今日は仕事で顧問先の病院へ行ってきました。
以前より個人的なMRI撮影でお世話になっている病院です。(「全身DWI撮影と再発治療」、「MRI結果」などを参照)

ついでですので7月の主治医診察時に印刷してくれた化学放射線療法、通称ケモラジの効果測定の画像を持っていきました。
左腎門部傍大動脈リンパ節に一つだけ再発してしまったリンパ節転移が治療開始前に比べて大きく縮小している画像です。(「CTの結果が出ました」参照)

放射線科医の先生は「効いてよかった」と喜んでいました。
最近は三ヶ所くらいまでの転移ならば手術か放射線治療をすることがあると教えてくれました。
「オリゴメタ説」のエビデンス【2018ASTROより】」でも書いたように、少数転移ならば積極的な局所療法を足すことで大きな効果を得られることがわかってきていて、これまでのような「転移や再発があったら延命しかない」という状況は少しずつ変わってきているようです。

理事長先生には「2年前に腎盂癌ステージ4と聞いた時はもうダメだと思ったのに」と初めて言われてしまいました。
さすがに医師免許持ちの方々にもなると腎盂癌のたちの悪さや予後不良であることはよくご存知のようです。
腎盂癌のステージ4だと伝えた時に事の重大さに気付いてくれたのは今思い出してもほぼ全員医師でした。
多くの方々に「腎盂ってどこ?」と言われるくらい知名度の低い癌種です。

帰りにまたMRIの予約をしてきました。
何事もなく経過観察を続けられたらいいなと願っています。