神崎町MORIZUMI みっかぼうず【2023年10月1日で閉店】@下総神崎
成田方面食べ歩きVol.2 2軒目。
2022年12月16日オープン「神崎町MORIZUMI みっかぼうず」に行きました。
「おだしらーめん おだに」を出た後は夕方香取郡神崎町に移動し、向かった店は神崎町MORIZUMI みっかぼうず。
東京にも大人気ラーメン店だったのにも関わらず閉店してしまった伝説のラーメン店などと言われる店が多数ありますが、その中でも一般の方にも知名度がありTVや雑誌などにも度々とりあげられた「柳麺 ちゃぶ屋(閉店)」の店主森住康二氏が約10年の沈黙を破りご自身の店を再び開店。
あのちゃぶ屋の店主でラーメン界のイチローとも言われていた有名店主森住氏がほぼ茨城県と言っていい香取郡で神崎町MORIZUMI みっかぼうずの屋号で週末のみ復活というニュースは古くからのラーメンフリークにとって大ニュースでした!
森住氏は中学を卒業後専門学校に行き、その後フレンチの道へ進み約10年間コックとして厨房に立ち29歳で洋食の世界からラーメン界へ転身して独立。
1996年6月荒川区新三河島で柳麺ちゃぶ屋を創業し、2001年6月文京区音羽に特注の製麺機を置くために移転オープンし、CHABUYA JAPAN株式会社(ちゃぶ屋ジャパン)として運営。
ちなみに屋号のちゃぶ屋の意味は使い物にならない・何もできない・どうしようもないなどの意味がり、フレンチ職人時代先輩たちに「お前は、ちゃぶ屋やな」と酷評され、悔しさを噛み締めるように将来店を持つときは絶対この名前を付けると決めていたそう。
2002年テレビ東京系TVチャンピオン 新行列店ラーメン選手権にて優勝し、4人目のチャンピオンに。
2003年7月本店近くに「CHABUYA SIORAHMEN BRANCH(閉店)」オープン。
2006年2月表参道ヒルズにラーメンとコースが楽しめる「MIST(閉店)」オープン。
2008年10月15日目黒に「ちゃぶ屋とんこつらぁ麺CHABUTON(閉店)」オープン。
2010年1月香港「HONG KONG MIST(閉店)」オープンし、同年12月発売されたミシュランガイド香港・マカオ 2011で香港MISTが一つ星獲得。
2011年1月15日新宿区舟町に「CHABUYA Zutto Branch(閉店)」オープン。
2011年6月11日恵比寿に「CHABUYA MORIZUMI ★ CUISINE(閉店)」オープン。
2013年7月10日東京ドームシティラクーア内にプロデュース店「もりずみキッチン(閉店)」オープン。
2013年10月25日文京区小石川にプロデュース店「播磨坂もりずみ(閉店)」オープン。
2012年4月24日社長である森住氏がブログで会社が破産し、店舗の営業再開ができないとCHABUYA JAPAN破産発表。
2012年をもって直営店は全て閉店してしまい、プロデュース店のみ営業していた。
なお、ヨドバシカメラなどに出店してる「ちゃぶ屋とんこつらぁ麺CHABUTON」は「らあめん花月嵐」などを運営してるグロービート・ジャパン株式会社と加盟店が運営。
待望の復活を果たした森住氏の神崎町MORIZUMI みっかぼうずですが去年10月1日をもって神崎町での営業を終了し、今年1月16日千葉県大網白里市にプレオープンし今月15日グランドオープン。
現在の店舗は「Cafe DRAGON」というカフェと併設され月曜以外の昼営業のみで屋号を「古民家ヌードゥル黒揚羽森住」として営業。
