優勝旗は勝田選手会長へ
そして、全員にメダルの授与
メダル授与後に最後は全員でダイヤモンド1周。
決勝を戦った、沖縄代表と一緒に記念撮影!
終わった時の感想は、正直「ほっとした」というのが正直な感想。
俺は正直涙流して、やったぜー!!!!
なんて、感情を表に出すことが無いが、逆も無い。
自分の性格の問題だろうと思うけど、良くも悪くも余り喜怒哀楽がはっきりしない。
終わった瞬間、具体的には閉会式ではブツブツ独り言を言いながら、既に次の目標設定を考えていた。
後で考えると、自分の性格を再認識させられるけど、決して冷めてるのでなく、俺は栄光が欲しいわけでなく「みんなと高い山にチャレンジするそのプロセスを楽しんでいるのだ」ということなんだろうと思う。
純粋にチャレンジするのが愉しい。
そして実現すると次のヤマに登りたくなる・・・厳密に言うと、手に届きそうになったら、手に届く前に次のヤマに行く・・・俺はそんな性格だなと。(ホントはドMなのかな?w)
でも、最高の仲間と一緒に登るヤマはどうせなら高い方がいい。
そして、山に登りきったチームに最高のチームワークが生まれる。
結局、チームワークで勝てるわけではない、だから勝利に貪欲にならなきゃいけないのだとね。
これも今回再認識した。
最後に、勝因と言われれば、それは「用意周到」
これはこの3年チーム内にテーマとして徹底してたこと。
これに尽きる。
スポーツに限らず、ビジネスでも同じだが、組織論を語るのにこのキーワードは欠かせないと思う。
「用意周到」は裏を返せば、「すべてが想定内」。
どんなことが起こったとしても、バタつかないし、札を切るのは場当たり的でない。
特に野球は準備が大事。
プレーだけでなく、最初のブログにも書いた通り、運営面も含めてすべて「用意周到」にできた結果が日本一だと思う。
それが結果に結び付くということ、そしていろんな方々に支えられて結果を出しに行くこと。
これが「野球を通してデキる男になる」ってバンバータの大義だと思う。
閉会式が終わり、その日の夜に羽田空港に着くと、仕事で先に帰った梅田や尾花、しょーこちゃんがお出迎えしてた。
そしてメンバーも2人にメダルを渡す。
俺たちはクラブチームだから、週末だけの、野球だけの人間関係。
だけど、こんなに素晴らしい一生の仲間になった。
本当に野球というスポーツをやってて良かった。
純粋にそう思える瞬間だった。
高松宮賜杯 全国制覇への道⑤ ~準決勝
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■高松宮賜杯 全国制覇への道② ~いよいよ初戦
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■高松宮賜杯 全国制覇への道③ ~決起大会
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■高松宮賜杯 全国制覇への道④ ~大ヤマ
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さすがに、日曜日のWヘッダーを終えると、3日間のホテル暮らしと連戦の疲れで、メンバーには疲労感が出てきた。
前述した通り、その夜、キャプテン尾花、梅田、牧、そしてショーコマネが仕事の関係で帰京した。
そして、入れ替わりでアノ男が福岡入りした。
そう。
バンバータの裸の核弾頭! ミスター小原!
バンバータ不動の①番バッターです。
家族の都合で初戦から合流できず、日曜日の夜に福岡入り!
メンバーはミスターの合流を心待ちにしてた。
さあ、泣いても笑っても最終日!
この日は準決勝、決勝だ。
この日も早朝から、身体を動かし準備バンタン!
恒例のミスター生着替えw
こいつはいつも球場外での生着替えを披露するクセがある。
大したもん持ってないのに・・・w
※写真は夏の駒沢野球場での写真
応援団チアリーダーの絢子ちゃんも声をからしての応援!
全試合フルイニング応援してくれた!
準決勝の相手は、石川県代表・山越建設。
先発は、今大会初先発の#13浅間敬太!
実は、敬太はこの大会の初戦の6回に一度マウンドに立ったが、肩の違和感を訴えて降板。
その後地元の病院へ行き、診察の結果、「1試合5イニング限定」での登板しかできないということになった。
なので、日曜日も登板せず、この月曜日の準決勝に賭けてきた。
よって、満を持しての登板だった!!
