
みなさん、こんにちは😊
公明党港区議会議員の野本たつやです。
今回は「育児休業給付制度」
に関する国への要望と
竹谷とし子参議院議員を通じた
厚労省との意見交換の内容をご報告します✍️
この制度は、保護者が安心して仕事を
続けられるだけでなく、子どもと過ごす
大切な時間を守り、健やかな成長を
支えるためのものです。
働き方だけでなく
子育てそのものを支援する視点が不可欠です。
📌港区での現状と課題

育休給付の延長に関して
制度への不安や疑問の声が、港区でも増えています。
背景には、昨年から全国的に制度運用が
変更されたことがあります。
今までの経緯は過去のブログ記事から👇
端的に言うと、今までは育休延長希望者は
「育休延長希望」にチェックを入れると
自動落選し延長できていたものが、
厳格化されたことにより
「自動落選」ではなく、「抽選順番を後ろに回す」に。
さらに、落ちるために形式的に申し込んだと
判断されると、落選しても
延長申請が却下される可能性も・・・
令和7年4月入園では、
「育休延長希望」にチェックをした方が109名。
一部は定員割れで入園となりましたが
審査はハローワークによる個別判断のため
自治体では基準が把握できず
「どう申請すべきか分からない」という声も
現場で聞かれます。
このため港区では現在、
保護者に対して 「なるべくチェックはしないように」
と案内せざるを得ない運用となっており
本来守るべき制度が
かえって使いづらい状況に陥っています。
この背景には、基準が不明確なまま審査が行われ、
「申請しても認められないのでは」という不安から、
現場への問い合わせが急増していることがあります。
保護者も職員も戸惑い
制度が本来の目的通りに使えない状況です。
📌当日の要望内容
竹谷議員を通じ、厚労省に対して
以下のような要望をお伝えしました📝
✅ 育児休業を2年まで
家庭の判断で選べる制度へ
見直してください。
✅ 延長申請の判断基準や
運用ルールを明文化・全国統一し、
誰にでも分かる仕組みに
してください。
✅ 「落選しても給付却下」など
制度の谷間に落ちるケースへの
リスクと対処方針も提示してください。
📌厚労省からの回答(概要)
厚労省からは、以下のような
趣旨の回答がありました🧑💼💬
✔️ 育児休業給付は
「就労継続を支援する制度」
という目的があるため、
原則1年を基本としている。
✔️ 長期の育休は復職の困難や
キャリアへの影響もあるとの
懸念から、延長はあくまで例外にしている。
✔️ ただし、最近の状況や声も
把握しており、今後の検討課題
として受け止めている。
また、判断はハローワークが行なっているため
区ではなく、ハローワークに問い合わせるのが
一番安全とのアドバイスもいただきました。


※1年以上取得している方は
女性12.9%・男性0.2%
📌公明党が拡充してきた育児休業給付制度の歩み

このように、制度の運用には課題がある一方で
育児休業給付制度そのものは
公明党の働きかけによって
大きく前進してきた歴史があります。
この制度ができた当初は
給付金そのものがありませんでした。
それを、公明党が国会で粘り強く働きかけ
2002年に給付制度が創設。
✅当初は育休6ヶ月で給付なし
→2005年に50%給付へ
✅2007年に1年まで延長可に
✅2014年には最長2年まで延長可能に
✅2022年からは「産後パパ育休」が創設
少しずつですが、着実に制度を前に進め
「育休を取りやすくする社会」を
つくってきたのが、公明党の取組みです💪
📌いま国が進めている新たな支援
こうした流れを受けて、
今年(2025年)からは──
✅ 「育児時短就業給付金」
時短勤務中の給与減を補う制度が
今年度から開始しました!
✅男性の育休取得をさらに進めるため、
環境整備や支援策の検討も進められています。
「育児は女性が担うもの」
という古い価値観から脱却し、
性別にかかわらず子育てを支える
時代に向けた改革が進んでいます👨👩👧👦
📌まとめと今後の対応

育児休業給付制度は、
「仕事を辞めずに子育てできる」
社会を実現するための、
就労支援と子育て支援の両立を担う重要な制度です。
しかし、今回のように制度の運用が現実と乖離し
現場で多くの混乱が生じる部分もあります。
子育てと就労のどちらかを諦めるのではなく
より、どちらも大切にできる仕組みに
していく必要があります。
だからこそ、今後も──
✅安心して子育てと仕事を両立できる制度設計
✅現場でも分かりやすく説明できる審査ルール
✅誰もが納得できる運用の明確化
これらを目指して、
「子育てを応援し、働く人を支える制度」となるよう
国と連携しながら改善を訴えていきます。
今回の意見交換をセッティングし
迅速に動いてくださった
竹谷とし子参議院議員にも感謝です✨
引き続き、皆さんの声を力に変えて、
子育てしやすい港区、そして日本へ。
全力で取り組んでまいります💪
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