ブログで~す。
ボウリングのレーンって、オイルが塗ってあるって知ってます?
しかも、そのオイルが、途中までしか塗ってなくて、10本並んだ
ピンの手前付近は、オイルが無い状態なんですよ。
力任せに、ドッカ~ン!と、真っ直ぐな球質で投げる方には、あまり
関係が無いんですが、我々のように、カーブのような曲がる球を投げる
者にとっては、このオイルの長さや、厚さ、塗られたパターンなんて
のが、非常に問題なんですわ。
私が行くボウリング場は、毎月、オイルのパターンが変わります。
先月までは、44フィートと長めのオイルだったのに、今月は 40フィート
と、1m20cmも短いオイルに成ってしまいました。
ボールに横回転を掛けて、ピンに向かって投げて、オイルの上では、
スリップして直進し、オイルが無く成った所で、一気に回転方向へ、
ググッと曲がる。大雑把に言うと、そんな感じです。
こんな具合だから、オイルが長いか短いかで、曲がるポイントが変わって
しまうんですね。しかも、相手はオイルですから、投げているうちに乾いて
状況が変わったり、ボールが通る部分のオイルが長く伸びたりして、
どんどん状態が変わって行くんですわ~。
ボウリングってね、こうして変化して行くレーンを読んで、レーンに
合わせて、投げ方や攻め方を変えて行くゲームなんです。「今日は
レーンが悪いからダメだ」なんて言ってる人は、ウマく成りません。
これって印刷も同じですよね。印刷の場合は、紙質が様々に変わる。
同じ紙でも、コンディションによって、メチャ変わってしまう。
工場環境も変わるし、印刷機の状態も変わってしまう。
ウマく行かなかった時の言い訳は、いくらでも有るってのが印刷です。
ですから、本当に印刷がウマい人って言うのは、そうした変化に対し、
シッカリと対応する術を知っている人、そして確実に実行出来る人の
ことを言うのだと思います。
ボウリングも、印刷も、どちらも室内でやるものです。雨や風の影響を
直接受けるワケではありません。屋外での仕事や、屋外でのスポーツに
比べたら楽なもんですわ。
本当にウマい人って言うのは、変化を即座につかみ、瞬時に対応出来る人。
ボウリングや印刷をやっていて、つくづく、そう思います。