一龍@下北沢 | Ramen Story Of L.I
2019-09-24 14:00:00

一龍@下北沢

テーマ:東京都世田谷区

昭和59年7月3日オープンの「一龍」に行きました。

 

 

「純手打ち 麺と未来」を出た後は、昔から下北のラーメンと言ったら今も名が挙がる一龍へ。

いやぁ~もう訪問するのが遅すぎるを通り超し自分でも呆れてるが本当念願の初訪問となった一龍。

今年創業35周年を迎えた下北の有名老舗ラーメン店となりますが、提供してるラーメンは福井県に存在する「敦賀ラーメン」を提供するお店です。

約7年前に現地の敦賀ラーメンを二軒食べましたが、その内の一軒「中華そば 一龍(閉店)」店主の弟さんがこちら一龍の店主となるそうです。

兄からラーメン作りを教えてもらい、福井の一龍が開店した数年後にご自身もこの味で東京で店を開店したいと下北に店を構えたそうです。

ちなみに兄がラーメン作りを教わったのは敦賀ラーメンの

超有名店「中華そば 一力」で、兄のお店一龍は残念ながら2015年1月25日で閉店してしまったそうですが、その約1年後に「中華そば 天龍」として別の店主により同じ場所というか店をそのまま引き継いだ模様。

私が初めて下北の一龍を知ったのが約15年位前で、初めて存在を知った時にすぐにでも食べに行こうと思っていたが

生活圏内から遥かに近い下北の一龍よりもまさかの福井の一龍に先に行ってしまったという(・.・;)

 

 

お店の場所は下北沢駅北口から徒歩3分ほど。

下北沢一番街を抜けたらあるモスバーガーの少し先にあります。

幟や赤い提灯などが店頭に出てるので分かると思うけど

結構周りの店と一体化したりしてるのでうっかり見落として

しまう可能性も。

店内はそこまで年季が入ってる訳ではないが昭和のラーメン店という造りと雰囲気があり、赤いテーブルに小さめの赤いソファー風の椅子を使用。

厨房前にL字型カウンター14席あるが、席と席の感覚が狭く結構ギッチギチなので混雑時は肩をひしめき合い食べることに。

店主と恐らく息子さんと思われる二代目の2人体制で切り盛り。

調理は二代目が全てして、店主はビール飲んでくつろいでる常連さんと会話しつつ配膳・片づけ・会計をしてた。

メニュー。

 

 

全メニューは、中華そば700円・メンマそば700円・にんにくそば800円・もやしそば800円・ワンタンめん900円・チャーシューめん950円・冷やし中華(夏季限定)800円・各種大盛+200円・ギョーザ450円・ビール600円。

兄が切り盛りしてた福井の一龍とほぼ同じメニュー構成で

中華そばとトッピングによるバリエーションのみ。

夏期のみ冷やし中華を提供してるが、つけ麺風にして食べる珍しい冷やし中華。

会計は後会計制。

卓上調味料は酢・醤油・胡椒・ラー油。

 

 

他に無料のお新香が置いてありますが、ライスは無いのでお口直しに食べる用です。

 

 

注文したのは「中華そば」\700

 

 

にんにくそばやワンタンめんも気になったが、最初は基本の中華そばかなと。

ルックスは本場福井で食べた一龍と丼ぶりも含めほとんど同じで、黄金色スープと呼ばれる色合いもしっかり継承し

紅しょうがも中央に添えられてる。

スープは動物系醤油味。

オォ~!スープを一口飲んだ瞬間に思い出してしまうほど見事な敦賀ラーメンで、これよ!これ!と唸ってしまった!

出汁は豚骨・鶏ガラをメインにした動物オンリーとなるけど

若干乳化しており、旨味とコクはきっちりと突出してる。

こってりしてそうな見た目ですが、後口は意外にもマイルドであっさり気味のスープです。

そういえば本場敦賀ラーメンは胡椒がかなり効いてたけど

こちらの一龍は効いてたとは思うけど主張は強くなかったですね。

しかし、改めて食べてみたらこのスープは首都圏では食べれない個性ある動物系醤油。

 

 

麺は中細縮れ。

本場は軟らかめのややソフトでもちっとした食感でしたが

こちらでは適度に歯ごたえを残しつつもちっとした食感。

喉越しや啜り心地も良く、スープにベストマッチング。

 

 

具はチャーシュー4枚・メンマ・紅しょうが・輪切りネギ。

チャーシューは薄めにスライスされたモモ肉で、薄いけど

旨味は詰まっており美味。

ちなみに麺・スープ・具が見えなくなるほど丼一面に並べられるチャーシューめんは一龍の名物でもあります。

 

 

あぁ~久しぶりの敦賀ラーメンウマかった☆

本場で食べても好みなご当地ラーメンだったけど、東京で

食べてもかなり好きな地方のラーメンと痛感した。

にんにくそばとかも本場で食べてよかったし、今後はもっと行きたいけど最低年一位は食べたいな~。

 

 

ラーメン一龍

ポスト東京都世田谷区北沢2-30-11 北沢ビル1F

電話03-3466-1671

時計11時30分~21時

ぐぅぐぅ無休