表裏位置確認の方法 | 1級技能士・成田の印刷技術

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両面刷りの印刷物の場合、当然のように、表裏の刷り位置を確認しますよね。
表面のトンボと、裏面のトンボが、キッチリ合っているかって、当たり前の
ように確認をすると思うんですが、皆さんは、それ、どうやってます?

多くの人は、光に当てて、透かして、確認してると思うんですが、
あと、厚紙で透けない場合は、針で穴を開けて確認したり、カッターナイフで
小さな切れ目を入れて、確認したりってのが、普通の方法だと思うんですが、
いかがでしょうか?

ウチの会社(株式会社タツミ)の連中は、私に言わせると、チョット変です。
3年前にお世話に成って、初めて、その光景を見た時は、ビックリしました。
こんな事をするのは、コイツだけだろう、コイツ、きっとおかしいんだよ。
って思ってたら、ウチの会社の連中、みんな、同じやり方してましたわ~。

その方法ってのがですねぇ~。ハサミを使って、トンボの真上を切るっていう
やり方なんですよ。例えば、センタートンボに狙いを付けて、紙の端から、
そのセンタートンボ目掛けて、スパッと、切り込みを入れるんですわ。

それで、紙をひっくり返して、切り込みと、裏のトンボのずれ方を確認する
ってワケなんですね。

日本全国、いろんな工場へ、指導におじゃましましたが、このやり方に出合った
のは、ウチの現場が初めてでした。

確かにね、針穴って意外に見辛いから、このハサミの方が簡単かも知れません。
でも、私はハサミを使うのがヘタクソで、真っ直ぐに切る事が出来ないから、
私には、この方法は無理かな。