中華そば べんてん@高田馬場【2014年6月28日閉店】
1995年12月オープンの「中華そば べんてん」に行きました。
今月中旬突然べんてんが閉店するという情報がネットに流れ
ラヲタや長年のべんてんファンの方で大きく話題となった。
閉店の情報が流れた後は連日閉店を惜しむ人達で長蛇の
列を作り、閉店した今でもまさかべんてんが閉店するなんて
信じられないと思ってる方も多いはずです。
私は閉店するからの駆け込みで行った訳じゃなく、今年
3月31日に約6年ぶりに訪れた。
その時はべんてんが閉店するなぞ思いも知らず、結果的に
最後になってしまったが行っといてよかったなと(-。-;)
ブログ開始して初のべんてんとなってしまったが、今回で通算
6回目位と昔は年に数回行っていた。
べんてんは1995年の年末に開店した自家製麺が評判の
ボリュームが他店の倍はある多さで知られ、ラーメン激戦区
高田馬場でも1,2を争う行列人気店。
間違いなく東京を代表する名店としても約20年間愛され続けたべんてんです。
元々は中華料理店として開店したが、東池袋にあった旧本店
「東池袋大勝軒」 にご主人の田中氏が何度も足を運び独学でラーメン専門店へとリニューアルした。
東池袋大勝軒も多大なる影響をラーメン界に与えたが、べん
てんもラーメン界に与えた影響は計り知れず、ラーメン店主でもファンの方は多くべんてん出身者のお店も数軒あります。
同じ自家製麺でボリュームのある「この店」 のご主人もべん
てんに何度も足を運び独学でマスターしたと言われている。
お店の場所はJR高田馬場駅早稲田口から徒歩5分ほど。
神田川沿いの年季が入った赤い看板のお店がべんてん。
ちなみに最寄駅は高田馬場だが、べんてんは豊島区になる。
店内が満席時は店前の神田川沿いにあるカーブミラーを
先頭に高田馬場方向に並び、食べ終えた客が出てきたら同じ人数だけ入店するシステム。
店内では待たないのが暗黙のルールだが、私の後に来た客は普通に数人店内で待っていたね。
店内も年季が入ったこぢんまりとした造りで、席と席のゆとりが無くひしめき合って隣の方と食べるカウンター12席。
田中店主が調理していたが、いやぁ~年をとりましたね(^^ゞ
私が初めてべんてんに行った時の田中店主は黒髪で髭を
生やし眼鏡を掛けていたからそのイメージが強く、数年前からラーメン本で田中店主が掲載されてるのを見たら本当昔と全然違うと言いたくなるほど老けたな~と。
昔は接客があまりよくなかったが、段々年をとっていき丸く
なっていったとも。
メニュー。
主なメニューは、ラーメン750円・メンマラーメン900円・
チャーシューメン1000円・チャーシューメンマラーメン1100円・
つけめん800円・つけメンマ950円・つけチャーシュー1050円・
つけメンマチャーシュー1150円・辛つけ850円・中盛(650g)
100円・大盛(1000g)300円・味付玉子50円。
基本メニューは開店から変わらず、ラーメンとつけめんの
2種類。
並盛で350gもあり、中盛は通常店の4倍となる650g、大盛だと
1000gにもなり、この麺量は生麺の状態を示します。
尚、大盛は中盛を完食した方のみ注文可能。特に証明書などはないが、見ない顔の方が大盛を注文すると聞かれます。
またメンマやチャーシュートッピングにすると、これらも尋常じゃない量が入ってくる。
このメニュー表はギリギリ増税前の時期に行ったので値上げ
する前の値段でした。
卓上調味料は酢・豆板醤・刻みにんにく・GABANブラック
ペッパー。
注文したのは「ラーメン」\750
べんてんの看板メニューはつけめんですが、私はべんてん
ではラーメン派なのでラーメンを。
盛り付けも丼ぶりも昔と変わらないルックスで、これはべんてんのラーメンだと分かる方も多いでしょう。
もうあれこれ書いてもしょうがないと思うので簡単に書いていくと、スープは動物系と魚介系のコクと風味が絶妙のハーモニーを醸し出し、昔に比べて濃厚に感じたが実にウマかった!
べんてんのスープこんなにウマかったっけと激しく痛感した!
麺は自家製の中ストレート。
いやぁ~麺も素晴らしくウマかった!喉越しの良い麺肌に、コシのある食感は噛めば小麦風味が広がるし、ボリュームはやや多い位だったが止まらずスルスルと胃に入っていく。
昔つけめんを頼んで見た瞬間分かるほどありえない少ない量で出されたことがあるのも今となってはいい思い出だ( ̄ー ̄;
具はチャーシュー・メンマ・海苔・刻みネギ。
チャーシューは大判タイプで食べごたえがあり、柔らかく旨味も残り美味!メンマも美味しい!
久しぶりに食べたが、スープ・麺・具のすべてが昔食べたよりも格段に美味しく感じて大満足でした☆
今年中につけめんを食べに再訪しようと考えていたら、まさかまさかの閉店という...
もっと通えばよかったな~と後悔だけが残る。
閉店の理由は田中氏の体力的な問題と建物の老朽化などが理由だそうだが、田中氏の体力が原因なんではないかと。
やはり名店の中華そば べんてんが閉店なんて悲しいね。
またどこかで復活してほしいと私も説に願っております。