GC療法第7クールday20、今日は骨髄抑制から順調に回復しているかを確かめるための血液検査です。
午後の診察を受け、事務所に戻ってきました。
暑い中の移動がとても大変でした。

血液検査の結果はこんな感じです。

一番の懸念である血小板は11.3万個/μlとだいぶ回復していました。
相変わらず赤血球とヘモグロビン、ヘマトクリットが低いですが、これは寿命の長い成分なので少し回復にラグがあるようです。
好中球は単純計算で1673.2個/μlとまずますです。
この感じならば次の第8クールも予定通り行えそうです。
クレアチニンは相変わらず基準値超えですが片腎なのでどうにもなりません。

さて、19日~21日まで神戸で開催される臨床腫瘍学会の患者向けプログラムに参加するため明日から現地入りします。
がんの治療を始めて以来初の電車での遠出になります。
不安なので今日の診察で高熱や何か症状が出た時にどう対処すればいいかを聞いておきました。
基本的には今の私の状態では血球成分が戻りつつあるのでひどいことにはならないでしょうということです。
何かあっても慌てて東京に戻ってくる必要はなく、とりあえず電話をして下さいとのことでした。
安心して参加できそうです。

これだけでは何なので…
先週のニュースで恐縮なのですが、膀胱癌、腎盂尿管癌などの尿路上皮癌専用の抗体-薬剤複合体のニュースを載せておきます。
アメリカで治験第三相の開始し患者への投与が始まったとのことです。
「抗体-薬物複合体enfortumab vedotin 尿路上皮がん患者を対象とした臨床試験の進捗」
https://www.astellas.com/jp/ja/news/14141

eofortumab vedotinについてはこれまで以下のような記事でまとめてきました。
「入院、尿路上皮癌の新薬情報」
「尿路上皮癌の分子標的薬情報」
「尿路上皮癌治療の『次の一手』は?」
今回開始したのはこちらの治験第三相ですね。
https://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT03474107
免役チェックポイント阻害剤とプラチナ製剤の治療を受けてきた550人の患者を組み入れる予定のようです。
日本では現在募集は終了しておりますが第一相が進行中のようですね。
早く使える日が来てほしいものです。