敬太は気迫のピッチングで、6回を無失点、ヒットも許さなかった。
打線も初回から、ミスターが予定通りの出塁からチャンスをつくり・・・
見事にタイムリーも飛び出し、2点を先制!
前日のENEOS戦からの良い雰囲気があった。
その後、チャンスを創るものの相手投手が踏ん張り、6回を終わって2-0。
さあ、ここで継投で頭を悩ませる・・・
敬太は約束の5イニングを超え、1イニング甘えたが、もう限界。これ以上は投げさせられない。
尾花は帰った・・・。
ここまで3戦勝ち投手の豊太しかいない。
しかし、4連投になるトヨタはできれば、決勝戦に温存したい。
7回表のバンバータの攻撃に入る前に豊太と同時に、センターを守る高橋をブルペンに走らせた。
一応、高橋は2週前のオープン戦「品川楽天イーグルス戦」で登板させ好投した。もちろん、高松宮の鬼スケジュールを見込んでの投手起用だった。
そして、初戦の味坂クラブ戦の終盤2回を投げさせた。
クマカンの判断は、「2-0」のままなら、豊太を投入。
もし、7回に追加点が2点以上入ったら、高橋投入(=豊太温存)
という、考えだった。
そしたら、7回にキレイに2点が入った・・・
よし!高橋イケ!
それが完全裏目に出た(笑)
高橋は2つの四死球とヒットで「ノーアウト満塁」のピンチを作り、シナリオ通りの「押し出し」。
4-1となって更に「ノーアウト満塁」。
そこで、なんと!走者一掃の3塁打(フェンス直撃であわや逆転満塁弾)
4-4の同点で、更に「ノーアウト3塁」の大ピンチ。
ここで、迷投手ならぬ名演出家「高橋亜門」降板。。。。
またまた豊太の登場!
この大ピンチをなんとトヨタは無失点で切り抜けてくれた。
4-4で迎えた8回表。バンバータは1点を勝ち越すが、その裏、山越建設もワイルドピッチで同点に追いつき、5-5。
嫌や雰囲気が流れた。
俄然、相手が自信を付けて乗せてしまった感じ。
9回の表。
先頭の9番ピッチャー豊太がショートのエラーで出塁。
トップに戻って、1番小原の時にヒットエンドラン、強烈なライナーがショートに飛び、併殺。。。。
しかし、今大会のラッキーボーイで2回戦以降、すっかりスタメンに定着した2番伊東が四球を選ぶと、すかさずスチールを決める。(このスチールが大きかった)
2死2塁の場面で3番吉田隼人が、右中間へドカン!
最後は、豊太は締めてゲームセット。
5-4で辛くも勝利した。
さあ、いよいよ、決勝戦!
試合終了後、本会場の「久留米市野球場」へ移動する。
高松宮賜杯 全国制覇への道④ ~大ヤマ
■高松宮賜杯 全国制覇への道① ~いざ福岡へ
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■高松宮賜杯 全国制覇への道② ~いよいよ初戦
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■高松宮賜杯 全国制覇への道③ ~決起大会
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前日の決起大会を数時間前に終えたであろう、選手たちはこの日も5:30にホテルのロビーに集合した。
あれだけの酒を浴びて、酒も残ってただろうになぜかメンバーの顔は晴れやかだったように感じた。
たしかに、普段全員で時間を気にせず一緒に酒を飲み、みんなで同じ宿舎に帰る。
なかなかできないコミュニケーションが結成以来初めて福岡で実現した
この日は、2回戦、3回戦のダブルが行われる日。
そして、相手も優勝候補に挙げられる2チームとの対戦。
あとから振り返ってもこの日が予想の通り大ヤマだったことには違いない。
朝、6時半に小郡市野球場に到着。
この日も7:00から入念にアップ開始。
前日の反省も踏まえ、時間をかけてじっくりと
更に声だしステップでテンションもアゲアゲ・・・
出場チームで唯一、今年の天皇杯にも出場した強豪。
本当に今大会の大ヤマだった。
初回、2つの四死球にエラー犠打を絡め、幸先良くノーヒットで2点を先制!
