介一家 山手店@山手
1988年オープン「介一家 山手店」に行きました。
「酔亭」を出た後予想以上のボリュームに腹一杯になってしまい、予定していた店をすぐ食べれないことはないが時間を空けてから食べに行こうと夕方前に向かった店は介一家 山手店。
酔亭も相当久しぶりの再訪になってしまったが、介一家 山手店に行ったのは恐らく30年ぶりとかになりますかね。
介一家 山手店は家系ラーメンの店で創業したのは昭和63年と現在横浜市内にある家系ラーメン店では「家系総本山 吉村家」に次ぐ老舗になると思われる。
介一家 山手店の創業者の1人近藤健一氏は吉村家の2号店として昭和61年に創業し、その後色々なことがあって平成11年環状2号線沿いに移転し長年営業しましたが残念ながら去年5月7日をもって閉店した「本牧家(閉店)」と、本牧家から独立して本店は2017年に閉店してしまったが今月8日新横浜ラーメン博物館で復活した「六角家」などに関わられ、近藤氏と原祥介氏が共同で介一家立ち上げた。
介一家は長年山手を本店に構え、2号店の港北店・3号店の鶴見店(閉店)・4号店の成瀬店(閉店)と順調にFC店をオープンしたが近藤氏は味にこだわりをもちチェーン展開を嫌い介一家を離れ、1992年都筑区北山田に「ラーメン近藤家」を創業。
2003年に山手店はチェーン店から独立したのを機に本店ではなくなり閉店した鶴見店が本店だったとか。
港北店は山手店が創業した翌1989年創業らしいが山手店同様独立して「介一家うりゅう」と屋号を変え、介一家と付いた店は現在2店舗のみで関連性はない模様。
屋号の由来は原氏の介と近藤氏の一と両者の名前から介一家と名付けた。
ちなみに私が介一家を最後に食べたのはブログ開始前の2000年代後半に食べた鶴見店。
介一家で修行して独立した弟子の店は2008年3月泉区中田西にオープン「麺屋 めんりゅう」、2009年愛甲郡にオープン「麺処 いどばた家」、本店は閉店したが2016年5月1日鶴見区岸谷に2号店としてオープン「麺家蔦重」がある。
お店の場所は山手駅から徒歩1分ほど。
改札出てすぐの大和町通りに入ってすぐあります。
介一家を最後に訪れた鶴見店は昔の介一家の面影が全くない黒い木目調の看板にイラストレーターが描いたキャラクターと共に介一家と揚げてたが山手店も同じ看板だったみたいだけど昔に近い赤い看板にラーメン介一家と書かれたシンプルのに変わった。
店内は厨房は年季入ってますがリニューアルしたっぽく壁はレンガ調になり割とこぢんまりした造りですが、随所で老舗らしい味があり壁には古い映画のポスターや、介一家名物のドラゴンラーメンにちなんでかブルースリーのポスターなどが掲示。
厨房前にL字型カウンター9席。
厨房に男性スタッフ2人で切り盛りしてたが、1人はいかにもベテランな方だったので店主かな?
