こんばんは。いつもご覧いただきありがとうございます。
凄い雪でしたが、皆さんお怪我などありませんでしたか?
とは言っても、東京周辺は雪に慣れていないからああなるだけで、
雪自体はもっともっと凄いところがたくさんありますけどね・・・。
平気でノーマルタイヤで出かけてスリップするっていうのは、
ちょっと迷惑すぎるなあと思ったりしました。
さて、24日の税制改正大綱の発表に向けて、
税制改正の議論が白熱してきています。
当ブログでも先週までに何度かお伝えしていますが、
最新の情報をまとめてみたいと思います。
〇相続税が減税!? 生命保険の非課税枠が拡大
相続税の基礎控除(非課税枠)を引き下げる(増税)一方で、
生命保険金を受け取ったときの非課税枠を拡大しよう、
というニュースが報道されました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130115-00001653-yom-bus_all
生命保険金は現在、500万円×相続人数までは相続税がかかりません。
当初は、この相続人数に制限を加える、すなわち増税する、
という方針でした。
しかし、今日の報道は、この500万円を1,000万円に拡大しよう、
というもので、減税になります。
基礎控除の引き下げ、相続人数の制限、1,000万円への拡大、
仮に全部が採用されると、増税と減税がミックスされます。
つまり、
上手く対策をした人には減税になり、
何もしていない人には増税になる。
ということです。
これらはまだ議論の段階ではありますが、
今後、おそらく、相続税は誰にでもかかる税金になりますし、
他人事だと思わず、関心を持って報道を追っていただきたいなと思います。
〇贈与税は減税?
相続税絡みで、もう一つ。高齢者から若い世代への資産の移転を促すため、
贈与税の税率を引き下げようという動きがあります。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130116/k10014823821000.html
孫の教育資金の贈与を1,500万円まで非課税にしよう、
という報道は、先日のブログ(クリックで飛びます)でもご紹介しました。
それに続いての、贈与税の減税措置になります。
こうなると、上の相続税の記事にもありますが、
相続対策をやる場合とやらない場合での税負担がますます変わってきますね。
その他、相変わらず議論が続いているのは、
消費税の増税の伴う軽減税率の導入。
導入でほぼ決まりとみていいのは、
所得税の最高税率の引き上げ(平成27年から45%)、
相続税の最高税率の引き上げ(平成27年から55%)、
住宅ローン控除の拡充、
法人の投資・雇用促進税制の導入。
据え置きなのは
たばこ税、ゴルフ場利用税。
おおよそ、こんなとこでしょうか。
消費税の軽減税率については、関心も高まってきたようで、
各メディアで大きく取り上げられ、議論されるようになってきました。
私としては、導入は構わないのですが、税制をいたずらに複雑にすることなく、
理念ばかりを先行させずに、良い税制にしていただきたいなと思います。
事務負担やシステム対応など、産業への悪影響も無視できないはずですから。
税制改正大綱の発表(予定)まで、あと1週間です。
議論の行方に、引き続き注目しましょう!
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