しかし、まさかその後、このままノーヒットが続くとは・・・
嫁の声援を受け、粘りの投球をみせる。
試合は両チームの6回までノーヒットが続き、2-1バンバータリードで迎えた7回、ランディがつかまり同点で降板。なおもピンチの場面で、前日の勝利投手、藤本トヨタを投入。
9回表バンバータの攻撃。
先頭の4番廣島が四球で出塁すると、続く5番大塚の場面で見事ヒットエンドランでセンター前ヒット!!!
ようやく初安打がうまれる。
無死1,2塁で迎えたチャンスに6番に入った梅田。
初球をバントすると、それを捕球したキャッチャーがまさかの一塁へ悪送球。
ほしかった1点が入り、3-2と勝ち越し!!
そのまま逃げ切ったバンバータが3-2で辛勝!
なんとか勝った・・・・そんな印象だった。
もちろん、試合後のミーティングでも晴れない・・・
このまま3回戦に入るのは、メンバー全員が厳しいと思っていたと思う。
すでにこのときには優勝ということは頭から消えて、目の前のことだけに集中。
それほど、雰囲気は悪かった・・・・。
更に3回戦の相手を決める次の試合では、JX-ENEOS横浜が軟式では久しぶりに見る豪快なバッティング。
全員が長打を放ち、スタンドに入るわ、外野の間をバンバン抜くわで正直観客のだれもが、バンバータは厳しいと思ったはずだ。それもそのはず、メンバーのほとんどが社会人の強豪ENEOS出身、同じく社会人出身の多いバンバータも顔見知りがチラホラ。ところが逆にこの攻撃を見せられたのがよかった!ようやくこの3回戦がら刺激を受けたバンバータ打線にエンジンがかかるのである。
試合前のミーティングで、試合展開を確認したバンバータ。
逆に戦いやすいと判断した。あれだけ硬式野球をやってくれると逆に隙が生まれやすい。
さあ、いよいよ準決勝進出をかけたお隣神奈川代表・JX-ENEOS横浜戦。
1回表、1番吉田が初球を3塁前セーフティバントで出塁すると、すかさず盗塁。
そして1死3塁から、3番千田、4番廣島の連続3塁打でいきなり先制パンチ。
続く大塚が見事にタタキを決め、大技、小技の見事は連続攻撃で3点を先制!
正直、スタンドも2回戦とまったく別のチームに変わったような気がしたに違いない。
実は、この初回から何かが変わった。ようやく攻撃を自分たちでコントロールできるようになったそんな印象だった。
先発は、1,2回戦の勝利投手藤本トヨタ。
前の試合で猛打を振るったENEOS打線を緩急をうまく使ったピッチングで凌ぎ相手にまったくバッティングをさせない見事な投球だった。
ここでほぼ勝負あり。
先発のトヨタがENEOS打線を1点に抑え、見事完投!
3試合連続勝ち投手となった!
ようやく、バンバータらしい試合ができ、全員がすっきりした表情だった。
この日は日曜日。
試合後、主軸の梅田、キャプテン尾花、そして牧、選手は3人が東京に帰らなければならなかった・・・
ミーティングでは、3人から絶対に優勝してくれ!
残るメンバーからは優勝旗持って帰るから空港に来いよ!と最後に誓い合って、3人は翌日からの仕事の関係で帰京した。
3人が抜けるのはさびしさもあったが、この日の夜に合流する最終兵器Mr小原の到着もメンバー一同楽しみだった。
さあ、いよいよ翌日は大会最終日、準決勝、決勝だ!
