昨日の勉強会(あいちグーテンベルグの会)でのお話。
トレーシングペーパーの刷り方に関する事が話題に成りました。
トレーシングペーパーと言えば、薄くて、フィーダーの通りが悪くて、
しかもデリバリィでは、静電気がバリバリで、何とも成らんって紙ですよね。
こいつを、ウマく刷るためには、どうしたら良いのか・・・。
Y君:ありゃねぇ、紙積みの時に、風入れしてサバいちゃいかんのですわ。
オレ:はぁ?ナニ言ってるの?全くサバかずに積んでしまうってこと?
Y君:そう。風入れを一切せず、かたまりのまま、紙を積むんですわ~。
・・・何を言ってるのかなぁ、あんな出の悪い紙、一生懸命に風入れしなきゃ
まともに通らんのとちゃうの?かたまりのまま、紙を積むって、そりゃ、
メチャメチャ、非常識な話やんか~。と、Y君を半分以上、相手にせず、
「ああ、そう。」くらいで聞き流そうと思ってたら、なんと、K君が。
K君:ですよね。トレーシングペーパーは、風入れしちゃダメですよね。
Y君は、半分以上、ノリでしゃべるような人なので、こりゃ聞き流しても
イイか~、とか思ってたんですが、K君は、いつも、超真面目な人なので、
こりゃ、真剣に聞かにゃアカンのです。
K君:トレーシングは、静電気も起き易いし、湿気での波打ちも激しいから、
とにかく余分な事はせずに、ドカンと積んで、さっさと刷りたいですね。
Y君:そうそう、波打ちがね~。湿気に当てるのは、本当に良くないから、
トレペ(トレーシングペーパー)を包んでる包装紙も、ギリギリまで
開封しないようにせんとねッ!
またまた、Y君かい。なんかさぁ、Y君が言うと、なんでもオーバーな感じに
聞こえちゃうんだよなぁ~。・・・ギリギリまで開封しない。か~。まぁそりゃ
分からんくは無い話なんやけどね~。
K君:そうなんですよ!版も替えて、インキや他の準備も全部整えて、
全て準備OKに成ってから、包装紙を開けて、さっさと積んで、
さっさと、印刷を済ませてしまうのがコツなんですよ。
Y君:そう!モタモタしてちゃアカンねッ!
なんか、Y君が言うと、ウソっぽいんだけど、K君が言うなら正解なのか~。
Y君:信じれんかも知れんけど、だまされたと思って、1回やってん!
K君:このやり方がトレペを刷る常識だと思いますよ。
・・・Y君にだまされるのは、ちょっとイヤだけど、K君が、そこまで言うんなら、
一度、やってみるべきやろうね。
てなワケ、これが、トレペ印刷の奥義なのだそうです。
① 印刷直前まで、絶対に、トレペの包装紙を取らないこと。
② 積む時は、一切、風入れせず、かたまりのまま、積むこと。
この二つを守るだけで、非常に簡単に、トレペを刷る事が出来るそうです。
Y君の信頼性は、イマイチですが、K君が言うのなら、まず大丈夫ですから、
皆さんも、トレペの印刷の時には、是非、試してみて下さい。
Y君によれば、ビックリするくらい、楽に成るそうです。
・・・まぁ、Y君の話なので、話半分だと、思った方が良いとは思いますが。(笑)