訪れた神崎町時代はCafe DRAGONの姉妹店「Cafe&Deli Indigo Coffee」内の金曜夜・土曜・日曜日限定の間借り営業でした。
なので現在は大綱白里市で古民家ヌードゥル黒揚羽森住として営業してますので悪しからず。
15時頃に到着すると先客3後客2と待つこともあるみたいですがすぐ席に着けた。
タイミングが良かったのか森住氏から話し掛けてくれて5分ほどお話をさせて頂き、初めてラーメン界のイチローと対面でき感激して緊張しました。
店内はカフェなので洒落た内装とインテリアが飾られていた。
店舗右側窓に向かったストレートカウンター5席、出入口側の窓に向かったストレートカウンター4席、店舗左側窓に向かったストレートカウンター3席、店内中央や右側に4人掛けテーブル席2卓、2人掛けテーブル席1卓。
厨房に森住氏とホールメインの女性スタッフ2人の3人体制で切り盛り。
卓上に箸とIndigo Coffeeのウェットおしぼりが常備され、お冷のグラスはダークブルー。
卓上調味料は無し。
メニュー。
全メニューは、醤油らぁ麺1000円・黒中華おゝ油1200円・お子様醤油らぁ麺800円・煮卵150円・海苔/四ツ切り(6枚)150円・チャーシュー1枚150円・水餃子(4個)600円・皿ワンタン/ピリ辛(4個)600円・炙り皿チャーシュー(1枚)250円・厚焼き玉子ふわたま(甘口/のり塩)150円。
スイーツ・ドリンクなどカフェメニューも頼めるスタイルでしたが訪問時カフェメニューは休止とのことで注文できず、煮卵や厚焼き玉子は卵が欠品とのことで販売してなかった。
会計はレジに伝票を持っていく後払い制。
注文したのは「醤油らぁ麺」¥1000+「皿ワンタン/ピリ辛(4個)」¥600
醤油らぁ麺と皿ワンタンを。
ルックスは柳麺ちゃぶ屋時代のらぁ麺とは異なるように見え、スープの色合いは淡く見えラーメン丼は他店では見たことない珍しい12角形のを使用し、貝殻状の受皿にのせられ提供。
スープは清湯醤油味。
まず森住氏らしい点が人が一番美味しいと感じるスープの温度という75℃で提供し、熱すぎずぬるくもない絶妙な温度でしたね。
出汁は鶏を中心とした動物に煮干し・鰹節などの魚介に昆布などによる構成の模様で、動物の旨味はじんわりと魚介の風味は軽く香り素材を丁寧に丸く出したかのような和風醤油という印象。
この優しい出汁感の味わいは繰り返し飲めば飲むほど動物と魚介の良さが分かり、凄いのがスープの熱で溶けだしてくるチャーシューの旨みと脂がコクと厚みをプラス。
醤油ダレは見た目よりもキレを感じましたが、あくまでも主役は出汁と言わんばかりの醤油感で美味いな~!
麺は中細ストレート。
ちゃぶ屋時代からのウリである麺は自家製かな?
国産小麦使用を使用し密度高めの風味に、ちゃぶ屋も含めた弟子の店と近い柔らかめのしなやかな食感でスープによく合ってます。
具はチャーシュー・タケノコ・刻み白ネギ。
チャーシューは大きなバラロールですが箸で持つと熱などでトロトロに柔らかくなってるのでほぼ原形がなくなり、本当かなり柔らかく旨味も凝縮され美味!
筍も大きくて柔らかく美味しいです。
皿ワンタンは肉餡がギュッと詰められ餡にも軽く味付けされ、皮はツルツルの滑らかなタイプ。
万能ネギとタレもかかっており、少し生姜?が効いてるような気も。
サイドメニューもしっかり美味しかった!
あのちゃぶ屋店主森住氏の作ったラーメンが再び食べれるだけでも行った価値あり大満足!
古民家ヌードゥル黒揚羽森住も今年中には行く予定。
古民家ヌードゥル黒揚羽森住
千葉県大網白里市北横川175-1
不明
11時~15時
月曜定休日