ブログで~す。
最近、難しい印刷物が多く成りましたね~。
ウチの営業が、お客さんから増刷を頼まれて、前回の製品を持って来るんですが、
それが、どんな紙を使って、どうやって刷った物なのかを判別するのが非常に
難しいですわ。
つい先日も、両面ラミネートされた会員券のような物を持って来て、「これの増刷を
頼まれたんですが、オフセットで出来ますか?」とか言う話。名刺サイズのカードで
金色のベタに、墨文字と赤の絵柄の2色刷り。
この手のカードって、樹脂板のような物にプリントして作ってる場合が有るんですよ。
そこで、まずは、このカードの側面から、ラミネートを剥がして、中身が紙なのかを
確認してみたんですが、剥がしてみると、これは一目瞭然、紙でした。
次に、金色のベタ。この金が印刷なのか、なんなのか?25倍のルーペで見てみると、
金の肌地が、やけにキレイなんですよね。これは、オフセットではチョット無理。
んじゃ、なんなのか?私の想像では、金色の紙ではないかと。
そこで、紙見本を取り出して、金色の紙を探してみると、有りましたッ!ピッタリの
風合いの、金ベタの紙が有りました。その紙に、墨文字と赤の絵柄が刷ってあるんですが
これがまた・・・。墨文字のエッジがボロボロで、なんかヒドイ印刷。
ひょっとして、トナープリンター?・・・まぁ、それでも、そこはオフセットでも対応が
可能なので、金の紙に、オフセットで、墨と赤を刷るって事で一件落着なんですが、
こう言った素材の吟味を間違うと、見積り金額が、飛んでもない事に成ってしまったり、
見本通りの物が出来ずに納品出来なかったりと、散々な目に合ってしまいます。
常日頃から、いろんな物を見て、目を肥やして行く事が大切ですね。