大詰め!!税制改正 | 3分でわかる!会計事務所スタッフ必読ブログ

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こんにちは!いつもご覧いただきありがとうございます。

明日発表予定の平成25年度税制改正大綱

協議もいよいよ大詰めです。

このブログでも散々報告していますが、

改めて、ここにきてほぼ確定したもの、

新しく採用されたもの(報道のないもの)など、

まとめてみたいと思います。



〇消費税 軽減税率見送りと1万円の給付

8%増税時の軽減税率導入は、見送りとなりそうです。

自民党としては反対みたいですね。

10%増税時に導入されるかどうか、大綱にどう書かれるかに注目です。

また、低所得者に1万円を給付し、逆進性を緩和しようとしているようです。

1万円もらえるのは嬉しい気もしますが、たった1万円の給付のために、

どれだけ追加の行政コストがかかるのでしょうね・・・。

http://www.jiji.com/jc/c?g=eco&k=2013012300963


〇法人税が色々と減税

法人税は改正が多く、特に景気対策の減税ばかりです。

研究開発税制の拡充

雇用促進税制の拡充

給与を増額すると、税額控除が受けられる
(5%増額で、増加額の10%を税額控除)

交際費の損金算入可能額が拡大
(限度額600万→800万)
支払額の90%という算入額が撤廃!?

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130123/fnc13012308540004-n1.htm


〇自動車取得税は“将来的に”廃止

自動車を購入した時にかかる自動車取得税は、いずれ廃止するが、

廃止の時期は明言しない、という変な落としどころに。

http://www.asahi.com/politics/update/0122/TKY201301220100.html


〇相続税は庶民に増税、富裕層に減税、の印象

相続税は基本的に増税です。

相続税がかからない、基礎控除というハードルが一気に下がります

どれくらい一気にかというと、40%も減ります。

これまで7,000万円まで税金がかからなかったご家庭でも、

そのハードルが4,200万円まで下がります。

都内に一戸建て&退職金で相続税が十分かかりますね。

一方で、妙な減税も。

詳しくは次回以降のブログでしっかり説明しますが、

小規模宅地特例の拡充1 (居住用が330㎡までOK

小規模宅地特例の拡充2 (居住用と事業用の併用OK?730㎡まで。)

小規模宅地特例の拡充3 (二世帯、老人ホームの要件緩和

事業承継税制の緩和 (適用要件緩和、リスク低減、手続簡略化

などなど。 私の率直な第一感ですが、

特例をフルに活かせる資産家さんには減税

だと思います。詳しくは後日、じっくり書きます。


〇孫への教育資金の贈与制度の創設(要注意!)

子・孫への教育資金の一括贈与、1,500万円まで贈与税非課税

一見すると良さそうではあります。

うまく使えば相続税の節税になります。

しかし、一方で、将来多額の贈与税を課税されるリスクもあります。

手続きの際は、

①金融機関に口座を開設

②その口座に資金を一括贈与

③資金を使うときは、金融機関がチェック

30歳になったら口座は終了。使い残しには贈与税を課税

お分かりでしょうか。

多めに贈与→思ったほどかからなかった→贈与税ドーン!

というリスクがあるわけです。

適用要件や手続きなど、しっかり検討してから実施すべきでしょう。




面白い改正、注意すべき改正など

しっかり説明したいものがたくさんあります。

明日の発表を待ってしっかり解説していきますので、お楽しみに!!


最後までお読みいただき、ありがとうございました!!





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