高松宮賜杯 全国制覇への道③ ~決起大会
■高松宮賜杯 全国制覇への道① ~いざ福岡へ
http://ameblo.jp/tbbt21/day-20111104.html
■高松宮賜杯 全国制覇への道② ~いよいよ初戦
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暗中模索の中の初戦を終えた、バンバータは福岡市内のホテルに戻って、夜の「決起大会」を迎える。
前回の② にも書いたとおり、メンバー全員が顔を揃えたのは、この日の早朝。
企業チームでない、クラブチームのバンバータのメンバーは全員が大都会の喧騒の中で戦うビジネス戦士。
野球人である前に優秀なビジネスマンであるべき。が社訓ならぬ部訓のようなもの。
日頃から、仕事優先!とずっと言っている。
野球を優先するなんて社会人としてはあり得ない。
仕事が充実してなくて、週末の野球が楽しめるわけもない。
だから、今回も寸前までスーツを着て、直前でユニフォームに着替える。
それもまたバンバータらしさだ。
しかし、それは当たり前であって、バンバータは自ら「エンタメ部」という独立した組織(廣島部長)を設置するほど、「遊び」には相当なこだわりを持つ。仕事に野球に遊び、すべてに一生懸命な人間がバンバータ加入の条件。
「決起大会」は単なる「飲み会」ではない。
むしろ、この夜中洲の夜を「東京バンバータ」がジャックしよう!そんな勢いだ。
決して大げさでなく、ホンキでやるからほんとに馬鹿だと思う(笑)
※「馬鹿」は九州では半分褒め言葉である
集合はロビーに18:00!という指示にナント全員が同じ衣装を着ていた!!!
間違いなく、中洲をバンバータ色に染めようと、バンバータイズムが浸透してる証拠。
全員がこれから起こるハプニングを待ち構えている。
さっそく、束になって移動。
すぐにおしゃれな博多っ子も釘付け!!!w
そして、福岡のおしゃれスポット今泉のカフェで1次会を開催。
乾杯の後・・・・
いきなりサプライズ映像が始まった。
なんとみんなに内緒で「エンタメ部」が仕込んだ、各界の著名人からの「応援メッセージ」。
これには全員、そして外の博多っ子、お店のスタッフ・・・みんなの度肝を抜いた。!!
普通にバンバータへの「頑張ってくださいね!」的メッセージが、そのメンツがやばすぎる!
もちろんここでは書けないが、人気お笑い芸人あり、芸能界の重鎮まで・・・・すごかった。
「たかが草野球」の単なる決起大会でそこまで突っ込む・・・そんな「俺たちバンバータ」⇒こういう時に使いますw
さらに、サプライズ!!!
2日前に誕生日を迎えた、クマカンの誕生日ケーキがやってきた!
お約束で顔にクリーム塗られ・・・・
プレゼントに恵比寿マスカッツ のバスタオルをもらった。
そこからは正直、すごい・・・
今、試合したらメッチャ打つだろうに・・・
どうも普段この時間にピークがくる生活をしてるヤツが多いのか!?
そりゃ、ズボンも破れるわ・・・w
とりあえず、1次会(アップ)完了。
福岡の友人をゲストに呼んだが、その人の最後のあいさつ
「福岡で40数年、いろんな飲み会に参加してきましたが・・・・正直度肝抜かれました!!!東京バンバータ最高です!!!」
と、賛辞を頂き、最後は東京人に博多の定番「博多一本締め 」をレクチャーしてもらって〆た。
この後、もちろん中洲の夜に全員消えていくわけだが・・・・
博多の友人が「くまもっさん、明日大事な試合でしょ?みんなこんなに飲んで大丈夫なんですか?」
「あ、こんぐらい飲んで、明日試合でそれ言い訳にするくらいなら、野球辞めろ!っちゅーことです!野球はもちろんやけど、飲み方も一番やないとね。欲張りな男たちですバイ!」
と、かっこつけてみたものの・・・・・
大事な翌朝の2回戦・・・・
影響が無かったか?と言えばうそになる(苦笑)
というわけで、翌日につづく。
高松宮賜杯 全国制覇への道② ~いよいよ初戦
大会2日目。
初日の開会式を終え、2陣とホテル合流し、中洲の夜に繰り出したメンバーがすっかりほろ酔いでホテルに帰るころ・・・
金曜の仕事をやり終えて、北九州空港に飛ぶ羽田からの深夜便を利用して、第3陣が到着!
左から、#13敬太、#7牧、なべさん、しょーこマネ、#23工藤、#12高橋、#0ウメ
おそらく、ホテルに着いたのは午前2時くらい?
