す今回は前回救急搬送されるまでの流れを書いた続きになります。




耳鼻科の先生の判断で救急搬送をされることになり、

先生に


「どこか行ったことがある大きな病院はありますか?」


と聞かれたので、低身長疑いで長らく通っていた大学病院を言うと、先生が救急搬送で受け入れ可能か電話で聞いて下さいました。


しっかり時計を見ていた訳ではないのであくまで体感ですが、かなり長く粘って下さり、何とか受け入れて頂けることになりました。


なかなか救急車が来なかったのも、コロナ禍の影響もあるだろうなぁと感じました。


救急隊の方が来て下さり、耳鼻科を後にする時には先生始めスタッフの方々に何度もお礼と謝罪を伝えました。


救急車に乗り、出発する前に、簡単に充希の既往歴やここまでの経緯を話し、救急車で病院搬送されると、充希はそのままストレッチャーに乗せられたまま耳鼻科まで移動しました。


そこでも先生に診ていただきましたが、やはり鼻血に対しては対処法がないとのこと。


厳密に言えば、レーザーで血管を焼く治療があるそうですが、こちらは成人が対象であり、鼻の中に行うものなので少しでも動くと危なく、充希には難しいだろうと言われました。


出血に関しては、数日貧血状態が続くと思われるので、血行が良くなる行為(湯船に浸かる・運動など)は控えてとにかく安静に過ごすようにとのことでした。


再出血の恐れもあり、その時はまた救急車を呼ぶか病院に連絡して指示を仰ぐようにと言われ、診察は終わりました。


診察が終わり、会計に移動する時もまだ充希は歩ける状態ではなく、充希を抱え、絢香は手を繋ぎ歩かせました。


普段自分の行きたいところに行きたがり、こちらの言うことはなかなか聞かない絢香でしたが、この日は素直に着いてきました。

後からかかりつけの耳鼻科のスタッフの方に聞くと、充希の治療中は診察室で直立不動で立っていたとのこと。普段とっても人見知りなのに、この日は素直に看護師さんにも抱っこされて連れて来てもらう時もありました。

きっと絢香なりに驚いたと同時に空気を読んでわがままを言って良い時ではないと考えたんだろうなぁと思います。


会計を済ませていると、最初の救急搬送になりそうだと言う時に連絡した主人が私達の着替えを持って急いで駆けつけてくれました。


抱っこしていた充希を椅子に下ろした途端、私と充希の服に着いたおびただしい血を見て、真っ青になっていました。


それから、しばらくは再出血になったらどうしようと毎日不安でしたが、週明けには幼稚園も少しだけ通え(すぐに冬休みだった為)、その後は元気に過ごしています。


溶連菌に限らず、風邪を引いて鼻水が止まらなくなり、鼻をよくかむと言うのは普通によくあることだと思うのですが、それからまさか救急搬送されるような事態になるとは予想だにしませんでした。



最初に吐血した時にかかりつけの耳鼻科に行こうと判断しなければ、


かかりつけの耳鼻科が診察してくれると言わなければ、


診察中にまた鼻血を出さなければ、


と思うと、今でもゾッとします。


私が1人で子供達を見ていた時にあの大量の吐血があったら、とても冷静な判断は出来なかったと思います。


今回この出来事を書こうと思ったのは、もちろん自分の記録の為ということもありますが、なかなか自分や子供に起こり得ることではないと考えていた救急搬送が実際にはよくある風邪からの鼻水をきっかけに引き起こされてしまうこともあるのだと、読んで下さる皆さんにお伝えしたかったからです。


救急搬送するかどうかと言う時は、きっとなかなか冷静でいられる人は少ないと思います。

充希と同じような状況になる方もいるかもしれないし、記憶の片隅にこんな事で救急搬送された子がいたなと覚えていて頂けたら幸いです。




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