15時50分頃に入店するとアイドルタイムだったからか先客後客共に0でした。
お品書き。
メニューは、ラーメン800円・スペシャルラーメン1050円・くきわかめラーメン900円・チャーシューメン1050円・ネギラーメン1000円・ネギチャーシューメン1250円・ドラゴンラーメン800円・スペシャルドラゴン1050円・チャーチュードラゴン1050円・油そば 並盛160g/200g/240g 800円、特盛500g 1050円・中盛+100円・大盛+200円・味付玉子100円・のり100円・くきわかめ100円・ネギ200円・チャーシュー250円・餃子6個400円・サービスセット餃子3個+半ライスラーメン注文とのセット300円・半ライス100円・ミニチャーシュー丼350円・つまみチャーシュー400円・ネギめし200円など。
麺メニューは、とんこつ醤油ラーメン、唐辛子を使用した激辛の燃えよドラゴンラーメン、油そばの3種類。
スペシャルは、のり5枚・チャーシュー3枚・玉子1個付き。
燃えよドラゴンラーメンは辛子度を、ドラゴンへの道入門編・ドラゴン怒りの鉄拳修行編・ドラゴン危機一髪苦闘編・燃えよドラゴン決闘編・死亡遊戯番外編の5段階から選べます。
油そば 並盛のみ麺量を160g・200g・240gから選べ、特盛は油そばのみ。
ランチタイムサービスとして平日開店〜15時、土曜・祝日は閉店まで麺をご注文の方、餃子250円サービスセット200円に値下げ。
学生(中学生以上)は麺量並盛・中盛・大盛が一律800円で提供してくれて、並盛・中盛にすると餃子orのりがサービス。
学生以外の方は全日16時〜19時半ライスorのりサービス。
なお、私が入店した時間はギリ16時ではなかったのでサービス対象外でしたが「HP」の画面をスマートフォンで提示すると、のりor半熟卵or半ライスどれか一品サービスと書かれてたので半熟卵を頂きましたがオープン記念でもないのに何かしらのサービスがあるのは嬉しいですね。
卓上調味料は醤油・ラー油・酢・ブラックペッパー・胡椒・豆板醤・おろしにんにく。
注文したのは「ラーメン(硬め・濃め )」¥800+「ミニチャーシュー丼」¥350 ※味付玉子サービス
ドラゴンラーメンもちょい気になるけど超久しぶりなのでデフォルトラーメンを麺かため味濃いめにミニチャーシュー丼を。
ルックスは煮詰まってそうな茶濁なスープが濃いめにしたので色合いが濃いけど鶏油もいい感じに入り、これぞ家系と言いたくなる正統派な豚骨醤油ラーメン。
スープは中濃豚骨醤油味。
ウソ!マジ!?想像以上に美味い!
鶴見店で食べたラーメンは出汁もタレも薄い超ライトな味わいだったので山手店もそれに近いのかなと思ってたが全然異なり、現在は分かりませんが昔のラーメン本に書いてある情報だとロース骨とゲンコツ2種類の豚骨をベースにしてるそうで豚骨出汁は凝縮され旨味がしっかり引き出されており濃厚とまではいかないがドッシリした味わい。
醤油ダレは絶妙な濃さで、しょっぱさや尖りもないので出汁とのバランスはバッチリ良かった。
鶏油は上質で厚みと適度なまろみも与えてます。
麺は「丸山製麺」の中太ストレート。
家系定番酒井製麺や「長多屋製麺」などではなく丸山製麺の平たい中太麺を使用し、かためで頼んだからか茹で上げ時間が早く提供され歯応えを残しガッシリした食感。
後半になっても柔さはそんなになく歯応えが残ってましたね。
具はチャーシュー・ホウレン草・海苔3枚・刻みネギ。
チャーシューは低温真空パック調理法により長時間かけて調理したものになるそうで、柔らかく味付控えめだが肉肉しさと旨味はよく詰まり美味。
味付玉子は味付けは余りされてない半熟玉子でした。
ミニチャーシュー丼は白飯の上にチャーシュー3枚入り多めの笹切りネギが添えられ甘ダレがかけられてる。
チャーシューが地味に美味く甘ダレとの相性も良いし、一緒に提供されたマヨネーズをかけても旨く量も多めで満足度高い。
介一家 山手店も美味しかった〜☆
2年前に食べた同じく横浜市を代表する人気老舗家系ラーメン店「たかさご家」も「千家」も美味かったし、新店の家系もレベル高く本場横浜の家系ラーメンは流石と痛感しましたね。
介一家 山手店も再訪したいけど同じ山手駅が最寄りの家系「らーめん ささき」もまた行きたいし今後酔亭も含め山手エリアでどのラーメン店に行くか悩むな〜。
今年中に介一家うりゅうにも行きたい。
介一家 山手店
神奈川県横浜市中区大和町2-34-8
045-622-8116
平日 11時30分~23時(L.O 22時50分)
土曜・日曜・祝日 11時30分~19時(L.O 18時50分)
無休