そして、全員が顔を揃えたのは、初戦の朝5:30、ホテルのロビーとなった。
朝から、ビジネスマンらしく経済紙のチェックに余念がない#17ロッキーおじさん
なんと「俺たちバンバータ」・・・・笑
実はこれ、チーム内の決めゼリフ。まったく意味不明だが、なぜか全員がこれを口にする。
高松宮賜杯の横断幕つくるのにみんなに公募したところ・・・全会一致でこれに即決(謎)
さあ、ようやくメンバーが揃ったとこで、いよいよ初戦を戦う、小郡市野球場へ40分かけてレンタカーで移動。
6:30に球場に到着後すぐに球場周辺をランニング。
7:00にはグランドでアップ開始。
組合せで、全日程でバンバータは第一試合(8:30開始)。
早朝に体が動かないことは全員がわかってる。だからいつもより多めにアップをし汗を出して・・・・
体が動かないとわかってる第1試合だから入念に・・・・
パフォーマンスチームのコンディション担当のなべさんもストレッチからすべてアップメニューを考えてくれた。
ほんとに心強かったね。
応援団用の音響を持ち込んだが、セッティングはプロの電気屋さんが担当(笑)
完璧!!!(自画自賛)
朝からアメリカンノック!俺自身も朝は体が動いてなかった・・・
試合開始直前、メンバーもわかっちゃいいるけど、テンションが上がってこない。
体がまだ起きない・・・
すぐに円陣からダッシュ開始!
さあ、これでイケるか!?
いよいよ、1回戦 開催地代表・味坂クラブプレイボール!
東京にいる小郡出身の子に聞いたら、味坂ってホントに近くでほんとに小郡の地元チームだったのね・・・。
小学生の地元野球チームの大応援団に後押しされた味坂クラブとバンバータ。
完全にアウェーだ。
試合は案の定、体の起きないバンバータ打線はパーフェクトに抑えられる。
トヨタは地元福岡出身(福岡第一~第一経大~日立製作所)
土地勘あるってことで、深夜に北九州空港まで第3陣を迎えに行ってくれたトヨタはたぶん2時間くらいしか寝てないはずだけど、6回を投げて9奪三振。序盤バタついたが後半は危なげないピッチングで勝ち投手。
試合は、4回に#3タカの3塁打で口火を切ってようやく1点を先制。
その後は8回まで毎回得点をあげて8-0で勝利。
しかし、点差以上に反省の多い試合で、試合後も厳しいコメントが飛び交った。
周囲から見れば勝ったチームの雰囲気ではなかったはず。
実は、前の週のマルハン関東大会で敗れた以降、チームで徹底しようと取り組んだテーマがあった。
それを全国大会から「試す」というのは、メンバー間では反対もあったし、ぶっつけ本番で試すのもかなりのリスクがある。しかし、選手自分たちで「よし!それでもやろう!」と全員でハラオチしたテーマだった。
派手なイメージのあるバンバータ打線だが、このテーマは正直スモール野球。
周囲は「なんで?普通にやれば普通に勝てるんじゃない?」というかも知れないし、現にそういうコメントを何度も聞いた。
でも、マルハン敗退後のミーティングで、本当のてっぺんを目指すのなら、バンバータは「軟式野球を極める!」ということで全員が納得をした。決して、監督の俺のトップダウンではない、もちろん投げかけはしたが、あくまで選手のボトムアップで決めたこと。
その制約ともいえる自らに縛りをかけた状態で、チームバッティングに徹し、メンバーそれぞれの輝かしい栄光を捨てて、野球の新境地にチャレンジしてみよう!と、まあそういうことだ。
そんな高い目標に向かった初戦は、課題反省の連続だったが、俺は面白くなったと思った。
それは全員で悩んで、頭を使って、そしてみんなで決めたテーマ。
全員が「自分ごと」で発言をするようになったこと。
ミーティングがより建設的になって、全員が前のめりになったこと。
こうなると監督は監督の仕事は減ってくる。いいことだ。
さあ、あとはこのテーマで結果を出していくだけ。
まだまだ暗中模索の中、2回戦を迎える
(つづく)